ニキビを蒸しタオルでケアする時はどんなことに気を付ければいい!?おすすめの蒸しタオル美容法とアロマとは

蒸しタオルで肌を温めると毛穴が開くと言われています。
理髪店や美容院でもよく使われていたりあるいはご自身で蒸しタオルでケアする方もいるでしょう。
あの温かくて気持ち良い毛穴ケア。
さて、今回は蒸しタオルでニキビがケアできるのか。
蒸しタオルでニキビケアするときは、どんなことに注意すれば良いか学んでいきましょう。

Contents

1 簡単で効果の高い蒸しタオル美容法
2 ニキビをケアする蒸しタオル美容法の手順
3 美肌もつくる美容液との合わせ技
4 リラックス効果でストレス解消のアロマオイルを追加
5 ニキビケアには蒸しタオルを

簡単で効果の高い蒸しタオル美容法

温かい蒸しタオルを当てると血行が良くなります。
ここでは蒸しタオルによるメリットを中心にご紹介しましょう。

毛穴を開かせる

ニキビの原因の一つであるターンオーバーの乱れは、血行が悪いことで起こってしまいます。
表面の角質の生まれ変わりが不安定だと、古い角質が毛穴を塞いでしまいます。
閉じ込められた毛穴の内部でニキビが育ってしまうのです。

その状態から蒸しタオルで毛穴を開かせると、汚れは溶け出し、浮き上がり、肌からするりと落ちます。
それはスキンケアの浸透力がアップしている状態でもあります。
ここで言う浸透力とは肌に美容成分を行き届かせる力を意味します。

蒸しタオルのケアをせず、毛穴パックで強引に毛穴の中の汚れを掻き出そうとしたりクレンジングやスクラブ入り洗顔で執拗に顔面を擦ったりするのは良くありません。
肌を傷つけ、肌荒れと炎症の原因となるからです。

次は蒸しタオルが黒ずみを落とすことのできる理由について解説しますが、黒ずみは毛穴の中でくすぶる産毛です。
角栓に産毛が詰まってしまうので、黒ずみがあるように見えるのです。

角栓とは角質と皮脂が混ざり合い固まってしまった塊で、これは毛穴の奥のほうから徐々に盛り上がるようにして蓄積していきます。
このとき生え変わった産毛が角栓に絡めとられてしまいます。

本来産毛とはすぐに抜け落ち、外に排出されていくものなのですが、角栓に混ざったり毛穴の中に閉じ込められたりした産毛はどんどん数を増やしていきます。
これらが黒ずみとして表に見えてしまうのです。
蒸しタオルは角栓ごと溜まった産毛をもごっそりと落としてくれます。

肌が頻繁に、または常に乾燥している、メイクが崩れやすい…これらの悩みは浸透率を上げることで、肌に効率良くスキンケアの成分が行き渡り、解決するでしょう。
手によるマッサージや質の良いコットンもオススメですが、今回はそれに蒸しタオルも加えるとなお良いでしょう。

血行が良くなる

蒸しタオルを乗せることで血行が促進されます。
そうすると、正常なターンオーバーが働きます。
血行が悪いといらない角質や皮膚がうまく新しい物と入れ替わってくれません。

また、蒸しタオルで血行が良くなれば、リラックス効果やストレス改善にもつながります。
ストレスはニキビ発生原因ですからね。

目元の血行ケア

一般的な目の周りのクマは、目元を擦ったり血行不良によって引き起こされたりします。
目の周りの皮膚の厚さは、他の部位と比べてもおよそ三分の一しかありません。
ここを擦れば色素沈着してしまいます。

睡眠不足で目元のクマができるのは、淀む血流がくすんだ色を付けるからなのです。
これも蒸しタオルでケアすれば血行が良くなります。

むくみも解消する

蒸しタオルで血行を良くするとむくみも解消します。
むくみはリンパの流れの鈍ることと静脈への大きな負担です。

血しょう成分という、血液中の55%を占める液体成分があり、これが余計な水分として血管の外側に溜まっていってしまうことでむくみは起こります。
血管の外側に酵素や栄養を運び届けるのが血しょう成分の役割ですが、ときに血管の中に戻ってこない場合があります。

二本足のヒトの心臓は下半身から離れた所に位置し、心臓に戻る血を運ぶ静脈の負担が、四本足の動物と比べると大きいので、むくみやすいのではないかと言われています。

老廃物を運ぶリンパの流れ自体は本来遅いのですが、血行不良になると更に遅くなり、詰まってやがて停滞してしまいます。
そうなると、老廃物が溜まってしまい、むくみとなるのです。

蒸しタオルを当てると血行が促進され、静脈の働きもスムーズになり、リンパの詰まりも解消するでしょう。

蒸しタオルケアの効果は目には見えません。
心地良さはありますが、確証は得られないでしょう。
長期的スパンでこれを試みてください。
保湿を意識し、正しく蒸しタオルケアを行なっていれば、効果は必ず現れ始めます。

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ニキビをケアする蒸しタオル美容法の手順

では、具体的にどんな方法で蒸しタオルを使えば良いのか見てみましょう。

蒸しタオル美容法

あらかじめロングフェイスタオルを用意してください。
小さい物だと顔からずれ落ちてしまいます。
カン骨やアゴに引っ掛けるようにして、折り曲げてタオルの落下を防ぐためでもあります。

この時、ラメ糸の刺繍されたタオルは絶対に使用しないでください！
ラメ糸とはビジュアルを目的に、銅やアルミニウムなどといった金属成分を真空蒸着という手法で糸に付着させた、光沢を持つ糸のことですが、電子レンジで加熱するので放電や発火の危険があります。

もちろんメイクをクレンジングなどで落としてから始めてください。
そうして、ぬるま湯で洗顔して表面の埃や脂を軽く落としてください。
余計な汚れを付着させたまま蒸しタオルを乗せてしまうと、やはり毛穴にその汚れが入り込んでしまい、ニキビの原因となります。

次に洗面器一杯分の45℃のお湯か、同量の水を用意してください。

お湯を用意した場合、タオルを浸してください。
水を用意した場合、タオルを水に浸した後、500から600ワットの設定で30秒から60秒間、タオルを電子レンジで加熱してください。

お湯か電子レンジでタオルを蒸したら、手や顔で熱さを確認しながら調節しましょう。
熱すぎると感じたら、タオルを手で軽く叩き、少し熱を飛ばしましょう。
無理して熱すぎるタオルで実行しないようにしましょう。
体温よりもやや高めが理想です。

そして、タオルを顔に乗せてください。
乗せたら二、三分ほど、そのままそっとしておきましょう。

そのタオルが適温なら、蒸していたとしても二、三分で冷めてくるはず。
そう感じたら終了の合図です。

タオルを蒸して乗せる、これを二回か三回、繰り返してください。
そして、蒸しタオルが終わった後は締めに必ず保湿をしましょう。
保湿の前に洗顔をするやり方もありますが、どのみち肌は乾燥している状態になります。

なので、化粧水・乳液で保湿をしてください。
このとき水を濡らすだけの保湿方法はやめましょう。
水を濡らした肌は乾燥し、肌の水分ごと表面に付いた水がどんどん蒸発してしまうからです。
この最後の保湿までを一連のやり方とします。

蒸しタオルを使用する上での注意事項

蒸しタオルケアは一週間に一度か二度までにしましょう。
気持ち良いからと、毎日毎日行なってしまっては肌に必要な皮脂まで取り除いてしまいます。
当然のことにもなりますが、蒸しタオルのケアは必ず清潔なタオルで行いましょう。
毛穴が開いた皮膚に蒸しタオルを当てるのです。
雑菌だらけなタオルだと、毛穴に入り込んではいけない菌まで入り込んでしまい、化膿したニキビができてしまう原因となります。
ニキビケア1つとして蒸しタオルをご紹介していますが、炎症を起こしているニキビには不向きです。
炎症を起こしているニキビの上に蒸しタオルは、熱で激痛を伴うことがあるので、慎重にならなければなりません。

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美肌もつくる美容液との合わせ技

今度は美容液を用いてケアをしてみましょう。

美容液を併せた蒸しタオルケアとは

蒸しタオルと美容液との合わせ技とは、タオルに美容液を垂らすわけではありません。
蒸しタオルでの保湿のときに、美容液を顔に使用するという手順を加えることなのです。

蒸しタオルで毛穴が開くと浸透率が上がることは既に説明しました。
そこにプラスアルファとして美容液を確実に浸透させるのです。

やり方

いつも通りのクレンジングと洗顔の後すぐに、化粧水や美容液を施し、いつもより多めの量の乳液やクリームを続けて使用してください。
アイケア美容液でも構いません。

それから上記で説明した通りのやり方で蒸しタオルを顔に置いてみましょう。
行なったら再度、一通りの保湿をしましょう。

この方法で美容液を使用すれば、驚きのみずみずしい肌になっているはずです。

蒸しタオルと保湿

蒸しタオルを置く前に基礎的な保湿を行う理由を説明します。
それは二重がけという徹底した保湿のためなのです。

蒸し終えた後はとくに乾燥しやすいことは既に述べました。
肌のくすみ・たるみ・シワは、乾燥が原因です。
肌のキメは慢性的な肌荒れでどんどん乱れていきます。
これを防いでくれるのが保湿です。

高度なマッサージやピーリング、美白ケアは肌の健康こそが大前提です。
紫外線の刺激と色素沈着を緩和するぷるぷるな肌を維持できるということは、ターンオーバーや洗顔法・入浴法が正しいということにもなります。
蒸しタオルケアも肌の健康を助ける手段となるでしょう。

保湿はとても大事なことなのです。

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リラックス効果でストレス解消のアロマオイルを追加

蒸しタオルケアにはストレス改善の効果があります。
これから蒸しタオルとアロマオイルを組み合わせるわけですが、上級者向けの内容となります。

アロマを使った蒸しタオルの作り方

洗面器に水を張り、アロマオイルを2～数滴垂らす
その中にタオルを十分に水を含ませる
タオルを固く絞り、上記で挙げたような通常の蒸しタオルの順序で温める

できあがったら顔に乗せ、香りを深く吸い込むのを意識して使ってみましょう。

電子レンジにアロマの臭いが移るのを避けたい方は、洗面器にお湯を入れてそこにアロマオイルを垂らすのもおすすめです。
タオルを固く絞れば、そのまま蒸しタオルとして使用できます。

ただしオイルは肌に付くと刺激が強いです。
タオルにオイルを直接垂らすのはやめましょう。

アロマオイルを使う上での注意事項

アロマオイル（精油）について注意する点を見てみましょう。

精油を肌に直接付けてはいけない
精油を落とすには、キャリアオイルやエタノールを用いること
呼吸器官や粘膜を刺激するので、咳をしているときや喘息を持つ場合は使ってはいけない
精油をつけたタオルや衣類を乾燥機に入れない、火に近づけない

扱いづらい書き方になりますが、それでも得られる物は大きいと言えます。
ぜひ、注意点も把握して使ってみて下さい。

どんなアロマを選べば良いのか

今回のテーマはニキビケアについての方法です。
どんなアロマを選べば良いかまとめてみました。

香りの種類	説明
ティーツリー	優れた殺菌作用や抗真菌作用があるアロマです。ニキビや吹き出物を抑えられる一方で、肌への刺激が少ないのもうれしい特徴です。
真正ラベンダー	ニキビやニキビ跡のケアなどの肌荒れ全般に効果的で、殺菌作用や抗炎症作用があります。また、リラックス効果や安眠効果もあるため、ニキビの原因となるストレスや睡眠不足などのメンタルケアにも大いに働きかけます。
ゼラニウム	リラックスと美肌効果に優れたアロマで、皮脂の分泌やホルモンバランスを整える作用があります。大人ニキビや生理前の肌荒れに悩む女性におすすめです。乾燥肌やオイリー肌にも使える精油です。