シミ、そばかすに効くものというと何を先に思い出しますか。
それはスキンケア用品だったり、食べ物だったりを思い浮かぶかもしれません。
でももし、シミやそばかすを薬を使って何とかしたいと思っているなら、どういった成分を摂取すれば良いか興味ありませんか。
今回はシミ、そばかすに効くL-システインやトラネキサム酸、ビタミンCなどの成分を中心にシミ、そばかすにどう効くかについてご紹介したいと思います。
Contents
シミ・そばかすに効くL-システインとは
L-システインはターンオーバーのサイクルを正常にする働きを持っています。
肌トラブルの他に二日酔いの症状も改善してくれます。
L-システインの働きはターンオーバーのサイクルを正常化する働きを持っており、肌トラブルを改善してくれます。
また、ストレスや紫外線などの活性酸素を除去してくれる抗酸化作用もあります。
メラニン色素が沈着するとシミやそばかすができやすくなりますが、このメラニン色素を排出する効果もL-システインにはあります。
有害物質を無毒化し、体の働きを手助けすることによって、二日酔いの症状にも効果的です。
表皮は4種類からなっており、基底層と有棘層(ゆうきょくそう)、顆粒層と角質層になっています。
基底層で生まれた細胞はアカとなって自然と剥がれ落ちる構造になっています。
この仕組みがターンオーバーと言います。
周期は28日~56日ですが、年齢によって変わります。
ターンオーバーの周期を出す計算式があります。
自分の年齢×1.5~2で周期を出すことができます。
L-システインをサプリで摂取しましょう!L-システインの美白効果とは
シミ・そばかすに効くトラネキサム酸とは
トラネキサム酸はプロスタグランジンという成分を遮り、メラニンの生成を抑制してくれます。
肌荒れを予防し、シミやそばかすを改善してくれます。
トラネキサム酸は主に止血薬としても使われてきましたが、医療機関では長く使用してきた成分で肝斑の治療にも使われてきました。
また、アミノ酸の一種で炎症を引き起こしてしまう体内の酵素プラスミンを抑える抗プラスミン作用を持っています。
プラスミンを遮ることで肝斑の原因となるメラニンの発生を抑え、肝斑を薄くする作用があると考えられています。
プラスミンはタンパク質分解酵素で血栓を溶かす役割をしています。
副作用は少ない成分ですが、食欲不振、胸やけ、嘔吐、眠気、発疹等があります。
内服薬は副作用があるので使用したくない方は、トラネキサム酸配合の化粧品を使用してはいかがでしょうか。
美白成分トラネキサム酸とは?トラネキサム酸の美白効果と美白に効果的なトラネキサム酸の使用方法とは
ビタミンCはシミ・そばかすに効く?
単刀直入に言ってしまえばビタミンCはできてしまっているシミ、そばかすには効果がありません。
ビタミンCを摂取することはシミやそばかすができないようにする予防として必要なのです。
それには野菜やイモ類、フルーツが欠かせません。
また、ビタミンCと一緒にターンオーバーを正常に整える働きがあるビタミンAが必要になります。

どんなビタミンCを摂る?
できてしまっているシミ、そばかすには残念ながら効果はありませんが、予防として野菜やイモ類、フルーツを摂ることは欠かせません。
成人男女でビタミンCの1日の摂取量は100mgです。
- キャベツ
- 赤ピーマン
- ゴーヤ
- さつまいも
- 柿
食材名 | ビタミンCの含有量 |
キャベツ | 100g中41㎎ |
赤ピーマン | 1個58gで98.6g |
ゴーヤ | 1/4本100gで76㎎ |
さつまいも | 100g中29g |
柿 | 100g1/2個で70mg |
- キャベツは2~3枚食べただけで1日の摂取量を摂取することができます。
- 赤ピーマンやゴーヤは熱に強いので炒め物に適しています。
- さつまいもの食べ方ですが、焼き芋にして食べると一番良いでしょう。
- 柿は1個食べると1日の摂取量を摂ることができます。
どんなビタミンAを摂る?
できてしまったシミ、そばかすには肌のターンオーバーを整えてくれるビタミンAが必要です。
ビタミンAはターンオーバーの正常化にすることの他に免疫機能を助け、目や歯、骨、肌、爪の健康を保つ働きがあります。
1日のビタミンAの摂取量は年齢や妊娠の有無などによって変わってきますが、14歳以上で700~900マイクログラム(μg)必要です。
多くはありませんが、乳製品や卵にもビタミンAが含まれています。
- 人参は生のものだと1日あたりのビタミンA推奨摂取量の184%が含まれています。
食べ方はマリネにすると良いです。 - かぼちゃは249%含まれています。
かぼちゃはタルトにしてみるのはいかがでしょうか。 - さつまいもには561%含まれています。
ビタミンCの食べ方と重なりますが、こちらも焼き芋にすると良いでしょう。 - 85gの牛レバーには何と444%含まれています。
レバーは玉葱と一緒に炒めると美味しくいただけます。
ビタミンCのサプリメントとは
ビタミンCで美容効果を得るには1日1g(レモン100個以上)も必要と言われているので、サプリメントで摂るのが手っ取り早いです。
サプリメントの含有量をチェックしてご自身が飲みやすい物を選びましょう。
それを超えても吸収には効果がないので、1日に何回かに分けて摂るのが効果的です。
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コウジ酸でシミ・そばかすを予防
コウジ酸は高い美白効果が期待でき、シミやそばかすを予防するのに適した成分であり、抗糖化作用もあります。
コウジ酸とは麹から生み出されています。
日本で1907年に発見された天然由来成分で酒造りの職人の手が白く美しかったことから研究が進められ、1988年に美白成分として厚生労働省から認められました。
シミやそばかすの原因となるメラニンを生成する酵素を抑制する働きがあります。
また、シワやたるみの発生を抑制する作用もあります。
シミやそばかすの大元となる細胞に直接働きかけるので、高い美白効果が期待できます。
コウジ酸は美白効果の他に様々な効果がありますが、特に注目していただきたいのが抗糖化作用です。
例えば、ホットケーキを作る際にこんがりと焼けて褐色になっていくのが糖化です。
砂糖とたんぱく質が結合してなるからです。
糖化によって産出された老廃物が皮膚の細胞に沈着してしまうと、シミやくすみとなって肌の透明感が失われます。
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シミ・そばかすを防ぐその他の美白有効成分
美白成分の働きはメラニンの生成を抑えることやメラニンの排泄を促進すること、メラニンを還元することです。
ビタミンC誘導体
ビタミンC誘導体は6つの効果があります。
- シミやニキビ跡の原因になるメラニンをできにくくする
- できてしまったメラニンをリセットする
- コラーゲンの生成を手助けする
- 抗酸化作用がある
- 肌のターンオーバーを正常にしてくれて、くすみのない明るい肌へ導いてくれる
- 過剰な皮脂分泌を抑制する
アルブチン
アルブチンはハイドロキノン誘導体とも呼ばれています。
α(アルファ)とβ(ベータ)型があります。
「肌の漂白剤」とも言われるハイドロキノンはそのまま使用すると刺激が強いので懸念されがちですが、アルブチンは肌への違和感がなくマイルドなので安心して使用できます。
また、α—アルブチンはβ—アルブチンの10倍以上の美白効果があるので、化粧品にはこのα—アルブチンが多く使われています。
プラセンタ
プラセンタは哺乳類の胎盤で5大栄養素のたんぱく質や脂質、糖質、ビタミン、ミネラルが含まれています。
エイジングケアやシミ対策、季節や体調により揺らぎやすい肌の改善等にも使われてきました。
カミツレエキス
カミツレエキスはカモミールと呼ばれ、薬用ハーブとしても使用されてきました。
胸焼けや胃炎、生理痛や冷え症、不眠や皮膚炎、口内炎などに幅広く使われてきました。
化粧品に配合される際はヒスタミン遊離抑制による抗炎症作用や収れん作用、抗菌作用や血行促進作用、鎮痒作用があるとされています。
化粧品や洗顔料等に使用されています。
ルシノール
ルシノールはシベリアのモミの木に含まれる成分です。
メラニンを作らせないようにメラニン生成のプロセスである、酵素チロシナーゼとチロシンの合体を防ぎます。
リノール酸
リノール酸もメラニンを合成させないよう抑制し、活性酸素であるチロシナーゼの抑制・色素沈着の抑制作用が認められています。
リノール酸は必須脂肪酸の一つで人の体内で作ることができません。
紅花油やひまわり油といった食用油から摂るか、リノール酸が配合されたサプリを摂るのが方法としてあります。
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シミ・そばかすを作らせないために”成分”は大事です
今回はシミやそばかすに効く成分を中心にお伝えしました。
L-システインは肌を改善するのを助けてくれるターンオーバーを正常にしてくれる役割があり、サプリメントに配合されているものが多いです。
トラネキサム酸は肝斑にも効く成分です。
肝斑に悩んでいるけど内服薬に抵抗がある方はトラネキサム酸を配合した化粧品が販売されているので、そちらを使用してみるのも良いかと思います。
食べ物でおなじみのビタミンCですが、これは予防として摂取すれば将来のシミやそばかすの出来にも作用するでしょう。
しかし、ターンオーバーを正常にするにはビタミンAも摂取しなければいけないので、上記に記載しましたビタミンAが多く含まれている食材を参考にして摂取しましょう。
皆さんも成分を見ながらシミ・そばかす対策をしてみてはいかがですか。

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