「まだ20代なのに、顔がたるんできた気がする……」「なんだか表情が暗いような……」
その原因は、もしかしたら顔のたるみが原因かもしれません！
今回は、現代の20代ならではのたるみの原因やその改善方法などについてご紹介します！
Contents
何でたるむの！たるみの仕組み
20代でも肌のたるみは起こりえるものです。
どうして肌はたるんでしまうのでしょうか？
肌の弾力とコラーゲン
肌のハリや弾力があるお肌ならばたるみとは無縁です。
ハリのあるお肌を支えているのが真皮層のコラーゲンやエラスチンなどで、これが多い人の肌はたるみにくいです。
ですが、これらが少なく、ハリや弾力のないお肌が重力に負けて下に下がってしまうのが顔のたるみとなります。
まず、コラーゲン繊維に関してですが、肌はコラーゲン線維が複雑に絡み合って網目構造になっています。
弾力の十分な肌は一定の間隔を開けて存在している一方、ハリの不十分な肌では網目が増えて皮膚の柔軟性をなくしています。
お肌の構造とは
次に真皮層と脂肪層についてです。
真皮層はその下の脂肪層も支えていて表皮の部分と皮下組織を支えているのですが、脂肪層は20歳前、真皮層は30歳を過ぎたころから衰え始めます。
すると、肌を支える力が弱くなってたるみが起こります。
脂肪の多い部分は特にたるみを感じやすいところという訳です。
具体的には鼻の脇、口角、ほお、フェイスラインなどが挙げられます。
筋肉は真皮層に直接くっついていて、皮膚の土台となっていますから、土台である筋肉が衰えるとお肌もたるみます。
20代でフェイスラインがたるみ始める人の特徴
20代でのフェイスラインのたるみですが、顔の骨格が原因でたるみが目立つことがあります。
その場合、頬の内側の骨の高さが原因していることが考えられます。
ミッドチーク（頬の内側の骨）が高い人は、頬のお肉が垂れにくく、たるみが出づらいと言えます。
一方でこれが低い人は、頬のお肉が下がりやすく、へこみやくぼみが目立ちやすいと言えます。
また、生まれつきの目の下の脂肪の多さも関係していると言われています。
脂肪が元々多い方は加齢でたるみが目立ちやすく、脂肪が少ない人は加齢とともにへこみが目立ち、くぼみやクマなどの線が目立ちやすいと言われています。
それとは別に後天的な要素、悪い習慣が原因でたるみが起こることがあります。
順番に見ていきましょう。
長時間スマホでブルーライトを浴びている
スマホを使っている時間は下向きの時間が長くなり、たるみの元になることがあります。
また、スマホを使っている時間は無表情の時間が多く、これもまたたるみにとってはよくありません。
さらに、スマホから発せられるブルーライトは比較的エネルギーの強いライトなので、スマホでブルーライトを浴びすぎている人は要注意なのです。
すっぴん肌でスマホを操作するときは、肌に負担を与えないルースパウダーを軽く乗せておくと良いでしょう。
他にも、目を使いすぎる事で目の周りの筋肉に大きな負担がかかります。
その結果筋肉が硬くなり、血流が悪くなり目の周りの肌トラブルに繋がります。
- 目線を水平に保つ
- 表情筋を鍛えるエクササイズ
- 凝り固まった筋肉をほぐす
- 時間を制限する
- 目を休める
横向きやうつ伏せで寝る
いつも決まった向きで寝ている人は注意が必要です。
その理由は重力にあります。
重力によって決まった方向にシワやたるみを増やしてしまう可能性があります。
うつ伏せ寝は、さらに悪く顔に重力が掛かりシワが寄ってしまいます。
枕との接触で肌を刺激してしまうことも、肌の質を下げる原因となります。
フェイスラインのマッサージのやりすぎ
マッサージ器具などのやりすぎや力の入れすぎは、逆にお肌のハリを失ってしまいます。
また、間違ったマッサージもたるみの原因に繋がりますので、マッサージをする場合は正しいやり方でしましょう。
紫外線によるダメージ
肌の老化の原因の多くを占めるのは紫外線によるダメージだったりします。
コラーゲンなどの弾力成分が壊れてしまうからです。
それによりお肌の弾力が損なわれ、たるみやすくなってしまいます。
日焼け止めや紫外線対策グッズをうまく使い肌へのダメージを避けましょう。
食生活による影響
インスタント食品などの添加物が多いものは避けましょう。
脂質、糖質の摂り過ぎは活性酸素を発生させ、体全体のシワやたるみなどの肌トラブルの原因になります。
顔のリンパとたるみの関係
顔のたるみを改善するマッサージの目的は2つに分けられます。
- リンパの流れを良くする
- 血液の流れを良くする
リンパとたるみの関係性
顔の皮膚の下の組織に水が溜まると顔はたるんでしまいます。
健康な人は体の6割は水分で出来ており、そのうちの2/3は細胞の中の水分です。
残りの1/3のうち1/4、つまり体の水分の12分の1は血液です。
残りの11/12の水分は、細胞の外側や血液以外の体液として体の中にあります。
この液体は間質液と呼ばれます。
間質液は無駄なものとは言えず、リンパ液として体を巡るものもあります。
リンパ液は皮膚の下にあるリンパ管を巡回し、体の老廃物を集めてくる働きを持っています。
血液は心臓の収縮で送り出されますが、リンパ液はそうはいかず筋肉や呼吸などの動きによって流れていきます。
身体を巡ったリンパ液は左鎖骨あたりのリンパ管を通って静脈へと流れて老廃物も血液と一緒に排出されていく仕組みです。
筋肉の動きがあまりないとリンパ液を流す事ができず滞りがちになります。
立ち仕事で動きが無い場合に夕方、足がむくむのはこのためです。
顔でも同じで表情筋があまり動かないとリンパが流れることができずむくみ、リンパ液や老廃物を支えきることができずにたるみに繋がります。
さらに新陳代謝が下がって肌の老化にもつながり、さらにたるむという悪い影響もあります。
血流の低下は新陳代謝を下げる
血流が低下すると新陳代謝に必要な栄養や酸素を運びにくくなります。
その結果新陳代謝の低下が起こります。
新陳代謝が低下するとエネルギーの消費が滞り、エネルギーが使われない分脂肪として皮膚の下に残ります。
皮膚の下の脂肪が増えると重みでお肌がたるみやすくなるのです。
そうなると今度は脂肪分解や燃焼がしづらくなり、硬い脂肪となって溜まりこむという悪循環が起こってしまいます。
そして恐ろしいことに、水分が滞りだすと血流の流れも阻害されるので相乗効果でこれもまた悪循環をもたらしてしまうのです。
リンパマッサージはこの2つを改善する目的で行うのです。
リンパマッサージを行うときの注意
マッサージの強すぎ・長すぎはかえって悪い効果があります。
マッサージするときは専用のクリームやオイル、ゲルを使います。
それにより滑りが良くなり肌への負担が減ります。
リンパマッサージの方法
- 使う指は、一番無理なく優しくマッサージが出来る中指と薬指で腹の部分を使います。
- 顔の中心から外側にくるくると指の腹で円を描くように、クレンジングやクリームをなじませていくという順で、マッサージをしていきましょう。
- 軽い力でリンパを改善させることができ、時間は長くても15秒程度で終わらせましょう。
- 最後に首に塗ったクレンジングを首の横のリンパ管に沿って、上から下にくるくるとマッサージします。
首の部分は多少強くてもかまいません。
- 耳の下から首筋にあるリンパを上から下にマッサージします。
多少強めでも構いません。
- 顎周りのリンパをマッサージします。
あご先の中心に両手の親指を添えて、顎の骨に沿って耳元まで気持ちいいくらいの強さで７回程度親指を滑らします。
- 顎の老廃物を流します。
口角から耳元に顎骨の下の部分から耳元に、小鼻の横のあたりから耳元にそれぞれ三回ずつさするように指を滑らします。
- 目の周りのリンパを流します。
目の周りはデリケートな部分なので優しくプッシュします。
中指の腹で目頭目じりに向かって、目の下を軽くプッシュします。
- 眉の上は眉頭から眉尻に向かって優しくプッシュします。
- 眉の下は眉頭から眉尻に向かって親指で軽く押します。
- 顔のリンパの流れを流しましたので首のリンパを流します。
老廃物は毎日作られてしまいますので、リンパマッサージは毎日行うのがおすすめです。
フェイスラインのツボとマッサージ
顔にはさまざまなツボがあります。
ツボ刺激により固まった筋肉がほぐれて、リンパの流れがアップして老廃物の流れや血流がスムーズになりますのでぜひ試してみましょう。
- 息を吐きながら３～５秒ゆっくり押す
- 緩めるときもゆっくりする
- 指の腹を使って指圧する
- 3回ほど繰り返す
- このとき、絶対に爪を立ててはいけない
- スキンケア前やスキンケア後の朝夜がおすすめ
迎香(げいこう)
鼻の両脇の少しくぼんだ場所。
肌荒れ、小じわ、エイジングケアなどオールマイティな美肌ツボです。
瞳子髎（どうしりょう）
目じりの１ｃｍ外側の目じりのくぼみ。
肌荒れ、乾燥、目の周りのたるみ、小じわなどの美容ツボ
四白（しはく）
瞳の真下、くぼんでいる部分から１ｃｍ下がったところ。
顔の筋肉をやわらげて、顔のむくみ解消。小顔効果も
少衝（しょうしょう）
下唇の下、くぼんでいる部分の少し下。
代謝を高めて小顔効果、顔のむくみの解消も
上廉泉（かみれんせん）
あごの真下、へこんだ部分。
首のぜい肉がへり二重あごに効果あり。
頬車（きょうしゃ）
あごのエラから１ｃｍ内側。
くぼんだ部分のツボで押してみると少し響くように痛い場所を押します。
顔ラインの無駄なぜい肉をとる効果があります。
筋力アップの顔面体操
顔面体操は老け顔を予防する効果的な手段です。
ほうれい線があるだけで老け顔に見えてしまうことがあります。
顔面体操はほうれい線の予防や解消、たるみなどに効果があります。
空気つぶし体操
口の中に空気を入れて、左右片方ずつ頬を膨らませ、手で丁寧につぶします。
30秒ほど続けて潰す時には空気が漏れないようにします
空気ぷくぷく体操
口中に空気を取り入れて、左右交互に頬を膨らませます。
30秒間繰り返します。
舌回し体操
口を閉じたまま舌の先を鼻の下の唇と歯の間に差し込みます
口の中を大きな円を描くように頬を押すようにゆっくり一周させます。
先ほどとは逆回りにゆっくりと一周させます。
左右３セット行います。
頭皮のコリを解消してリフトアップ
頭皮を触ったときにカチカチの方。
そんな方は顔を引き上げる力が落ち気味かもしれません。
気づかない間にこっていたり、むくんでいたりするのが頭皮。
頭皮がこっていると顔がたるんでしまったりなどの影響がでてきます。
そんな時頭皮のこりを解消する方法が頭皮マッサージです。
マッサージで頭のコリを解消してリフトアップが期待できます。
- 耳の周りからほぐす。
頭頂部に向かってまんべんなくほぐします。
親指以外の4本の指で耳の裏側から頭頂にかけて丁寧にほぐしていきます。
頭皮そのものを動かす感じで下から上に30秒ほど行います。
この時の力加減は、痛気持ちいいくらいの力で行いましょう。 - 後頭部をほぐす。
頭のうしろを頭頂部に向かってほぐします。
下から上、中央から外に向かってまんべんなく行います。
時間は30秒程度にしましょう。
うなじから頭頂までもみほぐしたら両耳へと流すようにマッサージしてください。 - 手のひらを広げて指の腹で頭皮全体を引っ張り上げる
指の腹で頭皮を軽くつかんで指を固定したまま頭皮を引っ張り上げます。
耳の裏、うなじ近辺から頭頂部に向かって頭全体に行います。
１．２でもみほぐし、最後に引っ張り上げる感じです。
試しに頭皮の片側だけやると顔に良い効果が出てきますので、やる気に繋がります。
マッサージやツボ押しで顔のたるみを解消！
いかがでしたでしょうか？
たるみの改善などには、マッサージが効果的です。
たるみは老け顔のもとなので、いつまでも若々しくいるためにフェイスラインのたるみには気をつけていたいものですね。
マッサージや体操、つぼ押しをしたり、また姿勢などの悪習慣を避けるなどして、たるみを対策・改善していきましょう。
その他の20代のたるみに関する記事はこちら
老けを感じる肌のたるみの原因は何？たるみにはどんな解消法が良いのか
おすすめのたるみケアアイテムはこちら
「サーモンコラーゲンゼリー」ってサケの味じゃなくてベリーサングリア味？
