人の肌の色には僅かな違いがあり、自身の肌に合う色を診断する時に用いられるのがイエローベース(イエベ)とブルーベース(ブルベ)です。
この違いを意識せずメイクをすると、メイクが不自然に浮き出たり顔色が悪く見えたりします。
今回はそういったことを避けるために、くすみ対策としてメイクをする際の色使いをご紹介します。
Contents
くすみの原因
くすみになる原因はターンオーバーが乱れて肌のキメが崩れてしまうことで、角質肥厚が起こり、くすみとなってしまうのです。
大きな原因は角質肥厚で、本来は剥がれ落ちるべき古い角質がいつまでも剥がれず溜まっていき、分厚く残ってしまうことでターンオーバーが乱れ肌のキメが崩れてしまうことで起こります。
このターンオーバーというのは偏った食生活や睡眠不足で周期が乱れます。
また、お風呂場で必要以上に体をこすって洗ったりお風呂上がりの速やかな保湿を怠ったりしても、ターンオーバーの周期は乱れます。
紫外線と乾燥による外部からのダメージでも、ターンオーバーの周期は乱れます。
このようにターンオーバーの周期が乱れる原因は、日常に溢れています。
全てシャットアウトするのは不可能なので「ターンオーバーは乱れて当たり前。そうならないように、自分の意思で改善しよう」と前向きに捉えながら対策をしましょう。
- タンパク質もビタミンも食物繊維も摂れるバランスの良い食生活を心がける
- 夜遅くなってしまっても必ず同じ時間に入眠するようにする
- お風呂場では体を優しく洗い、入浴後の保湿を欠かさない
- 紫外線を和らげるクリームを塗る
- 化粧水や乳液で顔の肌の乾燥を防ぐ など
今回紹介するくすみ対策もそういった「基本的な肌ケア」を行いつつ、読み進んでいきましょう。
肌ケアを根本から解決すれば、メイクの仕方も自然と乗るようになってくるでしょう。
イエローベースとブルーベースとは
冒頭で少し触れましたが、自分に合ったメイクや服の色を診断する時、パーソナルカラーと呼ばれるベースになる色を用いて診断しています。
このパーソナルカラーを大まかに二つに分けるとイエローベース、ブルーベースになります。
大まかにいえばイエローベースの肌は暖かみがあり、ブルーベースの肌は逆にクールに見える肌色をしています。
ご自身がどちらの肌カラーに属するのか、簡単に診断できる見分け方を表にしました。
ー | イエローベース肌 | ブルーベース肌 |
血管 | 緑色に見える | 赤や青っぽく見える |
指先 | オレンジや茶色っぽく見える | 赤やピンクっぽく見える |
髪や瞳の色 | 茶色っぽく、瞳の瞳孔がよく見える | 黒くて瞳の瞳孔が見えない |
日焼けの仕方 | 赤くならずに黒くなる | 赤くなって元に戻る |
ご自身のベースカラーを知ることは、自分の「似合う」を見つけるために大事なことです。
例えば、ブルーベースの方が紫系のリップを使うと鮮やかにしっくりきますが、オレンジ系のリップだと、際立つもののなぜか不自然に浮いて見えるのです。
このように見えてしまうのは、配色が正しくないからです。
自分で確認して満足できるのももちろん大切ですが、周りから見ても納得してもらえるような見た目にしたいですよね。
パーソナルカラーを調べて身に着けることでよりおしゃれを楽しむことができると思います。
イエベ肌のくすみをカバーするメイク方法や色
では、ここからくすみをカバーするメイク方法を解説していきましょう。
コントロールカラーでベースメイク
次の項目で紹介するブルーベースも同様ですが、くすみをカバーするには「コントロールカラー」を使いこなしましょう。
肌の色合いを調節してキレイに見せることができます。
肌のシミや赤み、クマといった悪目立ちしている部分を隠してくれるのはもちろん、くすみもカバーしてくれます。
使用する順番は、ファンデーションの前に付けます。
お手持ちの化粧下地があるならそれをコントロールカラーの前に塗って仕上げておきましょう。
塗る際は顔全体に使う場合と気になる部分に使う場合がありますが、今回はくすみの特集なので気になる部分に薄く均一に塗りましょう。
塗りすぎるとメイクが崩れやすくなる原因になってしまうので気を付けましょう。
コントロールカラーのあとはコンシーラーを使って目元、口元のちょっとしたシミ・くすみやクマ、しわを隠しちゃいましょう。
その他のポイントメイクの選び方
もし、ブラウンのアイシャドウが馴染みにくいときはベースにベージュやイエローのアイシャドウを塗って加減しましょう。
ピンクにふわっとイエローを乗せたようなピーチピンクやコーラル系を選びましょう。
もし、赤系を使いたいのであれば、できるだけ透明感のあるクリアで発色のある物にしましょう。
ちょっぴりオレンジ寄りの色が決め手です。
赤系を選ぶときも黄色がかった色を選びましょう。
ブルベ肌のくすみをカバーするメイク方法や色
次はブルーベース肌のメイク方法です。
ブルーベース肌のベースメイクとは
ブルーベースの方もイエベ同様に部分的にコントロールカラーを使いましょう。
メイクが崩れないよう、肌の凹凸を無くして滑らかに整えていくのもポイントです。
ブルーベースにオススメのコントロールカラーはピンク、パープルですが、くすみをカバーするのであればオレンジが効果的です。
使い方の順番は前の項目:「イエベ肌のくすみをカバーするメイク方法や色」を参照してみてください。
ブルベのポイントメイクの選び方
ブラウン系を使いたいのであれば、ココアブラウンがフェミニンさを出しながら落ち着いた目元にしてくれます。
もし、ベージュ系にも挑戦したいときはピンクが混ざったベージュが緩和されます。
イエベ肌とブルベ肌のそれぞれオススメのコンシーラー
記事の前半にコントロールカラーの重要さを説明しましたがコントロールカラーでベースを明るくしておくからこそ、コンシーラーの効果が最大限発揮されます。
広範囲を得意とするコントロールカラーに対し狭く限定的な範囲に有効なコンシーラーは、小回りが利きます。
コンシーラー無しにメイクは成り立たないとも言えるので、ここでイエベ肌・ブルベ肌におすすめなコンシーラーをご紹介します。
イエローベース肌にオススメなコンシーラー
最初はイエローベース肌にオススメなコンシーラーです。
フィックス イット カラー

- メーカー名:DIOR
- 商 品 名:フィックス イット カラー
- 価 格:¥4,620(税込)
ひと塗りで美肌が叶うコンシーラーです。
くすみだけじゃなく毛穴や小じわにも使えます。
イエローベースにオススメなアプリコットとイエロー、ブルーベースにオススメなグリーンとブルーの4色。
すばやく自然になじみ、色ムラを補正します。
オーガニックスティックコンシーラー

- メーカー名:アクアアクア
- 商 品 名:オーガニックスティックコンシーラー
- 価 格:¥2,530(税込)
シミ・そばかすはもちろん、ニキビや肌荒れなどにもケアできる万能のコンシーラーです。
そんなコンシーラーだからこそ、植物やフルーツのトリートメント美容成分を配合しています。
スクワランオイルやキイチゴのエキス、オーガニック認定成分であるアルガンオイルも配合し、お肌を整えながらカバーします。
アドバンスド スムージング コンシーラー

- メーカー名:THREE
- 商 品 名:アドバンスド スムージング コンシーラー
- 価 格:¥3,850(税込)
2019下半期ベストコスメで集英社より『MAQUIA』第一位・講談社より『VoCE』第二位を記録したコンシーラーです!
ペンシルタイプだからピンポイントでくすみカバーできちゃいます。
8種の植物オイルや植物エッセンスが配合され、優しく肌をトリートメントしながらカバーします。
なじみやすく重ねられ、パラベンフリー・合成香料不使用なのでお肌にも優しいです。
ブルーベース肌にオススメなコンシーラー
次はブルーベース肌にオススメなコンシーラーです。
カラーミキシングコンシーラー

- メーカー名:キャンメイク
- 商 品 名:カラーミキシングコンシーラー
- 価 格:¥825(税込)
このアイテム1つで自分だけの色が作れる3色入りのコンシーラーです。
マルチにお肌の隠したい部分をカバーできます。
特に01番のライトベージュは明るめの色なのでブルベ肌の方には合わせやすい色となっています。
色は4種類展開されています。
スーパーベーシック リクイドコンシーラー N

- メーカー名:RMK
- 商 品 名:スーパーベーシック リクイドコンシーラー N
- 価 格:¥3,850(税込)
柔らかな感触でなじみやすい筆ペンタイプのコンシーラーです。
保湿効果の高いヒアルロン酸やアボカドオイルなどを配合しているため、つややかな肌に導きます。
色は全3色です。
特にコーラルピンクがブルーベース肌に向いているでしょう。
ビヨンド パーフェクティング スーパーコンシーラー

- メーカー名:クリニーク
- 商 品 名:ビヨンド パーフェクティング スーパーコンシーラー
- 価 格:¥3,080(税込)
シミや目元のクマなどの気になる部分を完璧にカバーできる特徴があるとされています。
ピタッと密着して時間が経ってもよれにくい精度になっています。
しわを目立たなく入り込みづらくさせます。
これは汗や湿度にも強いウォータープルーフ処方にもなっています。
イエベ・ブルベそれぞれのくすみメイク
今回はイエベとブルベ別にくすみ対策を紹介しました。
コントロールカラーでベースを明るくすることでコンシーラーがより肌に乗りやすくなります。
この2つのアイテムを使いこなすことによって、くすみだけでなくクマ等もカバーしやすくなりメイクの技術もワンランクアップできることでしょう。
イエローベース、ブルーベースによって似合う色が変わってきます。
どちらが良いかということではなく、自分自身の持つ色を大事にしてくすみ対策してもらえたらなと思っています。
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