ダイエットも仕方によっては肌荒れの原因になると知っていましたか?
そのメカニズムや予防、対策を解説します。
ダイエットと健肌の両立を目指しましょう。
Contents
ダイエットによる肌荒れの原因
なぜ、ダイエットして肌荒れが起きるのでしょうか。
必要な栄養が摂れなくなる
ダイエットをするときに食事制限をする人が多いのではないでしょうか。
また、断食する人もいるかもしれません。
カロリーの摂取量を減らすことが悪いわけではありませんが、必要な栄養を摂取できなくなると健康を害するだけでなく肌への影響も少なからずあります。

栄養が偏ったり不足したりすると、人間の体は生命維持に必要のないところに送る栄養を減らしてしまいます。
必要以上に炭水化物を摂取して脂肪が増えることを気にする人が多いのではないでしょうか。
そうなると摂取量を減らしたり炭水化物を全く食べない人もいると思います。
しかし、やり過ぎてしまうと食物繊維が不足してしまいます。
便秘になる
特に炭水化物は食物繊維や糖質が含まれているので、摂取量が減ると便秘になります。
ダイエットしている人や肌荒れを気にしている人にとって、便秘になることは大きなデメリットになります。
置き換えダイエットも同じように栄養が偏ったり不足するので結果、肌荒れを起こします。
糖質ダイエットと置き換えダイエット自体は悪いとは思いませんが、やりすぎには注意が必要です。
基礎代謝が低下する
また、栄養の摂取を怠れば基礎代謝の低下にも繋がります。
人間が生きていくためには心臓や脳、内臓などが正常に働いている必要があります。
これらが働くために必要なエネルギーのことを基礎代謝と言います。
基礎代謝が低い人は体温も下がり高い人に比べると太りやすい体になります。
ターンオーバーが乱れる
体内の細胞などが生まれ変わりにくくなるので、ターンオーバーも乱れてしまいます。
ターンオーバとは肌の古い細胞や角質などが剥がれ落ちて、新しい細胞(肌)に生まれ変わることです。
新しい細胞に生まれ変わることによって肌の健康が保てますが、そのターンオーバーが乱れてしまうと肌荒れになります。

なので、基礎代謝は大切な役割ですが過度な食事制限や断食をしている人、年齢を重ねるごとに低下していきます。
基礎代謝を上げる方法はバランスの良い食事(必要な栄養摂取)を心がけることです。
ストレスが生じやすい
他にもストレスが原因で肌荒れを起こします。
ダイエット中は食べたいものを我慢したり嫌いな運動をしなければいけない、体重が思うように減らないなど様々な悩みがありストレスが溜まります。
- 男性ホルモンが増える
- ターンオーバーが乱れる
- 肌のバリア機能低下
こういった理由で肌荒れを起こしやすくなります。
ダイエットの中でも摂取したい栄養素
食事制限や置き換えダイエットなどは必要な栄養を摂取できなくなってしまいます。
上記で述べた通り糖質ダイエットで炭水化物を抜いてしまうと、肌荒れだけじゃなく健康にも良くないです。
ダイエット中でも必要な栄養を摂取して肌や体も健康的になりましょう。
必要な栄養をご紹介します!
炭水化物
体のエネルギーとなる糖質は炭水化物に含まれています。
摂り過ぎも良くないですが食べないと便秘になりやすいです。
カロリーが気になる方は、玄米や雑穀などが含まれるお米やパンを食べると良いです。

食物繊維
芋類や野菜などに多く含まれていて腸内環境を整える効果があります。
食事制限によって便秘になりやすいときに摂取しましょう。
芋などは噛み応えがあるので満腹感を得やすくなります。
たんぱく質(アミノ酸)
魚や肉、卵、乳製品に含まれており筋肉や肌に必要なコラーゲンの元になっています。
筋肉がないと脂肪の燃焼が出来なくなってしまいます。
ビタミン
豚肉や納豆、豆腐などに多く含まれています。
またレバーや卵、アーモンドなどにはビタミンB2が含まれており脂肪代謝をサポートします。
脂肪代謝と脂肪が燃焼しやすくなり、肌荒れの改善にも効果があります。

鉄分
肉や魚に多く含まれており、特にレバーは鉄分が豊富というのはよく聞きます。
ダイエット中は食べなくなり、鉄分が不足しがちですが立ち眩みや貧血を起こすので食べましょう。
他にも小松菜や豆乳、ひじきにも含まれています。
ダイエット中は油を使ったものや揚げ物は控えると良いです。
炒めるときは油ではなく水を使った調理方法もあるのでチャレンジしてみてください。
他にも茹でたり蒸す調理方法がお勧めです。
ダイエットで肌荒れしてしまった時の対策
上記でも述べてきましたが、肌荒れの原因は必要な栄養素が摂取できていないからです。
なので、肌荒れを起こしてしまった時は食生活を見直す必要があります。
他にも生活習慣も大きく関わってくるので気を付けましょう。
ダイエット中はカロリーを気にして食事制限や断食、置き換えダイエットをしたくなると思いますが肌荒れに飛び込んでいるようなものなので、バランスの良い食事と必要な栄養を再度確認する必要があります。
また、食べられない・体重が落ちないということがストレスになり肌荒れを起こすので、食事に気を付けながら時間を掛けて痩せていくという気持ちでやると良いと思います。

食事以外でも運動をしたりスキンケアなどを気を付けると良いです。
ポイントは基礎代謝と新陳代謝を高めることです。
基礎代謝と新陳代謝
前述しましたが基礎代謝とは生きていくために必要なエネルギーのことを言い、この機能が低下してしまうと新陳代謝の低下にも繋がります。
肌の新陳代謝が低下するとターンオーバーが乱れて、新しい細胞に生まれ変われなくなります。
一見、この2つの代謝は関係がないように思えますが実は関係しています。
基礎代謝は生きていくために必要なエネルギーと言いましたが、これは心臓を動かしているので血液の流れやリンパの流れに影響します。
血液とリンパの流れが低下すると肌に必要な新陳代謝も低下します。
なので、基礎代謝を上げることで新陳代謝も上がります。
基礎代謝を上げるには
基礎代謝を上げるには生活習慣を見直し、適度に運動したり筋トレを意識すると良いです。
基礎代謝を上げると痩せやすい体を作ることもできるので一石二鳥です。
スキンケアに関しては栄養の摂り方で敏感肌になっている可能性があるので敏感肌用の化粧品に変えたり、洗顔時に優しく洗い、刺激を与えないようにしましょう。
他にも化粧水や乳液などを使うと良いです。

ダイエットしながら肌荒れ予防出来るその方法とは
ダイエット中の肌荒れや普段の生活でも肌荒れは気になりますね。
ここではダイエットをしていても、していなくても出来る予防方法を紹介したいと思います。
- バランスの良い食事
- 生活習慣の改善
- 適度な運動
- 正しい肌のケア
その通りです。肌荒れの対策も予防も同じなんです。
もちろんこれ以外の方法もありますが、普段の生活を気を付けていれば肌荒れになりにくくなります。
栄養のバランスが偏ると肌荒れを起こすなら、そもそも栄養バランスを整えれば良いという事です。
これに関しては2項目目の「ダイエット中でも肌荒れしない食事方法」を参考にしてください。
生活習慣を改善させる
生活習慣の改善は肌だけでなく健康的な体をためには必要なことです。
特に睡眠不足や食事、お酒、たばこなどを気を付けてください。

睡眠不足になるとターンオーバーが乱れるので肌荒れになりやすいです。
- 寝る3時間前までに夕食をすませる
- 寝る1時間前に入浴する
- 寝る前にブルーライトを浴びない
運動を心がける
運動はダイエットにも肌荒れにも効果があるので定期的にやってみてください。
特に有酸素運動のジョギングや水泳、サイクリングなどを取り入れると良いです。
走るのが嫌いな人はウォーキングをしましょう。
有酸素運動は血液の流れが良くなり脂肪も燃焼されますし、汗を掻くことによって肌の水分量が増えて角質などが柔らかくなります。
そうなると毛穴に詰まった皮脂などを排出しやすくなったり、酸化を防ぐことができるので肌の黒ずみ予防にもなります。
正しいスキンケアを身に付ける
正しいスキンケアを身に付けることも、ダイエットから肌荒れにしないようにする大切な方法です。
正しいケアとは洗顔のやり方とスキンケアを効果的にやることです。
お湯で洗顔をしている人はいませんか?
早く落ちそうだし肌に良さそうと思われがちですが、お湯での洗顔はNGです。
体温より少し低いくらいのぬるま湯でやるのがベストです。
そして、よく泡立ててから優しく洗うようにしましょう。
スキンケアもベタつくのが嫌だから化粧水だけで済ませる人もいますし、肌が乾燥しているから乳液やクリームだけを使う人がいますが、それだけでは不十分です。
化粧水は肌の水分補給に良いですが、乳液は油分が含まれているため水分を逃がさない効果があります。
また、バリア機能や潤いをサポートする役割もあります。
なので、化粧水と乳液の両方を使いましょう。
化粧水を塗った後に乳液を使うとより良いです。
筋トレに美肌効果はあるのか?
はい。筋トレは美肌効果があります。
筋トレと美肌が繋がっているイメージはあまりないですよね。
筋トレをすると筋肉にダメージを受けるため、それを回復させる役割を担っているのがホルモンがあります。
それが成長ホルモンです。
筋トレする=成長ホルモンが作られるということです。
成長ホルモンが作られることにより
- 正常にターンオーバーが行われる
- 肌の老化を防ぐ
- 肌の潤いを保つ
この3つの効果があるとされています。
ターンオーバーが行われると古い肌から新しい肌に生まれ変わりますが、それだけでなく紫外線によるダメージの回復が早まります。
肌老化の原因は紫外線や肌の水分不足が原因だと考えられています。
繰り返しますが、成長ホルモンは分泌されるとターンオーバーが正常に行われ紫外線によるダメージの回復が早まります。
また、汗を掻くことによって肌の水分量が増えるので肌の老化を防げる可能性が上がります。
肌の皮下組織にある線維芽細胞(せんいがさいぼう)がヒアルロン酸を作ります。
成長ホルモンは線維芽細胞を活性化させる効果もあるので、肌の潤いを保つサポートをします。
ダイエットと健肌は両立できる
ダイエットによる肌荒れの原因と対策について見ていきましたが、いかがでしたか?
ダイエットをすると栄養バランスが偏りがちですが、体の健康や肌の健康に悪影響を及ぼす可能性が高まってしまうので過度な食事制限や糖質制限は控え食生活には気をつけましょう。
また、食事制限や体重の増減でストレスが溜まりやすいので、時間を掛けて計画的にダイエットをすると良いと思います。
急激な体重の減少はお腹のたるみにもなるので、1カ月に2~3㎏を目安に減量することをお勧めします。
そして、生活習慣を見直し正しい洗顔やスキンケアを心がけることで、肌荒れ対策になるので実践してみてください。
特に適度な運動はダイエット効果と美肌効果を高めるので一石二鳥ですよ!
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