中学生の鼻ニキビの原因と対策とは?思春期ニキビならではの予防法をご紹介します

スマホを見ながら楽しそうに過ごしている女子中学生 ニキビ

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思春期と言われる時期は、成長の過程でどうしても皮脂の分泌が活発になります。
でも、それがニキビとして顔の真ん中にある鼻にボツッと出来てしまっては、目立つし気になりますよね。
今回は中学生という時期にポイントを置いて、厄介な鼻ニキビの原因と対策を探っていきたいと思います。
鼻ニキビに困っている学生さんは、ぜひご参照ください。

思春期ニキビは何故できる?

鼻ニキビの説明をする前に、何故思春期ニキビと言われる物が出来てしまうことからご説明しましょう。

思春期ニキビとは

きれいな黒板と整頓された机がある誰もいない教室思春期は毛穴に皮脂が詰まりアクネ菌が増殖して、毛穴の中で炎症を起こすニキビが発生しやすい時期です。

10歳から18歳くらいに出来るニキビを「思春期ニキビ」と呼び、男の子も女の子も男性ホルモンの比率が高くなり、分泌される皮脂が増加しますので、毛穴に皮脂が溜まりやすくニキビが出来やすくなります。
思春期に当たっている人なら、誰にでも起きるという訳です。

思春期ニキビはなぜ起きる?

脂肪分や糖分が体内に入ると、肌を健康に保つビタミン類が代謝のために大量消費されて不足がちになってしまうので、皮脂分泌のコントロール機能が乱れて肌が脂っぽくなり、ニキビが顔中に徐々に広がって増え始めるという仕組みです。

思春期のニキビ特徴は、赤みを帯びて炎症し場所を選ばず潰れ出血するケースが多く見られます。
思春期ニキビを潰すと深い凹凸が残り、クレーターと呼ばれる状態になり大人になってもその凹凸を気にするようになるやもしれません。

その他にこんなことも思春期ニキビの原因になります。

  • 体質的に皮脂分泌が多い方
  • 不規則な食生活や睡眠不足に陥っている方
  • 精神的にストレスを感じている方
汗をたくさん掻く春~夏は要注意の季節ですし、学生は試験前などのストレスに見舞われます。
正しい洗顔方法を身に付けたり、きちんとしたケアをして丁寧なニキビケアの実践が何より大切です。

『男性・女性のニキビ肌ケア』10代思春期と20代大人は違う!!

鼻ニキビはできやすい?その原因とは

思春期ニキビは顔全体に出来やすいと言われ、中でもおでこや鼻先や鼻周りといった箇所は、皮脂の分泌が多いです。
その鼻も含んだ思春期ニキビの原因は皮脂の過剰な分泌です。

鼻を摘まんで悩んでいるセーラー服姿の女子中学生中学生の頃は男の子も女の子も一時的に男性ホルモンの分泌が増えますので、性別に関係なく皮脂のバランスが乱れます。

女性の場合は
女性の場合は生理前の活発な黄体ホルモンの影響もあり、毛穴周りの皮膚が厚くなるので、毛穴は詰まりやすい状態になり、ニキビ菌であるアクネ菌も皮脂が大好物なだけに繁殖するので、鼻ニキビが出来やすくなります。
さらには、鼻を手で直接摘まんだり、擦ったりしていても、手に付着している雑菌が毛穴に侵入するので炎症ニキビが出やすくなります。

皮脂の分泌が原因なので、汗を掻く季節は顔であってもこまめに拭くことが重要になるでしょう。
常に肌を清潔に保つのがケアの基本です。
食事面でも気を付けなければいけないもので、思春期といえども脂肪分の多い食事や刺激の多い食べ物を控えることもニキビケアには大切なポイントになります。

顔全体に出来てしまうニキビの原因とその対処法とは?

鼻の頭に出来る面疔(めんちょう)に注意

面疔という症状は主に黄色ブドウ球菌とういう細菌が原因で、皮膚の抵抗力が落ちると毛穴で増殖して化膿を起こす状態のことを言います。
例えて言えばニキビは風邪、面疔は肺炎のように違いがあります。

鏡を見ながら鼻を触っている女の子健康な若者の顔にホルモンなどの影響でブツブツ出来るニキビは、自然治癒で治ることもあります。
一方、化膿して毛穴の周りに広がった状態で赤く腫れて痛む面疔は、膿が出て治った後も跡が残りやすくなり顔の真ん中に出来るのが多いため、潰すと悪化します。

以前は、顔の血管は脳に繋がっているため恐れられてきました。
昔は細菌が脳にまで拡散して髄膜炎を併発し、死に至ることもあったからです。
現在は効果のある良い抗生物質があるので安心ですし、抗生物質や個人に合った治療を受けられるようになっています。

なので、いじって刺激を与えずに病院で治療を受ける事が大切です。
心身のコンディションを整え、洗顔や保湿などのスキンケアをし、細菌に負けない健康な心身の維持をしながら、自然治癒力や免疫を高めましょう。

皮膚科では一人一人において検査や診断をしてくれますので、抗生物質の飲み薬で体の内側からケアし、必要であれば切開して膿を出したり処置を行います。
面疔に似た症状が出た場合、あるいは少しでも面疔だと思ったなら早めに皮膚科に行きましょう。

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鼻にできた中学生ニキビを治すには

中学生で鼻ニキビが出来てしまったらどうすれば良いか。
ここではそんなニキビの治し方を見てみましょう。

ニキビの色から分かる対処法

出来てしまったニキビを治すには、ニキビの状態を見極めることが近道です。
ニキビの色を見れば解決法が分かります。

ニキビの色 主なニキビ対策
白ニキビ ニキビの初期段階なので生活習慣を見直せば改善出来ます。
食事や睡眠を適切にとり、正しいスキンケアを身に付けましょう。
黒ニキビ 黒ニキビも基本的に生活習慣の改善により治ります。
それに加えて乾燥対策も考えなければなりません。
保湿に力を入れて、乾燥から肌を守りましょう。
赤ニキビ 炎症が起きているニキビの状態なので、薬の力が必要になります。
痒みも出てきますが、絶対に触らないようにしましょう。

ここで薬の話が出ましたので、次は薬剤によるニキビの治療法を見てみましょう。

市販薬でニキビを治す

忙しかったり、皮膚科に行くのをためらわれたりしたときは、市販のニキビ薬が頼りです。
ドラッグストアなどで購入しようと思うのなら、以下のような塗り薬を探してみて下さい。

市販のニキビ塗り薬
  • ビフナイト
  • ペアアクネクリームW
  • イハダ アクネキュアクリーム

皮膚科でニキビを治す

お薬手帳と処方された皮膚科の軟膏たち皮膚科の場合は一人一人に対して、診察してくれるので貴方自身に合った薬を処方してくれます。
皮膚科では主にこんな薬が出されるようです。

皮膚科で処方される塗り薬
  • ディフェリンゲル
  • ダラシンTゲル
  • ベピオゲル
さらには、面ぽう圧出というニキビを押して中身の膿を出してくれる処置もしてくれます。

また、美容皮膚科に至ってはピーリングやイオン導入の治療法もあります。
いずれにしても、医師の指導の下でニキビケアが出来るので安心ですね。

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鼻ニキビの予防

最後にご自身で出来る鼻ニキビの予防についてご紹介します。
今からでも出来るケアばかりです。

食生活

中学生でも鼻ニキビを治してきれいでいたいなら、毎日の意識した食生活の改善が必要です。
揚げ物やスイーツを控え、野菜や大豆類、魚を中心の食事メニューにしてよく噛んで食べましょう。
お肌やニキビに良いとされる栄養素は次の通りです。

栄養素 栄養素の働き 主な食材
ビタミンB2、ビタミンB6 皮脂の分泌を調節する
  • 鶏レバー
  • うなぎ
  • マグロ
  • カツオ
  • 納豆
  • ブロッコリー など
ビタミンB1 糖質の代謝に関わる
  • 豚肉
  • うなぎ
  • たらこ
  • 玄米 など
ビタミンA・βーカロテン ターンオーバーを整えたり、化膿や炎症を防ぐ
  • モロヘイヤ
  • ブロッコリー
  • かぼちゃ
  • にんじん
  • にら など

上の表からも分かる通り、ビタミンを多く含む食品を摂るようにしましょう。

中学生の中にも痩せたいと思う人もいるかもしれませんが、低カロリーダイエットもお肌に栄養が行き渡らず肌トラブルが多くなり、ニキビの出やすい敏感な肌を作ってしまいます。

睡眠

白い枕と布団でスヤスヤと寝ている女性夜は22時~深夜2時に体の新陳代謝を促すホルモンが出てくるので22時までに就寝して生活習慣に気を配り、体調を整えて規則正しい生活リズムにしましょう。

質の良い睡眠は寝る前に脳を興奮されるカフェインやスマートフォンやパソコンを見る習慣を控える事で、熟睡を促し新陳代謝のホルモン分泌がバランス良くなります。
規則正しい生活習慣をきちんと守り、睡眠環境を整えれば鼻に出来たニキビもケア出来るでしょう。

スキンケア

お肌のスキンケアに化粧水や乳液、漢方などに頼りたくなりますが、基本は洗顔や保湿です。
効果的なニキビ予防として、正しい洗顔の仕方を身に付け実行しましょう。

泡立てネットを使ってきっちり泡立てて顔全体に泡を乗せて転がす様に優しく洗いましょう。
直接刺激を与えず、手と肌の間にクッションを作ると摩擦を軽減してくれます。
皮脂や汚れを吸着させる事をポイントにしましょう。

洗い流す時も刺激を与えずにぬるま湯で洗顔フォームの残りが無いようにしっかり流します。
タオルで拭くときもゴシゴシではなく、押さえるようにポンポンと拭きましょう。

洗顔して優しくタオルで顔を拭いている女性洗顔後のケアとしては、皮脂による油分と化粧水の水分バランスを整える事でニキビが治りやすくなりますので、しっかり保湿をしましょう。
化粧水の後は、手のひらで温めた保湿クリームや乳液をつけて水分の蒸発を防ぎます。

鼻ニキビが出来ている時は毛穴を詰まらせて悪化させる可能性が大きいので、メイクは薄塗りしてきちんとクレンジングで落とす事を心掛けましょう。

化粧品を選ぶときは中学生の場合、美白成分入りの物は必要ありません。
大切なのは美白より保湿です。

寝具

スキンケアと同様に気をつけたいのが寝具の管理です。
実は寝ている間はコップ1杯分の汗を掻いていると言われています。

つまり、掻いた汗や皮脂が寝具に吸収されて、摩擦によってニキビが起きやすくなっている背景もあります。
特に枕カバーは頻繁に換えるようにしましょう。かわいいグレーのクッションが二つ置かれている写真

それと鼻に触る癖のある人は、普段から意識して触らないようにすることです。

鼻に接触するマスクも生地が擦れて肌に刺激がないような工夫が大事です。
このように、日頃の労りケアでニキビ知らずのお鼻に改善することが出来るでしょう。

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潰さず、無理せず、ニキビを治しましょう!

思春期の真っただ中にいる中学生の顔や鼻筋に出来るニキビは、皮脂分泌が多い場所にあり、成長ホルモンによって皮脂が多く分泌される傾向なので男の子も女の子も誰でも出来ます。

ターンオーバーも活発な時期ですので軽いニキビは跡に残りにくいですが、強い炎症が起きたニキビは潰してしまうと、クレーターとなって皮膚の凹凸がそのまま大人になるまで残ってしまう場合もあります。

そんなニキビによる最悪な状態を防ぐためには、ホルモンバランスを整える食事のメニューに変更したり、規則正しい生活習慣を身に付けたり洗顔や保湿などのスキンケアの工夫をしましょう。

洗顔も一日に何回も顔をゴシゴシ洗顔せずに、泡立てネットなどを使って優しく洗顔するのです。
化粧水や保湿などのコスメも敏感肌思春期ニキビケアのAシリーズといったニキビ肌用や敏感肌用のを使用すれば、お肌に負担なくケア出来ます。

晴れやかな気持ちで勉強に勤しんでいる女子中学生
くれぐれもニキビは絶対に潰すのだけはやめましょう。
潰したいくらい気になるなら迷わず皮膚科を受診し、医師と相談しながら治療を開始しましょう。
皆様の貴重な中学生時代がニキビから解放されて過ごしやすくなれば良いですね。

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