シミ・そばかすを消したい!シミやそばかすのメカニズムとその改善方法まで

鼻にそばかすができてて白い帽子で隠している女性 そばかす

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シミやそばかすはいつの間にか増えていて怖いですよね。
一度できてしまったシミ・そばかすを消す方法はあるのでしょうか。
ここではシミ・そばかすについての原因や対処法を紹介していきます。

似てるようで違うシミ・そばかすのメカニズム

実はシミとそばかすができてしまうメカニズムは似てるようでかなり違います。
まずはシミのメカニズムから見ていきましょう。

そもそもシミは肌にある黒色メラニンが余分に蓄積してしまい、肌の一部が茶色になってしまう状態のことを表します。
肌にシミがあると肌の色にムラができてしまうため、くすんだ肌に見えてしまったり、実年齢より老けて見えてしまったりします。

黒色メラニンというとシミの原因となってしまうので、肌に害のある悪いものだと考えてしまいますが、ちゃんと役割があります。
それは紫外線からの肌へのダメージを軽減する機能を持っているのです。

ほぼ快晴の青空に太陽の光が差している
肌が紫外線に当たると、肌の表面の基底層にあるメラニンを形成する細胞であるメラノサイトが作られてしまいます。
黒色メラニンを含有する表皮細胞によりバリアのような機能を作り出し、紫外線からの肌へのダメージを防いでくれます。

よって、黒色メラニンは肌の問題や皮膚ガンなどの病気を防いでくれるので、肌には必須の大事な物質です。

黒色メラニンはメラニン形成細胞であるメラノサイトで作られており、その後体外へ出ていきます。
健康な肌は肌の新陳代謝や生まれ変わりであるターンオーバーでメラノサイトの生成、排出のバランスが保たれます。

しかし、紫外線を過剰に浴びたり、ターンオーバーが乱れると黒色メラニンの生成排出バランスも乱れてしまい、黒色メラニンが表皮に過剰に溜まってしまいます。
過剰に溜まった黒色メラニンがシミの原因になってしまうのです。

シミやそばかすの原因とは
シミもそばかすも基本的には同じ原因で発生してしまうのですが、シミは30歳を超えた女性に発生することが多く、形、大きさ、どちらも様々です。
女性ホルモンが関わっているという説もあります。

一方、そばかすは遺伝が原因であることが多いです。
顔や手、肩、背中に多い傾向があり、直径数ミリほどの小さい物です。

美白・美肌になりたい!シミやそばかすの原因と効果的なケアとは

遺伝的なそばかすは消せるのか

ファンデーションで隠そうとすると厚く塗ることになってしまいますし、1つずつコンシーラーで消していくのも大変です。
では、できたそばかすを消す方法はあるのかというと、残念ですが自分でのケアでそばかすを消すことは困難です。

ただし、紫外線への対策によってそばかすが増えることを予防したり、濃くなることを予防することはできます。

対策として

これらの対策を組み合わせて行なってください。

それでもそばかすが気になる方はドクターに相談してみるのも手です。

そばかすの原因・予防から自力で治す(消す)方法とは?

後天性のシミ・そばかすを消すには

ここで、シミを消す効果のある化粧品の成分について触れていきましょう。

ハイドロキノン

まずはハイドロキノンです。
この成分はいちごや麦芽、コーヒーや紅茶などにも含まれる成分ですが、還元作用があるので写真の現像で使われた物です。
実際に現像した方の肌が白くなったことで、美白になる作用があることが分かりました。

ハイドロキノンはシミの原因のメラニン色素の合成を阻害する作用があり、美白効果そのものだけで見るとコウジ酸、アルブチン酸などの数十倍~百倍だと言われてます。
アメリカで美白と言われるとこちらのハイドロキノンが主に使われています。

日本ではしばらく医師の判断の下のみで使われて来たのですが、2001年の規制緩和でメーカー側の責任で化粧品に使われるようになりました。

実験をしている白衣の女性

多くのシミは表皮の一番深い基底層の周りにメラニン色素が沈着しています。
ここにはメラノサイトと言われるメラニンを作成する細胞があります。

メラノサイトの活性を抑制してメラニンを産み出すのを抑制することが、ハイドロキノンの効能の1つです。
メラノサイト中でのチロシンと言われる物質からメラニンが作られることを阻害して、メラニンそのものを減少させる効果があります。

ハイドロキノンは強力な漂白作用がありますが、臨床効果からは可逆性で安全性は高いです。

アルブチン

アルブチンはハイドロキノンと比べると効果が弱めですが、それでもメラニン抑制効果があり、シミを消す効果がある成分です。
アルブチンはコケモモや梨に含まれる天然型フェノール性配糖体と呼ばれています。

メラニンを作るのに関りがあるチロシナーゼに直接作用してメラニンを作るのを阻むので、美白効果があり化粧品などに使われています。
アルブチンはハイドロキノン誘導体と呼ばれα型とβ型があります。

液体が入っているフラスコ2つと研究資料ハイドロキノンは過去にできたシミやそばかすを薄くする効能があります。
一方アルブチンは将来のシミ、そばかすの予防に効果があります。
ハイドロキノンは刺激が気になってしまうという意見もあります。
美白効果に抜群の効果がありますが、効果がとても強いので肌にも刺激を与えてしまう場合があるからです。

逆に、科学的な配糖化技術で生まれたアルブチンは肌の親和性が高くて安定した感覚なので、安心して使えることがメリットとして挙げられます。
αアルブチンはβアルブチンの10倍以上の美白効果があり、化粧品にはαアルブチンがよく使われています。

ビタミンC誘導体

リン酸型ビタミンC誘導体は、前提として肌に良いとずっと言われているビタミンCで非常に壊れやすい成分です。
その点リン酸LアスコルビルなどのビタミンCの分子に、少々手を加え改良したのがビタミンC誘導体と呼ばれる成分です。

ビタミンC誘導体は角質層への浸透を良くして肌に吸収された後、メラニン色素に近い部分での酸化反応によりビタミンCへと変化して、なおかつ長時間活性化を持続する効果があります。

ビタミンC誘導体には水溶性ビタミンC誘導体、脂溶性ビタミンC誘導体、それらをさらに進化させたビタミンC誘導体があります。

水溶性ビタミンC誘導体

ピンクの花が差してあるアロマオイル水溶性ビタミンC誘導体の特性は即効性があることで、短時間で皮膚に吸収されビタミンCそのものの効果が発揮できます。
メラニンの生産を抑制し、新陳代謝を向上させメラニンの排出を助けて、色素沈着を改善するのです。

また、皮脂の分泌の調整や肌を滑らかにする効果で、ざらざらの肌やオイリー肌、ニキビ肌から大人の肌のケアにも効果的です。

しかし、皮脂を抑えてしまうので乾燥肌敏感肌の人は乾燥しやすくなったり刺激を与えてしまったりします。
乾燥肌や敏感肌や炎症のある肌の方は使用に注意しなければなりません。

脂溶性ビタミンC誘導体

水溶性のビタミンCに油分を結合させ、脂溶性にして乳剤状態になっていても配合を出来るようにしたビタミンC誘導体のことを脂溶性ビタミンC誘導体です。
油に溶けやすい特性があり、クリームやジェルに混ぜやすい特徴を持ちます。

脂溶性ビタミンC誘導体は肌の刺激が小さく真皮にも浸透するので、メラニンの生産を邪魔して排出させるのを助けて、細胞の活性化を促進し新陳代謝を促す効果があります。
敏感肌や乾燥肌、大人のトラブル肌を改善するのに良いです。

水溶性と比べると即効性は期待できませんが、水溶性よりも皮脂膜や角質層への吸収がしやすい効能があります。
濃度が高くても刺激が少なくて安定性もあります。
効果が持続する時間も水溶性よりも高いそうです。

保湿性も高くて乾燥から肌を防御する効果もあります。
脂溶性ビタミンCはオイルに馴染みやすいので、クリームタイプやジェルなどの化粧品に使われています。

進化型ビタミンC誘導体

進化型ビタミンC誘導体はAPPSと呼ばれている新型ビタミンC誘導体で、リン酸型ビタミンC誘導体にパルミチン酸を加えて親油性を得た最新のビタミンC誘導体です。

今までのリン酸型ビタミンC誘導体は、イオンを入れないと真皮まで届けにくいという課題がありました。
ですが、APPSは外側に塗るだけで真皮まで届きます。
真皮まで届くということは、真皮のケアが必須なシミに対する直接的な効能が発揮できます。

オレンジ、ライム、レモンの中にある黄色い液体

外側に塗るだけで浸透するAPPSは真皮でビタミンCに活性化し、コラーゲンの合成で役割を発揮します。
そして、真皮のメラニン還元に関係するためにシミだけでなくしわや肌のハリ全てにサポートします。

脂質、水分共によく馴染んで角質層への浸透力の浸透力に優れていて、水溶性の100倍と言われています。

保湿力を高くし、皮脂の分泌を抑制して細胞の深部まで浸透させ活性酸素を除去し、皮膚を活性化させコラーゲン合成を促し肌の働きを取り戻す効果があります。
強力な抗酸化力で美肌の天敵である活性酸素の発生を抑制し、皮膚の抗酸化作用を増幅させます。
メラニン色素生成を抑え新陳代謝を高めシミの改善に効果的です。

長く説明してきましたが、紹介した成分のスキンケア商品を使用すると後天的なシミ・そばかすを自力で消す助けになります。

ビタミンC誘導体を含む美白化粧水とは?ビタミンCとビタミンC誘導体の違いとビタミンC誘導体は美白に効果はある?

シミ・そばかすを薄くするためにやるべきこと

シミ・そばかすを薄くするための方法はいくつかあります。

シミの場合

まずはシミです。

化粧品でシミを薄くする

化粧品で薄くするには2つの方法があります。
まず、肌に溜まっているメラニンの排出を促します。

ターンオーバーとは
肌は一定の間隔で新しい細胞が生まれて、古い細胞は垢として剥がれます。
これがターンオーバーですが、加齢、乾燥、肌の状態の悪化でターンオーバーの周期が長くなると、シミも薄くなりにくくなってしまいます。
次は美白成分を使用した化粧品を使用することです。
美白化粧品は医薬部外品として販売されていて、有効成分として美白成分を挙げています。
医薬部外品なので厚生労働省が認めた効能や効果のある成分が、決められた濃度で配合されています。

美白サプリメント、医薬品でシミを薄くする

瓶からたくさん出されている薄ピンク色の錠剤シミを薄くする効果があると言われているビタミンC・Eなどが入っているサプリや第3主医薬品を摂ることでもシミを薄くできます。
第3主医薬品は医薬品としては緩やかな効果なので副作用が少なく健康面での危険性が少ないとされる医薬品ですが、摂る際には注意点をよく読み理解して適切な量を守ることが大事です。

血行を改善してターンオーバーを正しくする

血行が悪いと肌に栄養が十分に行き渡らないので、多くの肌トラブルの原因になります。
血行を良くする方法としては体を定期的に動かすことです。

階段を積極的に利用したり公共交通機関を使う時に一駅前で降りたりして、習慣的に歩いたりする習慣ができるようになりましょう。
ジムなどに通うことも良いことですが、自宅での運動も最適です。

病院へ行く

問診で女性の患者の話を聞いていく女性看護師シミを薄くしたり消したりするための皮膚科や美容皮膚科に行くことも方法としてはアリです。
病院に行くと塗り薬やレーザーなどで治療を受けられます。
シミによって治療方法を変える必要があるので受診し、状態を診ていただいて治療の方法を決定します。

他にも前項でも触れたとおりビタミンCを摂取してメラニンを還元することも有効です。
ビタミンCについては前の項目で詳しく触れたので、ここでは省略します。

そばかすの場合

そばかすでできることは、まずはライフスタイルを変えることです。

日光をできるだけ遮断する

芝生でうつぶせになって本を読んでいるパーカーと帽子の女性そばかすを生まれつき持っている方もいますが、だいたいは日光へ無防備に肌を晒しているのが原因です。
冬はそばかすが薄い色になりますが紫外線対策をしないと、夏にもっと濃いそばかすが発生します。

日焼け止めでの対策
対策としては、体に日焼け止めをたっぷり塗ります。
この際SPFが30以上のものが良いです。
1時間に1回のペースで泳ぐ、また汗を掻く場合はまた塗り直します。
帽子などをかぶり肌を日光にさらさないように守って、服なども工夫しましょう。
日焼け止めは日光から肌を保護することのみです。
よって、その上から服を重ねればそばかすのさらなる予防になります。
身体への涼しさを考えながら紫外線から肌を保護するように、夏も通気性が良い薄い長袖のシャツやズボンを身に着けましょう。

化粧で隠す

3種類の化粧下地を手に試しに出している写真そばかすの部分をメイクで隠す方法です。
そばかすを目立たないようにするための色付きの乳液はいろいろな物があります。
ほとんどの商品にはSPFが15から30ほどの日焼け止めが混ぜられています。
できるだけSPF30の物を購入して、そばかすを隠すのと同時に紫外線も防ぎましょう。

天然のミネラルファンデーションは
天然のミネラルファンデーションには、肌とそばかすの色のズレを限りなく0にする効能があります。
化粧品を取り扱う店の美容部員さんに自分の肌の色に合うファンデーションを選んでもらうと良いですね。

ポイントとしては肌が明るく見える部位とそばかすの部位の中間にあたる色のファンデーションを選んでもらいます。

また、化粧ブラシを太いものを使いミネラルファンデーションを顔の全体に付けてミネラルファンデーションの特色の自然に見えるメイクをしましょう。

クリームファンデーションは
クリームファンデーションは乾燥肌の方向けです。
そばかすの色と比べて少々薄い色を選ぶと良いです。
専用スポンジかコットンを使い顔に塗ります。

使う際の注意点としては使用前によく混ぜましょう。
ファンデーションの上から少々パウダーを付けておくと化粧が崩れにくくなります。
また、ファンデーションを塗るのは良いのですが何重にも塗るのはやめておきましょう。
隠すべき部分が余計に目立つからです。

他にもビタミンCを摂ることが有効です。
こちらも前の項目で詳しく触れたので省略します。

シミやそばかすは隠せるの!?美白成分配合のコンシーラーの特徴とその効果

シミと共にそばかすも薄くすることができます

鼻にそばかすができてて嫌そうに帽子で顔を隠している女性シミ・そばかすの原因から対策まで網羅してきました。
シミの対策は多くありましたが、そばかすはなかなか消すのは難しいことが分かりました。
それでも今以上に増やさない対策なども紹介したので、悪化させないようにすることはできます。

そして、特にビタミンCがやはり肌トラブルには最適なことも分かりました。
それぞれの成分の説明も詳しく紹介しましたので、貴方に合った化粧品を選んでシミ・そばかすの対策をしましょう。

 

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