日々の肌のお手入れのときに、なんだか顔がたるんできたなと感じることはありませんか?
特にほうれい線や二重アゴが目立ってきてしまうと、老けて見られたりだらしない印象を与えたりしないか不安になってしまうこともありますよね。
そんなお悩みを今回は顔筋トレーニングで解消してみましょう。
顔のたるみの原因と顔筋トレの効果を見ていったのちオススメの顔筋トレを紹介します。
顔はどうしてたるむ?
顔がたるむとほうれい線などの加齢サインが現れて、老けた印象になってしまいます。
たるみは主に表情筋の衰えやさまざまな要因からなるコラーゲン・エラスチンの減少、そして老廃物の蓄積によって起こります。
表情筋の衰え
表情筋の衰える原因も大きく分けて2つあります。
それは加齢と表情筋を使わない無表情です。
デスクワークがメインの仕事だったり家にこもりがちだったりして人と話す機会が少ないと、表情を使うこともほとんどなくなってしまいます。
また、スマホの使いすぎでも下を向き続けることが多いため、表情筋が固まってしまい顎のたるみが出てしまいます。
20代前半でもスマホの使いすぎで顎がたるみ、二重あごになってしまうことが増えているため気をつけたいものです。
コラーゲン・エラスチンの減少
皮膚は表皮・真皮・皮下組織の3つの層で構成されており、コラーゲンとエラスチンは真皮に存在しています。
コラーゲンもエラスチンも肌のハリや弾力を保つ役割がある、肌に欠かせないものです。
コラーゲンとエラスチンが減少する原因はさまざまです。
その原因の中でも加齢やストレス、紫外線が代表的です。
加齢 | 年齢を重ねるとともに新陳代謝(ターンオーバー)が低下してコラーゲンの量は減少します。 また、時間とともにしなやかさを失ったコラーゲンが肌内部に残ってしまうことで表皮を支えることができなくなり、肌にたるみを生んでしまいます。 |
ストレス | ストレスによって自律神経やホルモンバランスが乱れてしまうと新陳代謝が乱れ、コラーゲン・エラスチンを生み出す線維芽細胞の働きが鈍くなってしまいます。 |
紫外線 | 紫外線を繰り返し浴び続けると線維芽細胞が委縮してしまってコラーゲンやエラスチンなどの生成量が減ってしまいます。 さらに、コラーゲン・エラスチンも紫外線によって変質させられてしまい、肌の弾力やハリが低下することでたるみに繋がってしまいます。 |
老廃物の蓄積
老廃物が溜まることで線維芽細胞の活動ができなくなり、コラーゲン・エラスチンなどの生成が止まることで顔にたるみが生じます。
老廃物の中でも面倒なのは活性酸素とAGE(終末糖化産物)です。
また、運動不足によっても体内に老廃物が溜まって肌のたるみを生んでしまいます。
活性酸素には免疫機能の一部を担う役割がありますが、増えすぎると正常な細胞まで攻撃してしまい、肌にも悪影響が出てしまいます。
コラーゲンやエラスチンといった物質を生み出す線維芽細胞もダメージを受けてしまい、肌のハリや弾力が低下して顔がたるんでしまうのです。
AGEはコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸などを破壊して肌細胞を老化させてしまうくらい毒性が強く、肌の弾力を保つ成分が破壊することでたるみが生じます。
AGEは食後1時間の血糖値が上がるタイミングでできやすくなります。
血糖値の上昇を穏やかにすればAGEの発生も少なくなるため、消化吸収のいいものを選ぶかよく噛むことを意識してみましょう。
肌細胞に栄養が行き渡らなければコラーゲンやエラスチンの生成もできず、たるみの原因になります。
運動不足によってエネルギーを消費できないと、余った分は脂肪として体に蓄積されます。
このとき糖分もたくさん血液中に溜まり、血管から糖化を引き起こしてしまいます。
栄養を運んで体中に受け渡すパイプの役割がある血管にそういった異常が生じることによっても、コラーゲン・エラスチンを作り出すことができなくなってしまいます。
顔筋トレの効果

普段なんの気なしに動かしている表情筋は、なんと30種類以上もあります。
ひとつひとつの筋肉は全身の筋肉に比べてみれば小さいため、早ければ1週間ほどで効果が現れることもあります。
顔の筋トレを行うと多くのメリットがあります。
たるみ・シワを改善できる
顔の筋肉を鍛えることで内側からの弾力が生まれます。
凝っていた表情筋の血流も良くなるため肌に栄養が行き渡るようになり、ハリや弾力を生み出す物質の生成が促されるので、肌のたるみやシワの改善も期待できるでしょう。
また、リンパの流れを促進することで老廃物の流れをよくして、肌のさまざまな悩みが解消されることも期待できます。
表情が明るくなる
表情筋を鍛えておくことで表情がキュッと締まり、元気な笑顔が作れるようになります。
笑顔が素敵と言われて嬉しくないということはないはずです。
さらに、いろいろな表情筋を鍛えておくことで表情グセも改善します。
薄めがちになった目も目周りの筋肉を鍛えればパッチリ開くことができ、下がってしまった口角も口周り・頬の筋肉を鍛えることでリフトアップできます。
フェイスラインが整って小顔になる
顔の筋肉を鍛えることでシワやたるみが改善されて小顔になります。
表情筋の多くは口周りの筋肉と連動しているため、特に口周りの筋肉を鍛えるとより効果的です。
それらを鍛えていくと顎の引き締めにも繋がってきます。
二重あごも改善されることで若々しい見た目を手に入れることもできますよ。
オススメの顔筋トレ①

顔全体の筋肉にアプローチをかけるトレーニングです。
顔をくしゃくしゃにしぼめてパッと開くことで、大きく筋肉を動かすことができます。
血行や代謝も促進されるため全てのパーツの引き締めが期待できますよ。
- 顔のパーツを中央に寄せるように顔をくちゃくちゃにして5秒キープする
鼻を中心に顔全体をキュッと内側に縮めるイメージです。 - 思いっきり顔をパッと開いて、その状態を5秒キープする
力まずにリラックスしつつ口と目はしっかりと開きます。 - ①と②をあと2回(計3回)繰り返して終わり!
毎日続ければたるみが取れて、表情豊かになること間違いなしです。
必死になりすぎず気軽に楽しく行うことが続けるコツですよ。
慣れてきたら回数を増やして行いましょう。
オススメの顔筋トレ②

ムンクの叫びのような表情をとり、口周りと目の筋肉にアプローチをかけます。
ガッカリしたときにガーンという顔をするイメージで、大きく筋肉を動かしましょう。
リンパと血液の流れを促進でき、むくみやたるみ解消に効果がありますよ。
- 口を「お」の形より少し縦長にする
大きく開きすぎず、ほうれい線が消える程度がベストです。 - 目線を上に向けてほうれい線周りに力を入れて伸ばして10秒キープする
ほうれい線の付近とまぶたが少しピクピクする強度が丁度いいです。
疲れてきて額にシワを寄せないように注意しましょう。 - これをあと4回(計5回)繰り返したら終わり!
口角のリフトアップと目の周りの血流アップが期待できるため、目の下のクマが薄くなって自然な笑顔を作れるようになりますよ。
目に疲れが溜まってくる夕方から夜に行うのがオススメです。
オススメの顔筋トレ③

舌を回すトレーニングで、口周りやフェイスラインなどに働きかけます。
口の中であめ玉を転がすイメージですが、実際に舐めながら行うのもいいでしょう。
一回で3セット達成する必要はないので、朝・昼・夜というように時間を置いて行いましょう。
- 口の中で右回り(時計回り)に大きく円を描くようにゆっくり舌を回します
2秒で1周するくらいのスピードでじっくりと舌や顔の筋肉を伸ばしましょう。 - 左回りにも20回まわす
最初のうちは10回でも苦しくなりますが頑張りましょう。 - ①と②で1セットとして、できれば1日3セット行う
たるみやシワを改善だけでなく、スマートなフェイスラインに仕上げてくれます。
さらに、口周りと舌の筋肉を鍛えることでハキハキと喋れるようになり、印象もガラッと変わりますよ。
顔筋トレで引き締まった明るい毎日を
今回は顔のたるみの原因と顔筋トレの効果、オススメの顔筋トレーニング3つを見てみました。
顔のたるみの原因は非常に多く、すべてに対応するのは正直難しいという方もいると思います。
そんな方にオススメしたいのが顔筋トレーニングです。
今回紹介した顔筋トレーニングは1日たった数分でさまざまな表情筋を鍛えることができます。
たるみのお悩みはもちろん、普段表情に乏しい・怒ってるように見られるという悩みにもぜひオススメです。
たるみを解消して美しいフェイスラインとハツラツとした表情を手に入れ、今より何倍も明るい毎日を送ってみませんか?
たるみケアをもっと行いたい方にオススメの記事はこちら
シワ・たるみに効果的な基礎化粧品は?気になる成分をまとめてみました
20代で出来てしまった口元、頬のたるみ対策とは!?3大老けラインを防ぐには
たるみにオススメのアイテムはこちら
口コミからみる『リフトアップクリームrosy』の効果は?即効性のあるプチプラでたるみ対策!!