皆さんは顔に出来たニキビはどんな風に治していますか?
顔に赤いニキビが出来てしまうと心までへこんでしまいますよね。
今回、赤みのあるニキビの原因を中心にその改善策を解説していこうと思います。
Contents
赤ニキビになる原因と症状とは
まず、赤ニキビが何故出来るのか、その原因や背景を中心に説明していきます。
ニキビは白ニキビから始まり、徐々に黒ニキビとして酸化していき、やがて炎症を起きてしまう赤ニキビへとなっていきます。
そのメカニズムとしてはアクネ菌が関係しています。
赤ニキビが出来るメカニズムとは
アクネ菌は通称ニキビ菌とも言われていますが、皮脂が段々毛穴に蓄積されて酸化していき、そこにアクネ菌が増殖すると炎症が起き、ニキビになってしまいます。
お肌の構造で言うと表皮層の下の真皮層と言う所に体毛が作られる組織があり、そこに皮脂腺もくっついています。
これが毛穴で肌の表面に繋がっているのですが、ここが詰まってしまうのがニキビです。
さらには皮脂だけではなくターンオーバーが乱れたり、お肌のバリア機能が低下しても赤ニキビが出来てしまいます。
お肌の生まれ変わりのサイクルとなっているターンオーバーはストレスや体調の変化などで皮脂の分泌が増えます。
その増えた皮脂に紫外線などとが反応して、活性酸素を生み出します。
やがて肌の組織のバリアが低下して炎症になり、これに毛穴が詰まってニキビになる仕組みです。

赤ニキビの症状とは
ニキビの始めは白ニキビから始まります。
白ニキビはぽつんと盛り上がったニキビで中に皮脂が詰まっています。
一方、黒ニキビは白ニキビの毛穴が開いて酸化した状態です。
黒い見た目になり、炎症を起こして悪化していくとそれが赤ニキビになります。
赤ニキビは毛穴の内部で増殖したアクネ菌を攻撃しているために赤く腫れて炎症を起こしているのです。
症状はヒリヒリ痛くなったり、痒くなったりしますが、この痒みは細胞からヒスタミンと言う物質の影響で周りの神経に作用して起きます。
つい痒いと患部を掻きたくなりますが、絶対に掻かない様にしましょう。
ニキビとはどんな物?ニキビの種類による症状と原因について詳しく解説します!!
赤ニキビは潰していいの?
顔に赤ニキビが出来てしまった場合、見た目にも目立ちますし、ついつい触ったり潰したくなります。
どうしてもニキビが顔にあると気になりますが、掻いたり潰したりせず清潔に保つ様にして下さい。
ニキビを潰してはいけない理由が3つあります。
潰すと肌を傷つけてしまう
ニキビを潰して中の芯を取り出す時に誤って爪を立ててしまい、ニキビの周りの肌を傷つけてしまう恐れがあります。
さらには、不適切な潰し方を続けるとお肌にクレーターというデコボコが出来てしまう可能性があります。
潰すと出る血が酸化してシミになる
ニキビを潰した時に毛細血管まで傷つけ、膿と一緒に血が出てしまい、残った血が細胞の奥で酸化するとシミになります。
また、傷付いた肌にはメラニンが発生し、シミの原因になります。
炎症が悪化して新たなニキビを作ってしまう
ニキビを潰してしまうと炎症が更に悪化してしまう可能性があります。
また、アクネ菌が付着したままの不潔な指で他の部分を触ってしまうとそこにアクネ菌が付着して広がり、新たなニキビを生み出す原因となってしまいます。
また、女性では髪形やメイクを気にすると思いますが、患部を刺激させる事になりますので髪がニキビに触れるヘアセットやメイクは出来るだけ避ける様にしましょう。
赤ニキビを悪化させないケア
赤ニキビをこれ以上悪化させない様にするためには、ニキビに配慮したスキンケアをする事が大切です。
洗顔と洗顔料
まず、しっかりと洗顔をしてお肌を綺麗にしましょう。
何故、洗顔が大切なのかは以下の通りになります。
- 皮膚の汚れや古い角質を洗い流させるため
- 洗顔で汚れた古い角質が落ちれば基礎化粧品の効果を十分に果たせるため
- 肌のターンオーバーが促されて肌荒れが予防する事が出来たり改善する事が出来たりするため
赤ニキビの肌を洗顔する際には洗顔料選びに注意しましょう。
一番良いのはニキビケア用の洗顔料を選ぶ事です。
特に赤ニキビ対策ではアクネ菌に働きかけてくれる成分が必要ですので、炎症を予防してくれるグリチルレチン酸ジカリウムが配合された薬用洗顔料がおすすめです。
グリチルレチン酸ジカリウムは漢方の原料にも使用されている甘草の根に含まれている成分であり、炎症を抑えたりニキビのケアにとても効果がある成分です。
とは言え、ニキビを治したい一心で顔を洗い過ぎるのも良くありません。
洗い過ぎると肌が乾燥して角層が硬くなり、逆に毛穴が詰まりやすくなるからです。
1日朝と夜の2回の洗顔で肌に負担が掛からない様にケアしましょう。
保湿

ニキビに洗顔が大切と言う事が分かった後は、次は保湿の必要性です。
洗顔後の肌は乾燥しやすいので、すぐに化粧水や乳液などで潤いを与えてあげましょう。
そうすれば角質も柔らかくなり、毛穴も詰まりにくくなります。
肌の潤いを守ってくれるセラミドが配合された保湿化粧品はおすすめです。
そうした成分や敏感肌用化粧水でコットンパックするのも良いでしょう。
もちろん、ニキビケア専用の化粧品が販売されていますのでそちらも効果的です。
ぜひ、そうした化粧品や治療薬を使用して赤ニキビをケアしましょう。
ニキビの原因は間違った洗顔方法にある!?ニキビ効果のある洗顔方法と洗顔料とは
ニキビを作らないための生活習慣とは
先程は主にスキンケアに焦点を当てて、ニキビケアを見てきました。
ニキビとは皮脂とは別にターンオーバーの乱れが原因とも説明しました。
ターンオーバーを整えるには生活習慣を見直して、改めていく事も重要になってきます。
まずは生活の中で、ストレスを溜めない生活習慣作りを心掛けましょう。
ここではやってはいけない生活パターンを挙げます。
自分がしてしまっているNG習慣を見直すと素肌に自信が持てるはずです。
ぜひ、振り返って見直す様にしましょう。
睡眠不足

一日の睡眠時間が減っていると肌のターンオーバーが乱れて免疫力が下がり、ニキビが出来やすくなっています。
肌のターンオーバーサイクルを整える上で欠かす事の出来ない成長ホルモンは眠っている間に分泌されるものです。
肌の健康を守りつつニキビの発生を防ぐためには、1日に最低でも6時間以上の睡眠を取る様に心掛けましょう。
入浴はシャワーで済ませている
体内に溜まった老廃物を外に流して健康な肌をキープする為には身体を内側から温め、血行を良くする事が一番です。
日々の入浴をシャワーのみで済ませてしまうと身体の内側までしっかりと温める事が出来ません。
10分~15分程度はお湯に浸かる時間が作れる様に余裕のある生活を送るのを心掛けて下さい。
温かいお湯に肩までじっくり浸かる事は血行促進だけでは無く、ニキビの原因の1つであるストレス解消にも効果的です。
食生活の乱れ

美しい肌を作るために欠かせないものと言えばビタミンやたんぱく質などの栄養素です。
例えニキビ予防のためにビタミンを摂取していてもたんぱく質をしっかり摂らないと、ビタミンを上手く活用する事が出来ません。
また、糖分や炭水化物を摂り過ぎているとせっかく摂ったビタミンをこれらの消化のために消費してしまいます。
「ダイエットのため」とたんぱく質の豊富な魚や肉を控えている方や、ついついお菓子を食べ過ぎてしまう方は要注意です。
間食を控えて規則正しく、3食きちんと食べて肌を作るための栄養素を補給してあげましょう。
運動不足
普段は仕事が忙しくそんなに運動をする時間や習慣も無いと言う方は多いと思います。
しかし、運動不足になると身体の血の巡りが悪くなり、ニキビを招く原因となってしまいます。
ヨガやウォーキングなど身近なスポーツで良いのです。
スポーツクラブやジムに通う時間は無くても諦めず、自分の出来る範囲で運動を取り入れ、血行を良くする様に心掛けましょう。
また、運動すると汗を掻きます。
汗を掻いたら放置せずに直ぐ拭う様にしましょう。
色によって違うニキビの症状
次にご紹介するのは、色によって違うニキビの症状についてです。
ニキビは段階によって色が異なり、白→黒→赤→黄の順で悪化していきます。
それぞれの順番でニキビ症状を見ていきましょう。
きっとその中の赤ニキビの位置付けも分かるはずです。
白ニキビ
毛穴の出口が詰まる事で内部に皮脂や角質が詰まった初期段階のニキビです。
毛穴が塞がれ、皮脂がスムーズに外に排出されなくなってしまった状態です。
毛穴を塞いでしまう原因は洗顔で落としきれずに蓄積された古い角質だけではありません。
実は男性ホルモンも関係しています。
これは女性にも当てはまり、男性ホルモンの分泌が盛んになると皮脂腺の機能が活発になって皮脂が詰まるそうです。
本来女性は男性ホルモンを抑制する卵胞ホルモンに守られていますが、ダイエットや不規則な生活、ストレスなどで減ると相対的に体内の男性ホルモンが多くなります。
黒ニキビ
肌に出来ている黒いポツポツはただの毛詰まりではなく、立派な黒ニキビなのです。
黒ニキビは毛穴の中が黒ずんでいますが、炎症は無いニキビです。
とは言え、見た目には不潔に見られるかもしれません。
黒ニキビが出来てしまった場合、ゴシゴシと洗わずに洗顔料の泡で優しくマッサージして毛穴の皮脂や汚れを落としましょう。
赤ニキビ
白ニキビや黒ニキビと続き更に炎症が進んでしまったのが赤ニキビです。
赤ニキビへのスキンケアや生活の仕方は先述した通りですが、赤ニキビは絶対に潰さないで下さい。
跡も残りやすいため注意が必要です。
また、ニキビが出来ている時でも紫外線対策は行なうようにしてください。
紫外線は炎症を招く作用があり、ニキビを酷くさせてしまいます。
黄ニキビ
黄ニキビはニキビの最終段階と言われています。
膿んでいる黄ニキビはかなり悪化が進んだ状態です。
膿が出てくるとつい潰したくなりますが、ご自分でやると凹みなどの傷が残ったり、赤くなって硬くなり残ったり、悪化させる恐れがあるのでしないようにしましょう。
医療機関では膿を出す処置が出来る専用器具がありますので、皮膚科を受診する様にして下さい。
また、ニキビ跡が心配ならビタミンC誘導体の化粧水で色素沈着を予防すれば抑えられます。
その際はビタミンC誘導体化粧水でコットンパックをすると尚良いです。
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赤ニキビを良くするのは身近なケアです
いかがでしたか?
顔に出来る赤いニキビの原因から、心掛けて欲しい生活習慣までをご紹介致しました。
貴方の生活の中に何か思い当たる習慣などはございましたか?
赤ニキビは炎症の無い白ニキビや黒ニキビが悪化して炎症を起こしたニキビなのです。
痛くて痒いからと言って絶対に触ったり潰したりしてはいけません。
そんな赤ニキビにはどんな事に注意すればいいかをお伝えしました。
- スキンケア(洗顔と保湿)
- 規則正しい生活習慣
赤ニキビが出来ていても、洗顔は欠かさず朝晩の2回行なって下さい。
洗顔の後は化粧水や乳液でよく保湿をしてあげましょう。
その際グリチルレチン酸ジカリウム配合の洗顔料やニキビケア用・敏感肌用の化粧品を使用する様にしましょう。
また、ニキビを良くするには生活習慣の見直しも大事です。
- 睡眠
- 入浴
- 肌に良い食生活
- 運動
この様な事に気を付けていけばニキビの改善に繋がります。
ここでは赤ニキビについてのセルフケアについて説明してきました。
それでもニキビが改善しなかったり、不安があったりしたら、是非皮膚科に受診して下さい。
この記事を読んでいる方がニキビなどのお肌の悩みから解放され、お化粧やお洒落を楽しんで頂ける様になる事を願っています。
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