あまり知られていないのですが腸もむくむことがあるのです。
今日は腸がむくむとどうなるのか、またその原因などを見ていきたいと思います。
興味のある方は是非読んでみて下さい。
Contents
むくみ腸の原因
むくみ腸は血流の流れが滞ったりして、その管に水分や老廃物が詰まったりしてしまい、それが原因でむくみます。
そのむくみ腸を内視鏡などで見ると、凹凸のあるヒダのような腸壁の壁が緩慢で今にも崩れそうな、水が入ってふやけた麩菓子のようになってしまっている状態なのです。
- 下剤の使いすぎにより、腸が炎症を起こして血流が悪化してしまい滞る
- 長時間デスクワークなどで、腹が折りたたまれるような状態が続くと、腸近辺も圧迫され血流が悪くなる
- 何かしら疲労状態がしっかり抜けてない状態(例えばアルコールを過剰に摂ってしまった翌日や寝不足など)
他には、食べ物が偏っていたり運動不足になっても便秘になり、腸にある老廃物が漏れてむくむそうです。
このむくみ腸の状態になるとおなかがぽっこりと出てしまいます。
内視鏡で腸内を見ると水分を含んだ麩のように膨らんでいますので、見た目がそういう形で表れてしまうのです。

むくみ腸にも効果がある生姜ココアとは
むくみ腸はより細かくいうと何かしらの原因で腸内に不必要な水分が溜まってむくんでいるという状態のようですが、改善するには生姜ココアという飲み物があります。
生姜ココアに含まれる成分
「生姜ココア」の成分ですが、生姜に含まれるショウガオールという成分があります。
この成分は生姜過熱前はジンゲオールという成分で、殺菌作用や生魚の臭みや食中毒予防に効果があり血流を良くしてくれます。
しかし、ジンゲオールだけでは身体の末端は温められますが、内部の温度は下げてしまいます。
これを加熱してショウガオールにするのです。
すると、胃腸や心臓に働きかけて体の内側から体温を上げてくれます。
内部から温められますので長く身体が温まる成分となります。
ここにココアを加えることによって、ココアに含まれるフラバノールが血管を弛緩させる酸化窒素の発生を促すことによって、血圧を低下させて血流を改善、心臓疾患のリスクも低めてくれるのです。
この2つの成分は臓器と血管を有益な方へと2つの角度から作用してくれます。
ただ生姜だけですと、やはり大半の人はそのまま加熱して摂っても良い味はしないだろうし、満足しないでしょう。
だから、味が比較的強いココアと混ぜることで飲みやすくなります。
ショウガオールは100度以下の温度で効率的に発生することを鑑みれば、ココアと生姜と沸騰させたお湯を入れるだけということになりますので、効果や摂取の仕方からして非常に相性が良いともいえます。

生姜ココアの作り方
まず、擦り下ろした生姜を温めても大丈夫な容器に入れます。
そこにお水を入れ数分加熱してからにしておくと、ショウガオールの効果が最適な状態になります。
そこにココアを入れてお召し上がりください。
もちろん、分量を変えても別に構いませんし、お好きな濃さの味や牛乳やはちみつなど味を若干変えて好きな味でお楽しみいただくこともオススメです。
目安としては一日2杯程度で朝と夜あたりで摂取してみて下さい。
あまり飲み過ぎても別の問題が出てくるかもしれないのでほどほどにお願いします。
むくみから便秘の改善まで期待出来る腸もみマッサージ
物理的なケアとして腸もみマッサージというのが今注目されています。
メリットとして、腸の緊張をほぐし、腸が便を送り出すための”蠕動運動”を促進し機能を正常化させます。
腹をもみほぐすと、骨盤の歪みが少しずつですが矯正されます。
そうして溜まった便なども排出し健康的で正常な腸を目指します。
むくみ解消、スリムアップ、腸が下がり気味の方には胃下垂の緩和、便秘の解消など色々と期待できるでしょう。
ご家庭でできますし、何よりお金が掛からず好きな時にできますので、気になる方は是非やってみて下さい。
やり方をご紹介します。
- 床に仰向けになりお腹が出るぐらいに上半身を脱ぎ、おへその穴の左右隣を両指で押します。そして左右の押した部分から開くようにほんの少し離した部分を押してください。
- 次におへその穴の上下も同じ要領でやりましょう。
- その後、その十字のポイントから3回転ほど回るように指で押してください。
- 身体を横臥させて腰に手を当てるような感覚で、右手で腸骨下からわき腹をつかみます。
- そこから、上にスライドさせるようにもんでいきましょう。肋骨に当たったらストップです。
なるべく深呼吸して内臓を動かすように、押していて痛い手前の気持ちいいぐらいのレベルの力で押してください。 腸部分を傷めていたり、食後や激しい運動の後は刺激が強すぎて、体調を崩したり、より痛くなってしまうので控えるようにして下さいね。
食生活から改善する方法
腸むくみの原因も含めて改善する方法や食べ物をご紹介いたします。
始めに便秘により腸内で老廃物が溜まってしまうのがむくみの原因になるわけですが、第一に一日三食決まった時間に摂ることが大切です。
というのも規則正しくすることで、腸が動きやすくなります。
特に朝起きた時に朝食を摂ることは、胃腸の働きを良くします。
食物繊維なども豊富に摂りましょう。
一日の目安は野菜350g摂り、食物繊維は25gです。
食物繊維の多い食べ物
食物繊維の多い食べ物にはどういったものがあるでしょうか。
挙げていきますと一例として以下のようなものがあります。

穀類 | 豆類 |
|
|
芋類 | 野菜 |
|
|
青菜類 | 果物 |
|
|
きのこ類 | 海藻類 |
|
|
水分や乳酸菌、ミネラル等を摂取する
水分補給もしっかりしましょう。
腸に便が溜まる時間が長いほど水分が吸収されてしまうため、水分をしっかり摂って、便を出しやすくするのです。
マグネシウムやカルシウムなどミネラルを多く含む硬水は、便を柔らかくしてくれます。
発酵した食べ物などもとても効果的ですね。
簡単なヨーグルトやお漬物などを毎日朝食に摂り入れてみましょう。
朝の腸の働きの助けになってくれます。
特にヨーグルトは乳酸菌やビフィズス菌が豊富にあり、それが腸内環境を良くしてくれます。
味は好みのもので構いません。

他にも発酵食品として納豆やお味噌、かつお節やチーズなど色々ありますし、朝食べやすいものが多いので、摂り入れてみては如何でしょうか?
(筆者もよく食べますし、お味噌汁に納豆を入れてそれでいただくこともあります。)
- ネバつきのあるメクラやオカブ、山芋など→便のお通じを助けてくれる
- ごぼう、たまねぎ→腸の善玉菌の良いエサになる
- にんにく、生姜、きゃべつ、人参、豆類→抗酸化作用があり、腸内の働きを妨げる活性酸素を取り除いてくれる
これは肥満の要因にもなります。
疲労回復で腸の活動をよくする
次に疲労回復で腸の活動を良くしましょう。
疲労が溜まってしまうと腸の動きも悪くなりますし、疲労の影響による日常生活の悪化からむくみ腸にもなってしまいます。
筋肉の疲労や肉体の疲労にはビタミンB1が多く入っている食品を摂りましょう。
- 豚肉
- ウナギ
- 卵
- 豆腐
- ニンニク

ビタミンB1の吸収を助けるアリシンなどが入っている食品は以下に挙げられます。
- ニンニク
- ニラ
- ネギ
この二つを同時に摂ることで効率よく吸収でき、刻んだり潰したり、熱を加えることでより効果的に美味しく頂けます。
他にもビタミンB2も有効でレバーやウナギ、卵、納豆などに多く含まれます。
レバーなどは血の生産量の助けになってくれますし、血行が良くなれば疲労の回復の一役買ってくれます。
精神的なストレスのケアも
精神的なストレスなどのケアも忘れてはなりません。
それにはビタミンCが効果的です。
ストレスなどで生まれた活性酸素を取り除いてくれる働きが期待され、酸味がまたシャキっとさせてくれます。
- レモン
- グレープフルーツ
- オレンジ
- キウイフルーツ
- 柿
- ピーマン
- パプリカ
- ブロッコリー
- ゴーヤ
酸味もあり、カレーは野菜もたくさん入る料理なので夏などの暑さで参っているときに食べやすくオススメです。
果物などは先述のヨーグルトと合わせて朝摂るのも良いでしょう。
血流をよくするなど総合的な対策を
血流の流れの悪い方にはこんな食材がお勧めです。
- たまねぎ
- ニンジン
- 納豆
- 生姜
- 香辛料(ターメリックやクミン、コリアンダーなどインドでよく使われる香辛料)
後はまんべんなく食べて、姿勢などはあまり腸に負担が掛かるのを控えたりして改善に向けてやっていけば健康な腸生活が生まれるでしょう。

便秘になりやすい食べ物や食べ方とは
便秘になりやすい食べ物には「肉類」が挙げられます。
肉類はタンパク質のためほとんどが腸で吸収されるので便の量が減ります。
便の量が減ると蠕動運動が弱まるため便秘になりがちです。
また悪玉菌を発生させることで、腸内環境を悪化させるとも言われています。
しかし、適量であれば動物性の脂が含まれているのでお通じに良いとも考えられます。
偏った食事にせず、規則正しく適量を摂るように心がけましょう。
他にも菓子類の食べ過ぎやお菓子だけで食事を終わらせてしまったり、あるいはアルコール類の呑み過ぎ、硬い食べ物、濃い味の物、揚げ物もほどほどにしないと便秘になりやすくなります。
少しでも食べるとダメというわけではなく、過度に食べ過ぎると便秘になりやすいので、ほどほどの量で楽しい食事を致しましょう。
食べ方も偏食したり、あまりよく噛まないで飲みこんだりするなども良くありません。

見た目だけでなく健康状態にも関係するむくみ腸
ポッコリお腹のむくみ腸の大半の方は、出っ張ったお腹は悩みの種ですし、露出する海水浴や温泉などではどうしても気後れしてしまいますね。
また、健康の面でもあまり体が良い状態ではないということのサインでもあります。
お読みになられた方はこれを機にご自身の食生活、日常の姿勢、意識を変えてみてはいかがでしょうか?
その他のむくみと腸に関する記事はこちら
そのむくみは栄養不足から?ぜひ摂りたい食材・飲み物を分析してみました
むくみに効果的なのは青汁!?青汁の美容と健康の効果を解説します!
おすすめのむくみアイテムはこちら
オーガニックルイボスティー効能は?高血圧やダイエットに効果あり?