いつも同じ片側の頬にニキビができて不思議に思ったことはないでしょうか?
右に集中してできるのはなぜろう?なぜいつも左だけに?
片頬にニキビが集中してできる場合は、普段の無意識で行っている癖や生活習慣が原因になっている可能性があります。
この記事では片頬にニキビができる原因と対処法、ニキビができる大きな要因であるホルモンバランスとニキビの関係について解説していきます。
片側だけにニキビが出来る原因
ニキビがいつも同じ場所にできることに疑問を感じる方もいると思います。
その原因ははっきりしており、日頃の生活習慣に問題があることが多いのです。
まずはその原因を明らかにしていきましょう。
片頬に触れる習慣がある

私たちは何をするのにも手を使い、一日を通して数えきれないほどの物に触れています。
そのなかで、手には無数の雑菌が付着しており、実は相当汚れています。
その汚れている手でマウスを握っているとき、テレビを見ているとき、考え事をしているときに反対側の手で頬杖をついていないでしょうか?
この頬杖という行為は手に付着している雑菌を顔に移しているようなものです。
手には見える汚れがなくても、基本的には不衛生なものだと理解しておくと良いでしょう。
顔の片側を下向きにして寝る
誰でも寝るときに寝やすい姿勢というものがあるでしょう。
仰向き、横向き、うつぶせ寝など、人それぞれ好みの寝姿勢があります。
このときに、片頬を下にして枕を使っている場合、常に枕に顔の片側が当たっていることになります。
枕に付着している髪の毛は見えやすいことから汚れているのが一目で分かりますが、枕にはそれ以外にも顔から出る皮脂や汗、垢やフケなどの目に見えない汚れが多くこびり付いているのです。
また、それを餌としているダニの住処にもなっています。

そのような枕に同じ方向で長時間寝ていれば肌に良くない汚れや雑菌が付着してしまい、ニキビが出来る原因になることは想像がつくのではないでしょうか?
汚れがたくさん付着している枕に顔の片側だけをつけて寝ることはニキビだけではなく、肌荒れや炎症など多くの肌トラブルの原因となるでしょう。
片頬に髪が触れている
男性にも女性にも人気のヘアスタイルとして、アシンメトリー(左右非対称)があります。
この髪型は左右で髪の長さが違いますが、長い方の髪が常に顔に触れている場合があります。
髪には整髪料のほかに皮脂や汗、ほこりや雑菌などが付着していて実はかなり汚れているのです。
その状態の髪が肌に付着すれば、ニキビなどの肌トラブルにつながることは十分に考えられます。
特に寝ているときは髪が自然と顔に触れます。
そのため、就寝前にはしっかりと髪についた汚れを落とし、肌トラブルが起きないようにすることが大切です。
洗髪しないで寝ると一日の汚れが付着した髪の毛が顔に当たり、髪を洗って寝るときよりニキビは出来やすくなります。
顔の片側だけに日光(紫外線)が当たる
仕事机や勉強机が窓の近くの人は顔や体の片側に紫外線を集中して浴びることになります。
この場合、顔の片側だけが紫外線によって肌のバリア機能が低下することになるので、片側にニキビが集中して出来やすくなります。
車を運転する場合も、顔や体の片側だけが長時間日光に当たることになる場合には、紫外線による影響によって日光が当たっている側にニキビが発生しやすくなります。
その他、ニキビができる原因はこちらです。
- 過剰な皮脂の分泌
- 毛穴の詰まり
- 不規則な生活、睡眠不足
- 精神的なストレス
- ホルモンバランスの乱れ
頬のニキビを治すには
ニキビは出来る箇所によって原因が異なります。
例えば、おでこや鼻などのTゾーンと呼ばれる皮脂腺が活発な部位では、皮脂の分泌がニキビの主な原因です。
また、頬からフェイスラインにかけてのUゾーンでは、皮脂腺がそれほど発達していないため、皮脂が原因ではなくホルモンバランスによる影響が大きくなります。
頬はUゾーンに分類される部位ですので、頬に出来るニキビの原因は主にホルモンバランスの乱れによるものです。
頬のニキビを治すには、ホルモンバランスの乱れを整えることが大切になります。
まずは、なぜホルモンバランが乱れてしまうのか女性、男性と性別ごとに見ていきましょう。
女性ホルモンのバランスの乱れ
女性のホルモンバランスの乱れは、二つの女性ホルモンの分泌量のバランスが影響しています。
それは、エストロゲンとプロゲステロンです。
エストロゲンの役割は他にも、髪や肌のうるおいを保つことやコレステロールの調整、動脈硬化の予防など、健康な体を保つうえで大事な役割を担っています。
他にも、体内の水分を保つ、体の体温を上げる、乳腺を発達させるなどの役割があります。
この女性ホルモンの分泌は脳の視床下部と下垂体でコントロールしていてます。
ホルモンの量産先が正常に機能しなくなることで、エストロゲンとプロゲステロンの分泌量が狂うことになり、結果として女性ホルモンのバランスが乱れていきます。
次に女性ホルモンのバランスの乱れを改善し、ニキビを治す方法です。
女性ホルモンの乱れを改善するための方法として、ホルモンの分泌量を一定にする薬があり、それが「低用量ピル」の使用です。低用量ピルは本来は避妊薬ですが、エストロゲンとプロゲステロンの分泌量のバランスを一定にする効果があり、女性ホルモンを構成する二つのホルモンバランスが整うことでニキビの出来にくい肌へと変わっていきます。
その他には…- バランスのとれた食生活
- 良質な睡眠
- 適度な運動
などもホルモンバランスを整えるためには大切なことです。
男性ホルモンのバランスの乱れ
男性の場合のホルモンバランスの乱れの原因は、男性ホルモンの低下が関係しています。
男性ホルモンの低下には年齢や生活習慣など様々な理由が考えられますが、一番大きいのはストレスです。
男性のホルモンバランスを回復させるには、ストレスの解消やストレスをため込まない生活を意識していく必要があります。
普段から仕事だけではなく、趣味や適度な運動を行い、ストレスを発散していくように心がけることが大事です。
男性ホルモンの値が回復し正常な値に戻れば、ホルモンバランスの乱れが解消しニキビの出来にくい肌になります。

また、男性にも更年期障害があります。
発症は40代後半からで、50~60代が患者数のもっとも多い世代ですが、症状が出ていても自覚していない男性も多くいます。
症状としては、不眠、無気力、イライラなどとともにうつ症状を伴うこともあります。
男性の更年期障害も男性ホルモンの低下によって引き起こされるのですが、更年期障害が疑われる場合には専門外来や泌尿器科を受診するようにしましょう。
男性・女性に関係なく、頬にニキビができる原因はホルモンバランスの乱れによるものだけではなく、乾燥やアクネ菌の増殖なども考えられますが、まずはホルモンバランスを正常に戻すことでニキビのできにくい肌にしていきましょう。
男性ならではのニキビ、場所ごとの原因と対策方法とは?男ニキビについて解説します!!
頬ニキビを繰り返さない様に日頃の予防法
ここでは片頬だけにニキビが出来る予防法をお伝えします。
頬杖をついたり、頬を触る癖を治す

例えばパソコンのマウスを操作しているときに、反対側の手で無意識のうちに頬杖をついていないでしょうか?
また、読書中や考え事をしているときにも同じことが考えられます。
頬杖や顔に触れる行為の多くは無意識に行っています。
片頬に触っているという自覚を持つためにも、1日を通して自分の行動を意識的にチェックしてみると良いでしょう。
頬に触る癖があることに気がついたら、触らないための意識づけをしていくようにしましょう。
枕カバーは清潔に保つ

理想的な寝姿勢は仰向けで寝ることですが、入眠時には仰向けでも寝ている間に段々と崩れてしまうものです。
それに寝返りも打たずに、仰向けで寝続けることは同じ姿勢が続くため疲れてしまうでしょう。
そこで、枕に頬が触れることを前提に枕カバーはこまめに洗濯をし、汗や皮脂、雑菌などが付着していない綺麗な状態を保つように心がけましょう。
枕カバーの取り換えや洗濯が面倒に感じる場合には、枕カバーの上にタオルを敷いてタオルのみを交換するのも有効です。
私たちは1日のうち、およそ3分の1は寝ています。
枕だけではなく長時間肌に触れる寝具は日頃から清潔にしておくことが大切です。
頬に髪が触れない髪型に変える

髪には目には見えない汚れがついていることは、記事の冒頭でお伝えしました。
髪に付着している汚れによってニキビを招くのであれば、頬に髪が触れない髪型に変えてみるのも一つの手でしょう。
髪の肌への影響は髪についた汚れのほかに、髪の毛先が肌に触れることによる刺激があります。
毛先のチクチクとした刺激が肌への負担となり、ニキビへと発展することがあります。
ハーフアップやポニーテールなど前髪が頬にかかることのない髪型に変えてみましょう。
また、ヘアアレンジとしてお団子ヘアにしてみるのも良いかもしれません。
髪型を変えることが難しい場合、自宅にいるときはヘアバンドで前髪をアップし、頬に髪が触れないように対処するのもよいでしょうね。
日光を遮る

顔や体の片側に紫外線を浴びている場合には、一番良い対策は紫外線を遮断することです。
遮光カーテン(薄いカーテンでは室内まで紫外線が入り込みます)やブラインドで光を遮りましょう。
それが難しい場合には、日焼け止めクリームを塗り紫外線対策を万全にします。
こまめに塗ることで紫外線による肌のバリア機能の低下を防ぎ、頬ニキビへの対策を徹底しましょう。
ニキビの原因と対策法・治し方とは?ニキビのアレコレを解説します!!
ホルモンバランスとニキビ
男性・女性に関係なくニキビの原因はホルモンバランスの乱れも関係します。
ホルモンバランスが乱れると皮脂が増加し、毛穴が詰まりやすくなります。
そうなるとアクネ菌が増え、ニキビや炎症を生じやすくなり、場合によっては症状が長引いたりニキビ跡として残ってしまう場合があります。
そのため、ニキビができたときには悪化させないためにも、ホルモンバランスを整えることが大切です。
日ごろから規則正しい生活を心がけ、ストレスをため込まないことも意識しましょう。
普段の生活習慣を見直すことから始めよう
今回はニキビが片側の頬にできてしまう原因を見てきました。
片頬にできてしまう理由としては、頬杖や横向きで同じ方向で寝ることで目に見えない汚れが片頬についてしまうことが原因でした。
対処法としては手で頬に触れないようにする、枕カバーをこまめに交換する、髪が肌(頬)に触れないような髪型に変える、などの方法をご紹介しました。

また、ホルモンバランスの乱れが男性・女性ともにニキビを引き起こす原因となり、皮脂の過剰な分泌にも関係していることが分かりました。
以上の内容を踏まえると、片頬ニキビの対処法は一日を通して顔に汚れを付着させないように意識することが大切で、日ごろの心がけ次第で頬ニキビを効果的に防げますね。
顔の片側だけにニキビが集中してできてしまう場合には、無意識に顔に雑菌などの汚れを移していないか確認していくとよいでしょう。
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