老けを感じる肌たるみの原因は何でしょう。
また、解消法は何でしょうか。
今回は老化とあきらめないで、肌たるみの主な原因とは何か、たるみに効く体幹トレーニングやシワ、たるみに効果的な美容成分とは?などを紹介します。
Contents
老化をあきらめないで、肌たるみの原因
ではまず、肌たるみの原因から見ていくことにしましょう。
肌たるみの原因は紫外線や乾燥、姿勢や顔の筋肉の衰えです。
紫外線とたるみ
紫外線を浴びてしまうと活性酸素が発生し、たるみの原因になります。
活性酸素とは体をさびさせてしまう酵素です。
活性酸素が多くなると過剰に生成された活性酸素が体内の脂質を酸化させ過酸化脂質となっていきます。
活性酸素と過酸化脂質がコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸にダメージを与え、破壊してしまい減少していくのでたるみができます。
紫外線には3種類存在します。
それはUV-AとUV-B、UV-Cです。
この中でUV-Cは地表には届いていません。
肌の真皮層に到達してダメージを与えます。
家の中や車の窓ガラス等を通過するので生活紫外線と呼ばれています。
これがシミやしわ、たるみの原因となります。
赤い炎症の原因となっています。
屋外での日焼けの原因になるのでレジャー紫外線と呼ばれています。
肌の乾燥とたるみ
そして、乾燥は紫外線と同じように、コラーゲンやエラスチン等が減少するとたるみの原因になります。
お肌の乾燥は肌の生まれ変わる仕組みと言われているターンオーバーのリズムを乱し、バリア機能の低下へつながりハリが失われる原因となってしまうのです。
ターンオーバーとは肌は表皮や真皮、皮下組織からなっています。
表皮は4種類からなっており、基底層や有棘層(ゆうきょくそう)、顆粒層や角質層からできています。
基底層で生まれた細胞は最後は垢となって剥がれ落ちます。
これがターンオーバーと言います。
周期は28日~56日ですが年齢によって変わってきます。
周期の出し方は自分の年齢×1.5~2で出すことができます。
繰り返しますがこのサイクルが狂い、お肌が乾燥するとたるみにもつながるのです。
姿勢とたるみ
また、たるみには姿勢が関係してきます。
姿勢が猫背だとアゴが前に突き出る態勢になります。
後頭部から下、首の後ろの筋膜が縮み、後頭部が後ろに引っ張られます。
反動で首の前側の筋肉が伸びて顔が下へ引っ張られるのでたるみになります。
顔の筋肉の衰えはコラーゲンやエラスチンが正常でも老化によって顔の筋肉が衰えてしまうと、皮膚や皮下細胞を支えきれないで下がってしまい、たるみの原因となります。
猫背だという人は姿勢を正しましょう。
予防法とは
予防は紫外線対策や乾燥対策です。
紫外線対策は日焼け止めや日傘、帽子等を使用することです。
日焼け止めは汗を拭く度に塗りましょう。
日焼け止めの選び方を紹介します。
日焼け止めを見るとSPFとPAが表示されているかと思います。
SPFはUV-Bを防ぐ表示で表示が高いほど効果があります。
PAはUV-Aを防ぐ表示で+が多い程、効果が高くなります。
使用する場面 | 日焼け止めの程度 |
散歩などの場合 | SPFが10~20・PAが++ |
屋外でのレジャーの場合 | SPFが30以上・PAが+++ |
炎天下でのお出かけの場合 | SPFが50以上・PAが++++ |
日傘の選び方はUVカット率もしくは遮光率が高いものを選ぶことや紫外線遮蔽加工(しがいせんしゃへいかこう)がされてあるもの、軽量のものを選ぶことです。
日傘は2~3年で寿命が来てしまうのですが、折り畳みの日傘を選ぶと寿命が来ても雨傘として使用できるのでお勧めです。
帽子の選び方はUVカットの効果がある黒や紺色を選びます。
頭周辺を覆うつばタイプの帽子や7cm以上のつばが付いている帽子がお勧めです。
乾燥対策としてはコラーゲンやコエンザイムQ10、ビタミンCが配合している化粧品を使用しましょう。

たるみに効く体幹トレーニング
たるみに向けてトレーニングを行なえば、体全体の代謝がアップし、姿勢が良くなったり体全体の血流やリンパの流れが良くなります。
それがこの体幹トレーニングです。
猫背になっている方は体幹を鍛えることで改善していきます。
それでは体幹トレーニングの仕方を紹介します。

①マットを使用し、うつ伏せになります。

②顔の横に手を置きます。

③体全体を上げます。

④腕は90度をキープします。

⑤ふくらはぎ、太もも、背中を1直線にしてキープします。
⑥目線は斜め前で体勢が整ったら、1分キープします。
シワ、たるみに効果的な美容成分とは?
効果的な美容成分はビタミンC誘導体とレチノール、ナイアシンです。
ビタミンC誘導体
ビタミンC誘導体はメラニンを生成させるチロシナーゼという酵素の活性を抑制する働きがあります。
また、肌のコラーゲンを増やす働きがあり、美白ケアやニキビケア、しわやたるみ、抗酸化対策にも役に立つ成分です。
レチノール
レチノールはビタミンAの一種でたるみへの効果が高いのが純粋レチノールです。
純粋レチノールは ヒアルロン酸や水分量を増やし、肌を柔軟にする働きがあります。
また、肌荒れを防ぎながらハリとしなやかさをもたらします。
純粋レチノールは刺激が強いので、レチノールの効果を維持しつつ、刺激を軽減したレチノール誘導体があります。
ちなみにヒアルロン酸とは体内に存在しており、水を多く保持する能力があります。
ナイアシン
ナイアシンは水溶性のビタミンBの一種でニコチン酸とニコチンアミドの総称です。
皮膚の機能を保ち続け、糖質や脂質、たん白質の代謝に役立ちます。
それはまぐろの赤身とたらこです。
推奨量は15mgです。
- まぐろ80gで刺身が6切れ
- たらこは1/3腹
このような量の摂取が必要です。
肌たるみを防ぐ食事法
主食の前にサラダを摂取することや食物繊維が多い食材を選ぶこと、血糖値が上がりにくい朝食にすることが必要です。
ではその3つの食事法を順番に見てみましょう。
野菜を摂る
1つ目はご飯やパンなどの前にサラダで野菜を摂りましょう。
糖の吸収を落ち着かせて血糖値の急上昇を防ぎます。
糖化とはたんぱく質や脂肪が糖と結びつくことです。
血液中に余分な糖分があると、体内のたんぱく質や脂質と結びついて変性させ、老化を早める物質であるAGEというものを作り出してしまうのです。
食物繊維
2つ目は食物繊維が多い食材を選びましょう。
食物繊維が多い食材を選ぶと老化物質のAGEの排出を早くする働きがあります。
食物繊維が多い食材は玄米や豆類、さつまいもやごぼう、バナナやきのこ類、海藻類などがあります。
色の濃い野菜や果物、鶏胸肉等の抗酸化成分が豊富な食材も糖化の予防に役立ちます。
血糖値に配慮した食事
3つ目は血糖値が上がりにくい朝食にすることです。
朝食をこのようにすると昼食後の血糖値も上がりにくくなります。
血糖値を上がりにくくする食材は野菜やキノコ類、豆類や海藻類です。
自分に合ったたるみ解消法で年齢を感じさせない
顔のたるみを解消するエクササイズを紹介します。
紹介したいエクササイズは3つあります。
エクササイズ①

1.右頬に向かって舌を突き出すように口の中でします。

2.左の頬に向かって舌を突き出します。

3.頬をおもいっきり縮めます。

4.頬に空気を入れて膨らませます。
5.各5秒間ずつ行い、5回繰り返します。
エクササイズ②

1.前方に唇を5秒間かけて突き出します。

2.ゆっくりとへの字を作るように口の両端を下げていきます。

3.5秒間、口角に力をいれ、首の筋をピンと張るように意識します。
4. 徐々に元に戻します。
5.1~4を3回程度繰り返します。
エクササイズ③

1.唇を軽く閉じて、左右の口角をゆっくりと引き上げていきます。

2.左側の口角を戻しながら、右の口角を斜め上に向け、唇とともに引き上げます。

3.右の口角は引き上げたまま、右目だけ閉じていきます。
頬の筋肉が縮むのを意識しながら、ギュウッとウインクします。

4.5秒間キープしたら、自然な表情に戻ります。
5.反対側も同じように行います。
専門医によるたるみ治療でしっかり引き締め自分へ
近年ではメスを使用しない治療が増えています。
その治療方法をご紹介します。
メスを使用しない治療方法 | |
1 | 加齢とともにターンオーバーの力が衰えるのでケミカルピーリングをします。 ケミカルピーリングとは古い角質を取り除き、ターンオーバーを促す方法のことです。 |
2 | イントラジェン、タイタンなどの機械を使用します。 イントラジェンは即時的な肌の引き締め効果と皮膚の自然治癒能力が活性化してくれます。 タイタンは肌の弾力の役割をしており、コラーゲンやエラスチンに働きかけ、ハリのある肌にしてくれます。 |
3 | たるんでしまった皮膚には輪郭注射を行い、脂肪の代謝を促してくれます。 この時アオハルHIFUという機械で脂肪を引き締めます。 ボリューム不足の部分にはヒアルロン酸注入をします。 |
4 | 大・小の頬骨筋や笑筋は衰え、口角を挙げて笑わない人はへの字口になってしまい、顔のたるみの一因となります。 ボトックス注射で筋肉の緊張をほぐします。 |
トレーニングをしながらたるみ肌ケアを
老化を諦めてはいけません。
肌のたるみの原因は紫外線と乾燥、姿勢や顔の筋肉の衰えです。
予防は日焼け止めや日傘、帽子等で紫外線対策を行い、乾燥対策ではコラーゲンやコエンザイムQ10、ビタミンCが配合している化粧品を使用しましょう。
紫外線対策と乾燥対策を徹底すれば、予防できます。
たるみに効く体幹トレーニングや効果的な美容成分、肌たるみを防ぐ食事法、たるみ解消法を記載しましたので実践してみてはいかがでしょうか。
また、専門医によるたるみの治療を記載しましたので、悩まれている方は専門医に相談してみましょう。

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