寝ている間にもニキビの原因が!?睡眠と生活習慣に潜むニキビの原因とは

起きているけど寝起きが万全でない夢うつつの女の人 ニキビ

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今回は睡眠と生活習慣の中に潜むニキビの原因や仕組みに関する記事です。
ニキビが出来ると一日が憂鬱ですよね。
でも、それと睡眠とはどの様な関連があるのでしょうか?
ニキビが出来るサイクルへの知識をご説明しますので、ニキビ予防に是非役立てて下さい。

ニキビが出来てしまう仕組み

睡眠や生活習慣の話をする前にニキビの仕組みについてご説明していきたいと思います。

本来、皮膚は毛穴から皮脂が分泌され、この皮脂が皮膚や毛に水分を与える事で肌が乾燥しない様になっています。
しかし、角質や皮脂が溜まって毛穴が詰まってしまうと毛穴に皮脂が溜まり、毛穴の周辺の皮膚が盛り上がり、皮脂や角質を食べに菌が入り込みます。

菌により感染症が生じると身体の免疫が毛穴周辺に血液を沢山送ります。
送られる血液によって毛穴周辺の皮膚は赤くなり腫れ上がります。
この時はまだ白血球が感染症を治しています。

たくさんの菌とウィルス達

役目を終えた白血球が死んでしまうと、膿が溜まったニキビが毛穴のあった箇所に出来るのです。
毛穴が皮膚の下で詰まると白いでき物が、毛穴が皮膚の上で詰まると黒いでき物が出来ます。
黒いでき物は角質の中にあるメラニン色素が酸素に触れて黒くなるのです。

ニキビが最も多く出来るのは20歳以下の年齢です。
これは成長に従い皮脂の分泌を促す男性ホルモンのテストステロンなど男性ホルモンが多く分泌され、毛穴詰まりが起きやすくなる理由からです。

しかし、大人にもニキビが出来ます。
これはストレスホルモンのコルチゾールが身体の炎症に分泌される事によって免疫の機能が低下してしまい、ニキビの原因菌を退治出来なくなるからです。

ニキビとはどんな物?ニキビの種類による症状と原因について詳しく解説します!!

枕や布団の雑菌がニキビの原因に

「きちんとスキンケアしているのに何故か同じ箇所にニキビが出来る・・・」、その様な事で悩んでいる方はもしかしたら枕や布団など寝具が原因でニキビが出来ている可能性があります。

あまり布団を干さない、あるいはシーツや枕カバーを洗濯しないという人は要注意です。
寝具は長時間にわたり肌に触れるからです。
汚れてない様に見えても皮脂や寝汗が付いてとても不衛生なのです。
ですので、部屋でダニが一番多く生息しているのは寝具だという話もあります。

ニキビを防ぐには

清潔にしている枕カバーやシーツのベッドメイキング

1週間に1度、シーツや枕カバーは洗濯するのがおすすめです。
清潔な寝具を使用する事によって肌への悪影響もぐんと減ります。

寝る前に顔に塗ったクリーム美容液などが枕に付着する事も多いため、皮脂や寝汗と共にニキビや肌荒れの原因となります。
また、枕カバーの素材によっては肌を刺激する場合があります。

今使用している枕カバーで顔が痒くなっているならば、枕カバーを替えた方が良いでしょう。
もしくは、枕カバーではなく肌触りの良いタオルを使用する事によって毎日交感しやすくなり、寝具を清潔な状態に保つ事が出来ます。

布団も天日干しをしたりして、ダニを繁殖させない様にする事が大事です。
ダニは皮脂やフケを好むため、多い場合ですと布団1平方メートル辺りにおよそ10万匹もいるとされています。
沢山ダニがいる布団や枕に口や鼻が触れるなんて恐ろしいですよね。

正しい布団の干し方

天日干しをしている2組の布団

ニキビを防ぐためには布団の干し方も重要になることがあります。

雨上がりは避ける

雨が止めばすっきり晴れて、布団を干したい気持ちになるものです。
でも、雨上がりに干してしまうと湿気が多いため、布団が湿気を取り込んでしまうため逆効果です。
天日干しをするならば、湿気が低い午前10時から午後3時の間にしましょう。

中々干せない日が続く様であれば、除菌スプレーなどを活用すると良いです。

裏面も干す様に

布団を干す際は裏面も太陽に当てなければなりません。
陽に当たらない面のダニは死なないとされているため、表面だけではなく裏面もしっかりと陽に当てましょう。

干した後は…

布団を取り込む前に布団たたきを使用する方も多くいると思います。
布団たたきで布団を叩いてしまうとダニの死骸や糞を広げてしまいます。
ですので、干した後は掃除機で片面につき20秒から30秒程かけて丁寧に吸い取る様にしましょう。

そして、布団は直ぐにしまわず、部屋に置いたりして布団の熱を取りましょう。
ダニはニキビや肌荒れ以外にもアレルギーや喘息の原因になります。
肌や健康のためにも寝具は清潔な状態を保つ様にしましょう。

頬にできてしまうニキビの原因と対策とは

悪い生活習慣がニキビの原因に

普段の何気ない生活習慣がニキビの原因に繋がります。
どのような行いがニキビの原因になるか見てみましょう。
今回悪い例の習慣を挙げてみました。

睡眠不足

睡眠不足で仕事中に眠気が来ている女性

一日の睡眠時間が不足すると肌のターンオーバーが乱れて免疫力が低くなり、ニキビが出来やすくなってしまいます。

肌のターンオーバーサイクルを整えるために欠かせない成長ホルモンは、寝ている間に分泌されます
肌の健康を守ってニキビの発生を防ぐには、1日に最低6時間以上睡眠時間を確保する必要があります。

また、充分な睡眠時間の確保に加えて毎日出来るだけ同じ時間に就寝や起床出来る様にして体内時計をきちんと整えましょう。

入浴をシャワーで済ます

体内に溜まった老廃物を除去して健康な肌を維持するためには、身体を内側から温めて血行を良くする事が一番です。
日々の入浴をシャワーで済ませると、きちんと身体の内側まで温められません。

10~15分程度はお湯に入れる様に余裕ある生活を送る事を心掛けましょう。
温かいお湯にじっくりと肩まで浸かるという事は血行促進だけでなく、ニキビの原因になるストレス解消にも繋がります。

食生活の乱れ

おいしそうな肉巻きフライ定食ランチ

美肌を作るために欠かせないのはビタミンやたんぱく質などの栄養素です。
ニキビ予防のためとビタミンだけ摂取しても、たんぱく質が無いと肌はビタミンを上手く活用する事は出来ません。

そして、炭水化物や糖分を摂取し過ぎてしまうと折角のビタミンをこれらの消化のために消費してしまいます。
ダイエットのためにとたんぱく質が豊富な魚や肉を食べずにいる方や、ついお菓子を食べてしまう方は注意が必要です。

間食を控えて規則正しく3食きちんと食べ、肌を作る栄養素をきちんと補給しましょう。

運動不足

普段仕事が忙しくてあまり運動する習慣がないかたは多いです。
しかし、運動量が不足していると身体の血の巡りが悪くなり、肌荒れやニキビを招く原因となります。

スポーツクラブやジムに通う時間はないと諦めずに一駅分だけ歩いたり、寝る前に軽いストレッチをするなど貴方が出来る範囲で運動を取り入れ、血行を良くする様にしましょう

肌に触れる衣類の手入れをしていない

黄色とオレンジのチェックの大判ストール

顔は衣類にあまり触れない様にと考えますが、マフラーやストールなどを身に着けていると、フェイスラインや顎は繊維によって刺激を受けてしまいます

繊維の刺激に加え、衣類に付いた汚れや皮脂が肌に常に触れているとニキビの原因になります。
この様な衣類もきちんとお手入れし、肌に触れても大丈夫な様に清潔にする様に心掛けましょう。

便秘による腸内環境の乱れ

便秘に悩んでいる女性は少なくありません。
便秘になるという事は腸内に老廃物が溜まっているという事です。

腸内に老廃物が溜まってしまうと腸内に有害物質が発生してしまい、腸内環境を健康に保つために必要な善玉菌を減らしてしまいます。
善玉菌が減ってしまえば便秘の原因になる悪玉菌が増えてしまい、さらに腸内環境が悪化するという負のスパイラルに陥ってしまいます。

腸内環境が悪化する事は新陳代謝が悪化する事に繋がりますので、ニキビや肌荒れを招く原因になります。

善玉菌の中にはビタミン類を合成するものもありますので、善玉菌が不足すると肌を作るために必要なビタミンの供給まで減ってしまいます。
食物繊維や乳酸菌を豊富に含んでいる食品を積極的に摂取し、便秘を改善して腸内環境を整えましょう。

トイレに駆け込んで下剤に頼っているイラスト

ストレスを溜めてしまう

ストレスが溜まると女性ホルモンのバランスが崩れてしまい、逆に男性ホルモンが活発に働く様になります。
すると、男性ホルモンの影響により皮脂が過剰に分泌してしまい、毛穴を詰まらせてしまいます。

皮脂の過剰な分泌や毛穴の詰まりはニキビの主な原因です。
また、ストレスにより自律神経が乱れると質の良い睡眠が取れなくなり、睡眠中の肌の新陳代謝が鈍くなります。

じっくりとお風呂に浸かったり、寝る前の時間に好きなアロマを嗅ぐ、あるいは趣味に没頭する時間を作るなどして、貴方に合う方法でストレスを解消しましょう。

ニキビでお悩みの方必見!!原因別にみる予防法とは?

寝過ぎや夜更かし、睡眠とニキビの関係

寝れば肌が綺麗になるという表現は間違ってはいませんが、正確に言うと深い睡眠が肌に良いのです。
ただ、寝るだけだと肌にとってあまり意味をなさない可能性があります。

睡眠と成長ホルモンの関係

綿のパジャマと目覚まし時計

睡眠中には成長ホルモンが分泌されています。
成長ホルモンとは紫外線のダメージを修復したり、血流と共に栄養素を運んでターンオーバーを促してくれる美肌に欠かす事の出来ないホルモンです。

肌の調子は成長ホルモンによって決まると言っても過言ではありません。
しかし、成長ホルモンが活発に分泌される時間は入眠後3時間までです。
3時間を過ぎてしまうと成長ホルモンの分泌は落ち着きます。

睡眠は浅い睡眠(レム睡眠)と深い睡眠(ノンレム睡眠)を交互に繰り返し、1サイクルは90分の間隔で成長ホルモンは睡眠が深い程分泌されます。

入眠後3時間でどれだけ深い眠りにつけるかが大事になります。

睡眠が浅いと肌にどの様な影響があるのか?

睡眠が浅い事で上手く深い睡眠(ノンレム睡眠)に入れなければ、成長ホルモンの分泌が少なくなります
すると、皮膚細胞が修復したり再生したりする活動は行われずにターンオーバーにも悪影響を及ぼしてしまいます。

そうなると、肌に栄養が運ばれずに血行が悪化したり、古い皮膚細胞がそのまま表皮に蓄積される様になります。
その結果、肌はくすみで表情も曇り、紫外線のダメージが残ってシミの原因になります。

逆に寝過ぎるとどうなる

たくさん寝溜めしてやっと起きようとする女性

眠りが浅いならいっぱい寝ればよいのではないかと思うかもしれません。
寝溜めをしようとすると週末だけ長時間睡眠になったり、昼寝を沢山するという方法をしようとします。

しかし、これだと睡眠のバランスが崩れて体内時計や自律神経のリズムが崩れてしまいます。
体内時計で睡眠リズムが保たれているため、狂うと正しい睡眠サイクルが分からなくなります。

また、自律神経やホルモンも乱れやすくなり、ターンオーバーも上手くいかずに血行が悪くなり、肌荒れを引き起こしやすくもなります。

さらに言いますと、長時間寝ていればトイレで排尿しない時間が増えますから、水分が体内に溜まってむくみやすくなります
すると、結果としてスキンケアの吸収が悪くなり、化粧のノリも悪くなってしまいます。

この様に睡眠も規則正しくしないとお肌にとってはダメージになってしまうのです。

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今回は睡眠と生活習慣に潜むニキビの原因をテーマにして本記事をまとめました。
睡眠を取っててもニキビが出来る原因になります。

先ずはシーツや枕カバーなどの寝具を清潔にする事が第一です。
布団もダニに気をつけて干す様にしましょう。

そして、睡眠を始めとする生活習慣に気を付ける事です。
食事や運動もしっかり行いましょう。

是非この記事を参考にして、睡眠に対するニキビ予防に役立てて下さい。

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