「貴方の骨格はストレート?ウェーブ?ナチュナル?」と言われても、まだそれがなんなのかしっくりこない人もいると思いますが、骨格診断は自分に似合う服装を選びとる為のキーポイントとなります。
パーソナルカラーで似合う色が変わるように、骨格診断によって似合う服装も変わります。
自分らしさを追求する為に、自分に似合うコーディネートを知る為に、まずは骨格診断について詳しくなってみましょう。
Contents
骨格診断とは?
まず、骨格診断とは、ご自身に最も似合うコーディネートを導き出すために必要な診断方法です。
アパレルショップの素敵なスタッフさんのコーディネートを真似してみたのに、マネキン買いしたのに、何故だかしっくりこない…なんてことはありませんか?
これは、マネキンやスタッフさんをつくる骨格とあなたの骨格が違うから起きてしまいます。
ご自身の骨格や体のラインなどの全体的な質感という物が分かれば、それぞれのタイプに合ったコーディネートを導き出すことができます。

私達の体は生まれつき、「筋肉の付き方」や「関節の太さ」「脂肪の付き方」に特徴を持っています。
この特徴を理解して自分の骨格を正しく判断することで、自分自身に似合うファッションスタイルを導き出すことができるのです。
骨格診断は、1996年に骨格診断研究家の拓植氏から「骨格構造によるファッションコーディネート理論」の原型がICBI代表である二神弓子へ引き継がれました。
その後、二神を筆頭にICBIの研究チームが検証を重ね、現在の「骨格診断」を確立させました。
その後、多くの実績を重ねて、現在では骨格診断の書籍は数多く出版され、ファッション誌などでも特集が組まれるなどして広く認知されるようになりました。

骨格診断では、それぞれの特徴により「ストレート」「ウェーブ」「ナチュラル」の3タイプに分けられます。
鏡を前にして自分の体を客観的に見た時に、上重心なのか、下重心なのかといったバランスとボディラインの特徴を確認します。
そして、骨格の特徴がでやすい手首や胸元の厚み、ウエストラインや膝の大きさを実際に触れてその特徴を見極めて行きます。
骨格診断は生まれ持った特徴を見極めるものですので、診断する時に来ている服装で左右されることはなく、また、太っていても痩せていても同じ診断結果となります。
骨の太さはファッションによって左右されることはありませんし、太っていてもやせていても関節の位置が変わることはありませんよね?
生まれてからそしてこれからも変わらない特徴である骨格を把握することで似合うファッションを見極める診断なのです。
実際に診断をして確かめてみると、複合的な特徴を持つ方も多く、3タイプに分類するのは難しいケースもあるそうです。
もしご自身での判断が難しそうだったら、スクールやサロンなどに参加してみると、納得のいく診断結果を得られるかもしれません。
自分らしさをを最大限引き出すためにも、骨格診断はとっても役に立ちますよ。
ストレート・ウェーブ・ナチュラルの特徴とに合う素材
では、早速3タイプの特徴を見ていきましょう。
3タイプそれぞれに似合う素材もまとめていますので、洋服を選ぶ際に是非参考にしてみて下さい。

ストレートタイプ
ストレートタイプは全体的にメリハリのある体形をしています。
バストトップやヒップラインの位置が高く、胸元には筋肉のハリがあり、厚みがあるため、鎖骨や肩甲骨が目立ちません。
正面から見ると、腰の位置が高くなっていますが、ウエストと腰幅の差が目立ちません。
横から見ると、骨盤の後ろに筋肉のハリがあります。
太ももが太く、ひざ下は細くなっており、すねはまっすぐです。
膝の関節は小さく、目立たないので足がキレイに見えます。
手首が細く、丸っこい形をしているのも特長です。

固めの生地だと全体的に肉感を抑えてくれるのでバランスが整います。
ウェーブタイプ

曲線がなだらかで華奢な印象を受ける体形をしているのがウェーブタイプです。
皮膚に触れてみると全体的に柔らかで、筋肉がつきにくい体質をしているそうです。
鎖骨は細く、よく目立ち、首が長めな方が多いです。
鎖骨や手首、膝などの関節部分は目立つ印象があります。
どちらかというと下半身にボリュームがでやすく、下重心です。体重が増えても上半身はあまり太らないなんて方はウェーブタイプです。
太ももは細いですが、すねが外側に湾曲し易く、O脚ぎみの方も多いみたいです。
柔らかな印象の素材や、薄手で繊細なもの、ふっくらとボリュームのある素材が似合うでしょう。
ナチュラルタイプ
ナチュナルタイプはしっかりとした骨格が印象的です。
筋肉のハリではなく、個人差がありますが、骨格による厚みが立体感を出しています。
鎖骨は太く目立ち、健康骨や背中などは骨格によって立体的に見えます。
ヒップラインはストレートタイプに比べて平たいですが、骨盤がしっかりしているのでくびれがキレイに出ています。
全体的に個人差が多い印象があり、判断が難しいです。
カジュアルな服装やボーイッシュな服装など、ラフなイメージのファッションが良く引き立ち、おしゃれに着こなすことができます。
似合わない服を着てしまった場合はたくましく見えてしまいますが、他のタイプと比べると、「似合わない感」が意外と目立たない為、様々なファッションを楽しめるタイプです。

コットンやウールなどしわ感、シャリ感のあるものもおすすめです。
それぞれの骨格に合った服 パンツスタイル
パンツスタイルの場合どんな服装が似合うのでしょうか?
骨格のタイプ別でご紹介していきましょう。
ストレート
ストレートタイプの方はまるで欧米人のようなグラマラスな体系の方が多い特徴があります。
そんなストレートタイプさんに似合うパンツはすっきりとしたストレートシルエットのチノパンやウエストからヒップにゆとりがあり、足首にかけて細くなるデーパードパンツです。
また、ブーツタイプのパンツが映えるのもストレートタイプの特権!
上品な印象がありますので、オフィスでも使うことができます。
センタープレスデザインのパンツもおすすめです。
立てラインを強調して脚を長くみせてくれますので、きれいめコーデやオフィスコーデにいかがでしょうか?
デザインは柄なしのシンプルなタイプや、縦ラインを強調するストライプ柄がおすすめですよ。
気に入ったパンツスタイルコーデを見つけてくださいね!
ウェーブタイプ
華奢で女性らしい印象を与えるウェーブタイプさんは、重心の位置が低めなので、ウエストの位置を高く見せるハイウエストパンツや、すっきりと整えてくれるスキニーパンツがおすすめです。
ウェーブタイプさんはフリルやレースがあしらわれたブラウスがとっても似合う骨格です。
トップスはふんわりとボリュームのある物を選び、下半身はシンプルにしてすっきりとさせると全身のバランスを整えることができますよ。
ウェーブタイプさんはワイドパンツなどのカジュアル系が苦手と言われていますが、ワイドパンツも「丈が短め&ウエストにアクセントがあるタイプ」であればきれいに着こなすことができます。
ヒールのあるパンプスを合わせて肌色を見せることでスタイルアップをしてみてください。
まるでスカートの様なガウチョパンツやスカーチョもおすすめです。
普段パンツを履かない方でも違和感なく着こなせるので、おすすめです。
ナチュラル
カジュアルでラフなスタイルがよく似合う骨格なので、パンツスタイルはとくにおすすめ。
ヘルシーなデニムパンツなら足のラインをキレイに見せてくれます。
カジュアルな物をすっきり着こなせるのはナチュラルさんの強みですね。
もはやマストアイテムであるストライプ柄のリネンワイドパンツもすっきり着こなすことができます。
キレイめワイドパンツもいいですね。
センタープレスしたものならオフィスでも大活躍します。
ノースリーブのトップスと合わせてナチュラルに着こなしましょう!

それぞれの骨格に合った服 スカート
スカート、と一口に言ってもその種類は豊富にあります。
長さだけではなく、形や素材なども洋服選びのポイントにすると良いかもしれません。
ストレート
ストレートタイプさんにはキレイめスカートが似合います。
マキシ丈やアンクル丈なら腰回りをカバーし、気になる太ももを隠し、きれいなふくらはぎを目立たせることができます。
タイトスカートやラップスカートだとスタイルアップ!
広がりのあるものより、ストンとしたデザインのスカートだと気になる腰回りをカバーし、大人っぽく見せてくれます。
固めの素材だと尚いいでしょう。
肉感を感じさせてしまう生地を選んでしまうと、着太りの原因になってしまいます。ハリのある素材や固めの素材を選びましょう。
スリットのあるスカートだと、タイトスカートでも歩きやすくなります。しっかりと自分に合ったサイズ&色で似合うスカートを選びましょう。
ウェーブ
ウェーブタイプの方は全体的に華奢な骨格をしていると言われています。
そのため、アイテム選びも足し算を意識することでスタイルアップを望めます。
レースやフリルがあしらわれた甘いイメージのスカートや、ボリュームのあるふんわりとしたフレアスカートがよく似合います。
ティアードスカートやマーメイドスカートなどもオススメです。
ひざ丈くらいのスカートを選ぶと納得のいくコーデになるそうです。
プリーツスカートの場合はプリーツが細かい物を選びましょう。チュールなどのふんわりとした素材のプリーツスカートなら、動く度ふんわりとゆれてとっても可愛く仕上がります。
裾がひらり広がるタイプのスカートなら、ミディ丈のスカートでもキレイに着こなせます。
シフォンの様な生地であれば上品に着こなすことができ、大人女子にもおすすめできますね。
ナチュラル
ナチュラルさんにはゆったりとしたシルエットが良く似合い、自然の素材がベストマッチします。ナチュラルさんがスカートを取り入れる時はシャツ等の甘さを抑えるトップスを選びましょう。
袖をまくったり首元をゆるくあけたりすることで、ナチュラルにマッチしてくれます。
丈は長めのスカートを選ぶと、骨格を優しく魅せてくれるのでおすすめですよ。
柄はカジュアル感のあるチェックやペイズリー柄などを選んでみてください。
リネン素材やデニム素材のものだと、シンプルにまとめられるのでこなれ感がUPします。

それぞれの骨格に合った服 ワンピース
女性らしさのある可愛らしいワンピースにも色々な形があります。
パッと見て「可愛い!」と思っても自分に骨格に合っていない服を選んでしまうと、なんだか不格好になってしまう可能性もありますので、一度店頭で試着をしてみるのも良いかもしれません。
ストレート
ストレートタイプの方はグラマラスなボディラインが魅力的です。
その良さを最大限生かすためにも、サイズはジャストサイズな物を選びましょう。
ゆったりめのIラインワンピースなら、気になるところを隠して上品なアプローチができるのでおすすめですが、チープになりすぎないように素材選びを大切にしましょう。
反対にタイトなワンピースならボディラインを生かしたスタイルで大人可愛く仕上がります。
場面によって切り替えてみてください。
ストンとしたシルエットのワンピースでもハリのある素材を選べばカジュアルに着こなせます。
大切なのは素材選びです。
ハリのある素材や固めの素材を選ぶことでストレート骨格にぴったりなワンピースを見つけることができますよ。
ウェーブ
ウェーブ骨格さんに似合うのはXラインのワンピースです。
下重心になりがちなので首元やウエストを強調して、目線が上になるよう意識しましょう。
薄手で抜け感のある素材を選ぶことで女の子らしさをUPできます。
フリルやレースなどが得意なのはウェーブ骨格さんのいいところです。
丸襟やフリルのあしらわれた甘いワンピースでも違和感なく着こなすことができますよ。
繊細なレースデザインのワンピースやかわいい柄のフレアワンピースなどを楽しんでくださいね。
ストンとしたデザインのワンピースは子供っぽくなりすぎてしまうので注意が必要です。
スタイリッシュなコーデが楽しみたい時には、腰にアクセントがついていたり、ショルダーを強調していたり、目線が上になるデザインかどうかを見てみてくださいね。
ナチュラル
ナチュラル骨格の方にはナチュラルな服装が良く似合います。
リネンなどの天然素材の物を選び、デザインはシンプルな物がいいでしょう。
ざっくりとしたシルエットと相性がいい骨格なので、シャツワンピースがとっても良く似合いますよ。
ラフなデザインのワンピースはナチュラル骨格さんの得意分野です!
バッグやアクセなどのアイテム選びで周りと差を付けてみてはいかがでしょうか。
トレンドのレイヤードスタイルを楽しんでもいいですね。

自分の骨格を知ってファッションをより楽しく!
いかがでしたでしょうか?
骨格によって似合う服が違うというのは驚きでしたね。
正しく理解することでイマイチ似合わない服を買ってしまうことも少なくなりそうですね。
骨格は生まれ持ったものですので、変えることはできません。
ですが、ちょっとしたアイテムをプラスしたり、素材を変えてみることによって服を骨格に合わせる事ができます。
なりたい自分に変わる為にも、自分の持つ個性をしっかりと見つめて、本当に似合う服を選べるようになりたいですね。
自分に似合う服を選べるようになれば、今よりももっとファッションを楽しめるようになるはずですよ。
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