眉間に出来るニキビの原因に自律神経が影響している!?自律神経の働きと改善法をお教えします

本を読んでいるキリッとした女性 ニキビ

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眉間にできるニキビの原因 漫画眉間にニキビが出来てしまうととても目立つし痛いですよね。
出来てしまった後も中々治らない事が多かったりして大変です。
そんな出来ると困ってしまう厄介な眉間のニキビは自律神経が関係していたのです。
今回は大人ニキビと深い関係がある、自律神経とストレスについて詳しく調べてみました。

自律神経の乱れとストレスによる眉間のニキビ

ニキビに悩んでいる女性のイラスト

ニキビの原因は汚れや皮脂によって毛穴が塞がってしまう事が原因だとよく知られています。
眉間に出来てしまうニキビもそういったお肌のトラブルにより引き起こされますが、それ以外にも「自律神経の乱れ」が大きく関係してきます。
ストレスが多かったり、自律神経に乱れがある際にニキビが出来やすい場所が眉間なのです。

自律神経は交感神経副交感神経の二つに分けられます。
ストレスが溜まると自律神経が上手く機能しづらくなり、交感神経と副交感神経のバランスが乱れてきます。

副交感神経の働きが弱まってくると、ホルモンの分泌に影響が出て皮脂分泌量が多くなるため、お肌が脂っぽくなってニキビが出来やすくなってしまうのです。

自律神経が影響するその他の場所のニキビ

自律神経の乱れによりホルモン分泌のバランスが崩れてしまった時には、眉間以外にも口元やあご、首やデコルテなどにもニキビが出来やすくなります。
自律神経の乱れ以外の原因もありますので注意が必要です。

自律神経の乱れ以外でニキビが出来てしまう要因
口元やあご
首やデコルテ
  • 髪の毛や衣類(下着)などが当たる際の刺激
  • 外出時の場合、胸元などはこまめに汗を拭く事が難しいゆえの溜まった汚れ

そもそも自律神経とはどんなものなのでしょうか。
次の項目で見ていきましょう。

自律神経とはどんなもの

ここで自律神経とはどんなものかを見てみましょう。
自律神経とは身体の機能をコントロールする働きをしてくれる神経の事です。
呼吸器官や消化器官などの内臓の働き、血管の動き、体温の調節など自律神経が司っている身体の機能は多岐にわたります。

そして、自律神経には交感神経と副交感神経の二つがあり、それぞれ異なった働きをしています。
どちらかの神経が活発になっている際にはもう片方は落ち着いている状態になります。

交感神経とは

運動する女性のイラスト

交感神経は運動などで身体を動かしている時や、緊張やストレスなどを感じている時などに血圧を上昇させて心拍数を速める働きをします。

具体的にはアドレナリンなどの物質により心臓や筋肉などが運動する際、その動く箇所へ血液を送りやすくする働きをしています。
まとめますと交感神経が優位に働いている際には気分が高揚したり身体が活発的になります。

副交感神経とは

副交感神経は実に様々な働きをしてくれます。

副交感神経の主な働き
  • 身体の興奮を抑えて血圧や心拍数を下げたり気持ちを落ち着かせる
  • 胃腸の動きを活発にして食物の消化を助ける
  • 血管を拡張して体内に栄養素を届けたり、老廃物の排出などの身体を整える機能を活発にする
  • 眠る際にも副交感系神経が優位になっている状態だと、自然と眠りに入りやすくなる

副交感神経が優位に働いている際には気分がリラックスして身体も休息している状態になっています。

自律神経の働きについて上に挙げたものは一例に過ぎず、思いがけない所でも色々と活躍していたりします。

椅子に座ってリラックスしている女性

交感神経・副交感神経の切り替え

自律神経について知っておかなければならない事があります。
それは交感神経と副交感神経は自分の意志で任意に切り替える事が出来ないという事です。

そのため日常生活で強いストレスを受け続けたり、身体を休める事が出来なかったりするとリラックスするための副交感神経の働きが低下してしまい、二つの神経のバランスが崩れてしまいます。
これが自律神経が乱れている状態なのです。

自律神経とストレス

先程の項目で軽く触れましたが、自律神経とストレスは切っても切れない関係性があります。
ストレスを受けると自律神経のうち交感神経の働きが強くなります。

人間の身体はストレスが起きた際に脳からの伝達により副腎皮質ホルモンが分泌されます。
すると、同時に交感神経の制御している副腎髄質(ふくじんずいしつ)という部分からアドレナリンなどが分泌されます。

これらの成分には血圧や血糖値の上昇、免疫の抑制、胃酸分泌の促進、身体の覚醒を促すなどの様々な作用があります。

ストレスを受けて交感神経の働きが強くなりすぎると、この様な身体の機能が活発に働き続けてしまう事になり、不調やトラブルを引き起こしやすくなってしまいます。

ストレスを受けた際に実際に身体に表れやすい症状
  • 倦怠感や体のだるさ
  • 身体や手足の末端の冷え
  • 筋肉のこり
  • 胃腸の不調

試験の時に手が冷たくなってしまい上手く字が書けない、プレゼンや大事な会議の前なのにお腹の調子が悪い…、なんて体験をした事がある方もいるかと思います。

この様なストレスによる身体の不調は交感神経が優位になっている事で引き起こされるため、副交感神経を活発に働かせる事で不調を改善したり、和らげたりする事が期待する事が出来ます。

自律神経の乱れを軽減する方法

ここまで自律神経とはどういうものかという点について説明してきましたが、実際に自律神経の乱れを改善していくための方法をご紹介します。

ストレスを溜め過ぎない

運動をして爽やかに汗を掻いている女性

ストレスを長時間ずっと感じていると心や身体を活発にする交感神経ばかりが働く事になり、副交感神経が活動する機会が減り、どんどん弱くなっていってしまいます。

出来る限りストレスは溜め込まず、発散出来る様に心掛ける事が大事です。
好きな音楽を聴いたり、身体を動かしたり、ペットと戯れたりなど何でも良いので少しでも自分がストレスを発散する事が出来る方法を見つけると良いでしょう。

日光を浴びる

朝カーテンを開けて日光浴している女性

唐突ですが、起床する際にはセロトニンという身体を起こして活動的にさせるホルモンが分泌されます。
このセロトニンは起きた時に日光を浴びる事で、さらに分泌が促される特徴があります。
ですので、起床時に日光を浴びてセロトニンを体内に増やす様にして下さい。

何故かと言いますと「夜には眠る・日中は起きる」という事がとても大事だからです。
一見すると当たり前の様に感じるかもしれませんが、この睡眠のサイクルがきちんとなされていないと体内時計が乱れているという事になります。

この体内時計を管理している部分が自律神経に当たり、体内時計の乱れは自律神経の乱れという事になります。
そのため、体内時計のサイクルを整える事で自律神経の乱れも整えられていきます。

食生活を見直す

栄養バランスの良い食事は身体の調子を整えて自律神経が正常に働く助けをします。
また、自律神経の働きを助けるだけではなく、お肌自体の調子も整えてくれるためニキビの予防にもなります。

自律神経の乱れを感じている方は下記の栄養素を含む食品を食事に取り入れてみてください。
もちろん直ぐに効果を実感出来るものではないため、継続してバランスの良い食事を心掛ける事が大切です。
無理して沢山摂取するのではなく、日々の生活に無理のない範囲で続けていくと良いでしょう。

自律神経の乱れを整える効果のある栄養素
栄養素 説明 主な食べ物
ビタミンB
  • 神経の働きを正常に保たせる
  • ストレスを溜め過ぎると多量に消費される
  • レバー
  • うなぎ
  • 納豆
  • 葉菜類 など
ビタミンC ストレスを感じている際に、全身の抵抗力を高めるための副腎皮質ホルモンの合成に使われる
  • レモン
  • ピーマン
  • イチゴ など
ビタミンA 自律神経のバランスを整える
  • レバー
  • ニンジン
  • 緑黄色野菜 など
ビタミンE 自律神経のバランスを整える
  • アーモンドなどのナッツ類
  • 植物油 など
カルシウム イライラを抑える
  • 牛乳
  • 乳製品
  • 大豆 など
亜鉛 神経伝達物質を作り、精神を安定させる
  • 牡蠣
  • 牛肉 など
食物繊維 腸内環境を整え、セロトニンを脳に届けやすくする
  • ごぼう
  • アボカド
  • 納豆 など

一方、食べ物の中には自律神経の乱れを促進してしまう物もあるため注意が必要です。
その様な食品は出来る限り避けた方が自律神経の働きには良いですが、食べたい物を無理に我慢する事でストレスになってしまってはかえって悪影響になる場合があります。

無理せずに自分の生活スタイルに合った食事を検討してみて下さい。

自律神経の乱れを促してしまう食品
  • 砂糖
  • 小麦粉
  • カフェイン(コーヒー、栄養ドリンク、お茶など)

砂糖や小麦などは血糖値を急激に上げてしまいます。
急激に血糖値が上昇すると身体は体調を保つために一気に血糖値を下げ、元の状態に戻そうとする働きをします。
この体内の状態を元に戻そうとする際に自律神経が関係してくるのですが、急激な血糖値の上下は自律神経に大きな負担をかけてしまいます。

コーヒーとたくさんのケーキたち

また、カフェインには交感神経を活発にさせる作用があります。
自律神経の乱れの多くは交感神経が優位になりすぎて、副交感神経の働きが低下してしまっている事が多いです。
そういった理由から交感神経の働きを活発にするカフェインは避けた方が良いでしょう。

コーヒーやお茶が好きで飲むのを我慢するのが嫌だという方は、カフェインレスのコーヒーやお茶なども販売されているので、この様なものを利用するのもおすすめです。

自律神経を整えてストレスもニキビも改善に

自律神経が乱れるという状態はある日突然自律神経のバランスが崩れるわけではありません。
生活をしていく中でだんだんと交感神経と副交感神経の働く頻度にズレが生じていき、その結果日常生活に影響が出るほど自律神経のバランスが乱れてしまう事になるのです。

穏やかな表情で本を読んでいる女性

冒頭の眉間に出来るニキビも、そうしたストレスによって皮脂が分泌されるのが原因となる事が分かりました。

自律神経の乱れを軽減する方法はどれも即効性があるものではなく、日々の積み重ねや習慣としていく事が肝心です。
そうすればだんだんと乱れが整えられていきます。

なので焦らず、無理せずに自分のペースで取り組む事がとても大事になります。
もちろん日頃の適切なスキンケアを忘れずにして下さいね。
厄介な眉間のニキビのない素敵なお肌を手に入れましょう!

 

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