男性の皆さん、毛穴の開きを気にしたことはありますか?
男性の肌は皮脂の量が多く水分が少ないため、毛穴が開くリスクも高くなります。
さらに歳を重ねると肌のハリがなくなって、開いた毛穴がたるむという状態に陥ります。
毛穴の開きは下手をするとニキビよりも見た目を悪くし、老けた印象を与えてしまいますよ。
今回はたるみ毛穴をはじめとした毛穴の悩みを解消すべくいろいろと見ていきましょう。
Contents
たるみ毛穴とはどんなもの?
たるみ毛穴と聞いてピンと来ない方もいるかと思います。
たるみ毛穴とはどういう特徴があるか、そしてその原因をまずは見てみましょう。
たるみ毛穴の特徴
毛穴が縦長に伸びてしまっているものをたるみ毛穴と呼びます。
毛穴の形が涙の形に似ていることから涙形毛穴と呼ばれることもあります。
特に頬の部分に出来やすく歳を重ねるほどにそのリスクも増していきます。
30代を過ぎると格段にできやすくなるので注意が必要です。
一度毛穴がたるんでしまうと完全に元に戻すことは不可能なため、たるみを悪化させないための日頃のケアがきわめて重要になってきます。
たるみ毛穴の原因
毛穴をたるみは主に皮膚を支える真皮のコラーゲン・エラスチンの減少によって起こります。
原因は大きく分けて加齢・紫外線・乾燥の3つが挙げられます。
加齢 | 歳を重ねていくとコラーゲンの生成が遅くなったり、エラスチンが伸縮性を失って減少したりします。 男性でもエイジングケアを行うことでたるみは予防・改善ができます。 |
紫外線 | 紫外線のA波(UVA)が肌の真皮層まで達すると、コラーゲン・エラスチンなどにダメージを与えて肌の弾力を損ねます。 男性だと忘れてしまう方が多い紫外線対策を日頃から取り入れることがカギとなります。 |
乾燥 | 肌の乾燥はコラーゲン・エラスチンの生成力や肌のバリア機能を低下させます。 結果、加齢に拍車をかけたり紫外線に対して無防備な状態にしたりしてしまうのです。 |
男のいちご鼻の治し方
いちご鼻は鼻の毛穴に詰まった角栓が黒く酸化した状態をいいます。
見た目も非常に悪く、ビジネス・プライベートのどんなシーンにも悪影響が出てしまいます。
いちご鼻は正しいケアを根気強く続ければ治すことができますよ。
- 正しく洗顔をする
- 週に1,2回毛穴パックやピーリングジェルを使う
- しっかり保湿ケアをする
それぞれの手順をさらに詳しく見ていきましょう。
1.正しく洗顔する
男性の皮脂量は思ったよりも多く、女性の2~3倍とも言われています。
まずはしっかりと洗顔して余計な皮脂・古い角質を除去しましょう。
先に蒸しタオルで顔を蒸らしておくと、洗顔や保湿の効果を上げたり血行を良くしたりできますよ。
- おしぼり程度の厚さがあるタオルを用意する
- ぬるま湯でタオルを濡らして、絞りすぎないくらいに絞る
- タオルをラップか加熱OKなビニール袋に入れて、電子レンジで30秒~1分温める
熱い場合は広げて少し冷ましてから、3分ほど顔にのせて蒸らします。
呼吸の妨げになってしまうので鼻にはのせないようにしましょう。
2.週に1,2回毛穴パックやピーリングジェルを使う
基本的に洗顔後の汚れがない肌に毛穴パックやピーリングジェルを使います。
水気を拭き取ってから使うものと濡れている状態でも使えるものがありますので、あらかじめ使用前に確認しておきましょう。
正しく使えば少しずつ毛穴の角栓を取り除くことができますよ。
肌への負担が大きいため、使用を週1,2回に抑えることもポイントです。
角栓が取れたとしても毛穴が広がりっぱなしになり、再び角栓が詰まりやすくなってしまいます。
繰り返せば繰り返すほど悪化してしまい、皮膚科でも手の施しようがなくなってしまう危険性もあります。
3.しっかり保湿ケアをする
洗顔後・ピーリング後は保湿ケアを忘れないようにしましょう。
ピーリング後は冷やした化粧水を使って毛穴を引き締めるのもオススメです。
「化粧水 → 乳液・クリーム」という順番でケチらず使ってしっかり潤いを肌から逃がさないようにしましょう。

毛穴をきれいに保つエイジングケア
老いには逆らえないといっても、肌の老化を遅らせることはできます。
普段の化粧水・乳液(クリーム)を使った保湿に美容液を足してみるほか、日焼け止めを使うことも立派なエイジングケアですよ。
美容液

毛穴のエイジングケアとして積極的に取り入れたいのが保湿に特化している美容液です。
コラーゲン・エラスチンといった肌のハリを保つ成分を直接補ったり、ヒアルロン酸・セラミドといったバリア機能を助ける成分を摂るのが特にいいでしょう。
「化粧水 → 美容液 → 乳液・クリーム」という順番で使うことで美容液は効果を発揮できます。
時間がないという方には3つがセットで含まれたオールインワン美容液もオススメです。
日焼け止め

アウトドアやスポーツなどを嗜む男性は紫外線ダメージを受けやすいものです。
紫外線はたるみなどの肌トラブルの原因になるため、予防として日焼け止めを取り入れることも重要なエイジングケアです。
日焼け止めには覚えておきたいSPFとPAという値があります。
SPF値 | Sun Protection Factorの略で「紫外線防御指数」ともいわれます。 短い時間で肌に大ダメージを与えるUVB(紫外線B波)を防ぐ指数です。 SPFの後につく数字はUVBによる炎症を防ぐことができるかを表しています。 |
PA値 | Protection grade of UV-Aの略で「UVA防止効果指数」ともいわれます。 その名の通りじわじわと肌のハリを損なわせるUVAを防ぐ効果の目安です。 PA+からPA++++まで4段階あり、+が増えるほど対UVAの効果は高めです。 |
最高値はSPF50+・PA++++ですが、肌への負担も増えるのでシーンに合わせて使い分けられることが理想です。
また、汗や皮脂、タオル・ハンカチの摩擦などで効果も落ちてしまうので、2時間おき程度でこまめに塗り直すことも大切です。
毛穴パックを頻繁に使うと危険
毛穴の角栓を除去する毛穴パックは週に1,2回の使用に抑えることがポイントでした。
では、毛穴パックを毎日のように使ってみたらどんな危険があるのでしょうか。
- 角栓が取り除かれると同時に、毛穴・肌の水分も不足した状態になる
- 保湿ケアによる水分・油分のバランスの回復が間に合わなくなる
- 肌が乾燥した状態が続き、皮脂が過剰に分泌されるようになる
皮脂が増えるということは毛穴詰まりのトラブルが発生しやすくなるということです。
また、乾燥によって肌のハリが失われると毛穴がたるむリスクも大きくなります。
ピーリングジェルでも同じことが言えるため、週の使用回数は厳守しましょう。
何事もほどほどに用法用量を守ることが大切なのです。
毛穴を引き締めたい、皮膚科で正しい治療を
たるんだ毛穴・黒ずんだ毛穴・開いた毛穴は皮膚科での治療によって改善し、引き締まった状態にすることができます。
皮膚科では薬の処方やケミカルピーリングが代表的です。
処方薬

毛穴の悩みで皮膚科にかかった際、処方されるのは以下のような薬です。
- ディフェリン:毛穴の角栓を除去する薬で、ニキビにも効果がある
- 漢方薬:肌質を体の内側から改善することで結果的に毛穴が引き締められる
皮膚科医は一人一人に合ったものを考えて処方してくれます。
効果的な処方のためには自分の毛穴の状態をしっかりと伝えられることが重要になります。
ケミカルピーリング

古くなった角質(表皮の垢)を除去することでターンオーバーを整え、コラーゲン・エラスチンの生成を促します。
コラーゲン・エラスチンが生成されれば肌にハリが戻り、毛穴の悩みも改善していきます。
セルフケアのピーリングの代わりに皮膚科のケミカルピーリングを活用していくのも有効ですよ。
毛穴レスをめざす美容整形
さらに毛穴を引き締めて悩み知らずになりたい方は、美容整形・美容皮膚科の治療を受けてみるといいでしょう。
ある程度の費用と時間は要しますが、セルフケアよりも確実かつ高い効果が期待できますよ。
ここでは症状別にどのような治療があるか例を見ていきたいと思います。
たるみ毛穴 |
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黒ずみ毛穴 |
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開き毛穴 |
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この瞬間から目指す毛穴レス
今回は男性のたるみ毛穴や毛穴の悩みの改善法を見てきました。
男性に多いたるみ毛穴やいちご鼻も、洗顔や保湿、ピーリングや美容液の活用で目立たなくしていくことができます。
注意したいのはやりすぎることで、ケアのしすぎも毛穴の悩みを悪化させてしまうことでした。
やりすぎない程度にセルフケアを行い、気になる場合は皮膚科医に診てもらいましょう。
毛穴の悩みを予防・解消できればいつまでも若々しい見た目でいることができます。
気になった今この瞬間から意識してケアを取り入れてみましょう。
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