季節にかかわらず日焼けやシミの原因となる紫外線は降り注ぎます。
年中紫外線にさらされていては、どれだけ日焼け対策がバッチリでも日焼けが出来てしまい、やがてシミになってしまうかもしれません。
特になぜか日焼けやシミができやすいのが腕や手です。
今回は腕や手の日焼け対策・シミの対処法を見ていきましょう。
Contents
腕や手はなぜ日焼けやシミが起こりやすいか
日焼けやシミの原因といえば言わずと知れた紫外線です。
紫外線を防ぐためにどんなに念入りに日焼け止めを塗っていても日焼けやシミが出来てしまうのには、こんな理由があるかもしれません。
日焼け止めを塗っているつもりでも塗れていない
腕は特に日焼け止めが塗りづらい部位でしょう。
どんなに完璧に塗ったとしても塗れていない・ムラがあるという状態になりやすいのです。
また、汗や皮脂が肌に残っている状態で日焼け止めを塗っても塗りムラや漏れができてしまい、完全に日焼け対策ができたとは言えません。
日焼け止めを塗る前には汗や皮脂を落ちていることを確認しましょう。
服・物との摩擦や汗で日焼け止めが落ちてしまう
腕や手はどうしても衣服やアームカバーなどとこすれることで、日焼け止めが落ちてしまいます。
また、汗の掻きやすい背中や脇などには注意が行くけれど、腕や手といった汗の掻きにくい部分はどうしてもケアを忘れがちになってしまいます。
そのため、汗は掻いているのに見過ごしてケアをし損ねてしまうということもあるのです。
腕の日焼け&シミを抑える方法
腕の日焼けを防いでシミの根源を作らないようにするには、日焼け止めの使い方の確認と日焼け対策アイテムの使用が有効です。
日焼け止めの使い方を見直そう
まずは日焼け止めの徹底した使用が肝心です。
腕にフィットする日焼け止めの塗り方をチェックしておきましょう。
- 日焼け止めをひじから手首まで1本の線のように取る
- 手のひらで使って大きく円を描くようにして腕に馴染ませる
完全に紫外線から身を守るには1度塗るだけでは不十分でこまめな塗り直しが重要です。
外出時間が長い場合は特にこれらを徹底しましょう。
- 2、3時間おきに日焼け止めを塗り直す
- 室内から外に出る前にも塗り直す
- 2度塗りをして万全な紫外線バリアコーティングをする
日焼け対策アイテムを使う
腕の日焼け止めアイテムで一番に出てくるのがアームカバーですね。
しかし、アームカバーだからといって全てが紫外線をカットしてくれるというわけではないので、そこは注意しておきましょう。
日焼けを防ぐにはUVカット処理済と明記されているものを選ぶといいですよ。
アームカバー選びにも素材や色といった面で機能面に違いが出てきます。
各種素材ごとに日焼け対策効果と機能面の違いをまとめてみました。
素材による日焼け対策効果と機能面の違い
UVカット率 (UVカット処理前) |
機能面の特徴 | |
綿(コットン) | 68% | 吸水性・発散性に優れており汗と同時に熱も発散してくれるため、さらっとした感触が長く続きます。 また、洗濯もしやすく手入れが簡単な素材です。 |
ナイロン | 63% | 吸水性はそこまで高くありませんが速乾性に優れます。 伸縮性もあるためサイズ選びも簡単で、こまめに洗わずとも多少は安心なのもポイントです。 |
ポリエステル | 82% | 繊維が水分を弾いて蒸発させるため速乾性に優れているため、生地のツルツルとした感触が続きます。 ただし、吸水力は低いのでポリエステル100%が合わない方は綿との合成生地を選んでみるといいでしょう。 |
それによると、黒:86%>青:81%>黄色:78%>ピンク:60%>オレンジ:55%>白:42%という結果が出たそうです。
濃い色が基本的にUVカット率が高めですが、黄色は例外という事実も覚えておいて損はないでしょう。
腕をどんなに紫外線から守っていても腕が焼ける場合、目に入ってくる紫外線が原因かもしれません。
UVカットサングラス・帽子の着用で、全身の日焼けを防ぎましょう。
紫外線を浴びると目が痛くなる?紫外線が目に与える影響と目を守る方法とは
焼けてしまった腕の処置
ここまで紹介してきた予防法をもってしても腕が焼けてしまうことはあります。
というのも、日焼け止めも対策アイテムも完璧に守ってくれるわけではないからです。
では、どんなに対策をしても腕が焼けてしまったときはどうすればいいのでしょう。
体の内外から冷却する
まずは水分補給をして体を内側から冷却しましょう。
あまり飲みすぎると冷えすぎで刺激になってしまうので、ほどほどが肝心です。
また、冷たいシャワーや水で濡らしたタオルで火照った肌を直接冷やすのも効果的です。
こちらもシャワーやタオルを強く当てると焼けたばかりの敏感な肌にダメージを与えてしまうため、シャワーの勢いは強すぎずタオルは優しく当てるようにするのがポイントです。

しっかり保湿をする
日焼けした肌は砂漠のように水分が蒸発している状態です。
敏感な状態の肌に刺激にならないように、敏感肌用の化粧水を使って保湿しましょう。
化粧水の後はクリームや乳液でフタをすることも忘れてはいけません。
栄養を摂る
肌を焼いてしまったらその影響を緩和してくれる栄養を摂りましょう。
積極的に摂りたい順に、ビタミンC・ビタミンE・ビタミンA・リコピンです。
栄養素の効果と含まれている食材
ビタミンC | 抗酸化作用があり、紫外線を浴びたことで発生する活性酸素を抑えます。 | イチゴ、アセロラ、柿、柑橘類(紫外線を浴びる日は摂取を避ける)など |
ビタミンE | 強い抗酸化作用を持ち、さらにホルモンバランスを整えて肌の代謝も高めます。 | アボカド、魚卵系、ナッツ類など |
ビタミンA | 抗酸化作用を持つとともに肌の粘膜を保護して免疫を高めます。 | 緑黄色野菜、レバー(豚・鶏)、うなぎ、乳製品など |
リコピン | 抗酸化作用が高めでメラニン生成の抑制効果も期待できます。 | トマト、ニンジン、スイカ、柿など |
赤い食材や夏が旬の食材は不思議と日焼けの緩和にいいものが多いです。
日焼けしたかもと思ったらその日はそれらの食材を食事に取り入れてみましょう。
質の良い睡眠を摂る
日光を長く浴びた日の夜はなんだか疲れた気がしますよね。
実は紫外線を浴びると血中の疲労物質も増加するのです。
疲労が蓄積した状態ではターンオーバーも乱れ、シミもできやすくなってしまいます。
睡眠の質を上げて、ノンレム睡眠の一番深いタイミングで訪れる成長ホルモン分泌のゴールデンタイムを逃さないようにしましょう。
- 1日1回は換気をしたり、空気清浄機を使ったりしての寝室の空気を清潔に保つ
- 自分に合った枕やマットレスを使う
- 就寝3時間前までには食事や飲酒を済ませる
- 寝る前のスマホやパソコンの光は避けるようにする
疲れてしまうのは実は紫外線が原因かも?紫外線から疲労を減らすには?
出来てしまった腕のシミの処置
どんなに日焼け対策をして日焼けのケアをしても、シミが出来てしまうことはあります。
その場合にできるセルフケアを紹介します。
保湿ケアでターンオーバーを整える
肌を潤すことでターンオーバーが整い、シミの元となるメラニンも排出されやすくなります。
顔と同じように腕の保湿ケアにも力を入れましょう。
美白有効成分のビタミンC誘導体やトラネキサム酸が含まれたものが望ましいです。
ピーリングでメラニン排出を促進する
ピーリングで古い角質を除去していくと、メラニンも排出しやすくなります。
肌に負担の少ないジェルタイプを用いるとなお良いでしょう。
- 優しく行うことを意識して強くこすらない
- ピーリング後は保湿ケアを入念に行う
- 1~2週間に1度にとどめておく
あくまでも肌に優しくを忘れず、焦らずじっくりと対処していきましょう。
内服薬で内側から還元する
市販の内服薬でもシミへの対処はできます。
L-システインやアスコルビン酸(ビタミンC)といった美白成分が含まれたものを選びましょう。
もちろん用法用量を正しく守って使うことが大事ですよ。
美白とシミに有効な飲み薬や錠剤は?シミに効果的な飲み薬や錠剤に含まれている成分や使用方法などを解説します!
腕に効く美白化粧品はあるの?
出来てしまった腕のシミの処置として紹介した保湿・ピーリング・内服薬をそれぞれ1点ずつ紹介します。
ボディミルク 美白&エイジングケア

- メーカー名:FANCL(ファンケル)
- 商 品 名:ボディミルク 美白&エイジングケア
- 価 格:150g / 1,320円(税込)
美白成分トラネキサム酸と多数の保湿成分を配合した医薬部外品のボディミルクです。
腕はもちろん全身に使えるのでどこでも気になる部分の保湿・美白ケアができます。
ロゼットゴマージュ

- メーカー名:ROSETTE(ロゼット)
- 商 品 名:ロゼットゴマージュ
- 価 格:120g / 437円(税込)
フルーツ酸の働きで古い角質をポロポロとオフできるマッサージジェルです。
腕やひじだけでなく顔・膝・かかとなど全身に使える万能な1本です。
ハイチオールCホワイティア

- メーカー名:エスエス製薬
- 商 品 名:ハイチオールCホワイティア
- 価 格:40錠 / 1,782円(参考価格)
美白成分のL-システイン・アスコルビン酸・パントテン酸カルシウムを含んだ第3類医薬品です。
朝夜の1日2回(1回2錠)でターンオーバーの正常化・メラニンの排出のほか、肌に沈着したメラニンを無色に還元してくれます。
腕や手をシミから守るには!?腕や手のシミに効く美白クリームをご紹介します。
徹底した対策とケアで白い腕を守ろう
今回は腕や手の日焼け・シミの予防・対処方法を見ていきました。
大前提として腕の日焼け対策を徹底することがカギですが、それでも焼けてしまった場合は冷却・保湿をして栄養と睡眠を十分に摂ることが大切です。
日焼けが元でシミが出来てしまった場合にも、保湿をしてピーリングや内服薬の服用でケアをするといいということでした。
優しくケアをして新たなシミを生むことなくシミを排出・還元しましょう。
日焼けをしてもシミが出来ても、腕の美白を諦めることなく徹底的にケアしましょう。
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