タイトル名が衝撃的ですが、肌を白くするそんな画期的な方法はあるのでしょうか。
詳しく見てみると興味深い物が見えてきそうです。
Contents
肌の地黒(元の肌が黒い)の犯人とは?
貴方は白い肌になりたい、そう思ったことありませんか?
地黒という悩みですが、地黒の言葉の意味を辞書で引いてみます。
もともと生まれつきお肌の色が黒いという悩み。
自分の肌が地黒なのかどうかを確認する為に見るところとは、日焼けによって肌の色が黒くなっている場合は全身が黒いわけではありませんよね。
ぜんぜん日焼けしていないところもあります。
- 頭皮
- 胸、おなか
- お尻
この頭皮、胸、おなか、お尻などの皮膚の色は、あなたがもともと持ってる肌の色です。
この部分が白い場合は、「日焼け」が原因で地黒に見えてるということです。
地黒の犯人は!?
肌の色は、人種による差が大きいのですが、同じ日本人の中でも色白な人もいれば、色の黒い人もいます。
地黒、色黒の人の中には、白い肌になりたいと思っている人もいると思います。
色黒、地黒と色白の違いはなんでしょうか。
繰り返しになりますが、人種によって、また個人によっても肌の色はそれぞれ違います。
それは、その人が元々もっているメラニン色素の量の差になります。
メラニンについて見てみましょう
メラニンとは色素で、人間だけでなく他の動物、植物、一部の菌類などでも形成されています。
肌色メラニン(フェオメラニン)と黒色メラニン(ユーメラニン)の2種類があります。
黒色メラニン(ユーメラニン)
髪の毛の色の違いや肌の色の違いが、黒人・白人・黄色人種の間にあるのは、肌色メラニン(フェオメラニン)と黒色メラニン(ユーメラニン)の量が異なるためです。
例えば、年を取って黒髪が白髪になっていくのは、幹細胞の衰えによってメラノサイトが生み出されにくくなり、毛根でメラニンが作られなくなる為だと考えられています。
つまり、“黒色メラニン”が多い人は肌や髪の色が黒く、“肌色メラニン”が多い人は色白である傾向です。
黒人と白人の肌の色の違いは、このメラニンの量とバランスによって決まっています。
黄色人種である日本人は黒人と白人の中間くらいのバランスだと言われています。
地黒は遺伝する?
黄色人種である日本人は肌の色があまり濃い方ではありません。
しかし、メラニンの量には個人差があり、地黒と言われる人は前記のとおり元々持っているメラニンの量が多く、それ故に肌の色が濃いのです。
逆に、太平洋側や南の地域など、紫外線の量が多い地域に住んでいる人には、肌の色が黒い人が多い傾向です。
メラニン量が遺伝するので、その土地に代々住んでいる人は、色白だったり地黒だったりするといった違いが出ることは十分に考えられます。
色白の親の子どもには色白の子が多く、色黒、地黒の親の子であれば色黒の子が多いのです。
また、遺伝ではありませんが、住んでいる地域の紫外線量によってもメラニンの量が影響します。
日焼けと地黒
年齢を重ねてくると昔よりも肌が黒くなってきたと感じる人もいると思います。
肌の色は、生まれもってのもともとのメラニンの量に影響を受けるとはご紹介した通りですが、日焼けの影響を年々うけ、その人の元の色よりも濃くなってしまうことがあります。
通常であればターンオーバーによって、発生したメラニンが古い角質と一緒にはがれ落ち、時間の経過とともに元の肌の色に戻っていきます。
しかし、加齢や、乾燥、生活習慣、食生活など色々な原因によってターンオーバーが遅れたり乱れたりすると、メラニンが正常に除かれないまま肌に残ってしまい色素の沈着を起こします。
そして、徐々に肌の色が濃くなり、地黒、色黒になったような印象を与えてしまうのです。
実は地黒に肌は守られている!?
地黒、色黒は見た目だけのことではありません。
実は肌が黒いことでお肌が守られているともいえるのです。
実は、色白ということは、それだけ紫外線に対する抵抗力が少ないということです。
メラニンは、色黒、シミ、くすみなどの原因になるので嫌われがちですが、メラニンは紫外線のダメージから肌を守ってくれているのです。
こうすることで、紫外線による皮膚がんの発生やDNAの破壊から守っているのです。
つまり、メラニン色素は肌トラブルや病気から守るためにに無くてはならない物質と言えます。
そしてまた、色白の人よりも色黒の人は皮膚ガンになりにくいというデータがあります。
肌を白くする方法のひとつ漂白剤クリームって?
ハイドロキノンがなぜ高い美白効果を期待できるのかみてみましょう。
結論を先に言うと、ハイドロキノンはメラニンに対しダブルの作用をもたらすからです。
- メラニンを無色から黒色に変化させることでシミの原因となる体内酵素のチロシナーゼを抑制したり、
- 既に皮膚に沈着したメラニン色素を、その素となるメラノサイトを減少させることで除去したりできるそうです。
そして、新たにシミができるのを防ぐだけではなく、今あるシミを薄くさせ目立ちにくくしてくれる効果も期待できるのです。
肌の漂白(ブリーチ)とは?
肌の漂白とはつまり、メラニンをなくすことです。
シミ対策として日本で有名なものだと、プラセンタやビタミンCなどがよく紹介される成分です。
通常のスキンケアで美白しようとすると、1年程度かかることも多いようです。
しかし、皮膚科で処方されている美白成分で、それらよりも10~100倍強いものがあるのです。
ハイドロキノンとは前記の通り、シミの原因になるメラニン色素の産生を抑え、メラニン色素をつくるメラノサイトそのものを減少させる成分です。
肌を白くする漂白剤成分・効果
ハイドロキノンの効果などについてご紹介してきたわけですが、歴史などを見てみましょう。
歴史
還元作用がハイドロキノンにはあります。
「ゴムの酸化防止剤」「写真の現像」などで「還元剤」として利用されており、昔から世界中で利用されてきた成分です。
このような用途で利用される中、使用している人の肌が白くなり、美白効果があると知られるようになりました。
そして、美白成分として使われだしたのです。
化粧品に色素沈着やシミなどの薬として配合され、アメリカでは多くの女性に使用されてきました。
アメリカにおいては「美白」と言えばハイドロキノンが有名でした。
日本で「ハイドロキノンベンジルエーテル」が使用されていましたが、「白斑」という肌の一部が真っ白になる肌トラブルが多発し、昭和30年代に厚生労働省が化粧品へハイドロキノンベンジルエーテルを配合することを規制し、と同時に構造が類似しているという理由でハイドロキノンにも規制がかかりました。
それで日本ではハイドロキノンコスメの認知は低いままで、化粧品で使うことは長く禁止されていました。
例えば、アルブチンなどもそのひとつです。
濃度
ハイドロキノンを使用するときに注意するのは濃度です。
一般的に安全性の高い配合濃度といわれていますが、刺激が多少ある場合があり、その分効果や即効性が低くなると言われています。
ただ、この濃度でも肌の弱い人は刺激を感じる場合があり、注意が必要です。
濃度が高いため、ピリピリとした刺激を肌に感じる場合があります。
必ずパッチテストを行なって肌に合うかどうかを確認してから使用することをお勧めします。
かぶれや赤みがでた場合は使用を中止し、また、赤みが収まらない時は、皮膚科などを受診しましょう。
一方、医療現場では5~10%で使われています。
ハイドロキノンを見てきましたが、参考に他の漂白成分も見てみましょう
モノベンゾン
モノベンゾンはメラニンを生成する細胞メラノサイトを壊し肌を脱色する漂白効果があり強力な成分です。
肌が白くなる皮膚病の白斑により、白くなった肌の色に合わせるために用いられる医療用の漂白クリームです。
皮膚への刺激はかなり強く、炎症や強いかゆみ、赤みや腫れなどの肌トラブルや、呼吸困難など深刻な副作用を招くこともあります。
アルブチン
アルブチンは植物由来の成分で美白クリームとして使用されており、作られたハイドロキノンと似たような働きをします。
メラニンを生成させる元となるチナシローゼという酵素の働きを阻害します。
チナシローゼの働きが阻害されることで、肌を黒くする黒色メラニンの生成が止まり、徐々に肌が白くなっていきます。
コウジ酸
コウジ酸は麹から発見された天然由来の美白成分です。
コウジ酸も上記のアルブチンと同様にチナシローゼの働きを阻害することでメラニンの発生を抑え、肌を白くします。
効き目が現れるまでに2~3カ月かかり、そのほかの美白成分より効果を実感するまでに時間が掛かります。
肌が白くするとどうなる?見た目、副作用など
ハイドロキノン美肌効果が高く人気があるのですが、1部の人には副作用が出てしまいます。
副作用としては、ニキビの跡、シミやくすみなどの色素がかえって濃くなってしまったり、赤みを帯びてしまうことがあるとわかっています。
もちろん、ハイドロキノンが含有される化粧品を使ったからといって必ずこういった症状が出るというわけではありませんが、使用された方の中に確かにこのような症状を訴える人もいます。
ただ、ケースによりますが、ニキビ跡が赤くなってしまった、シミの色が濃くなったという人も、しばらく使い続けることで症状が治まることがあり、7~10日と使っていくうちに赤みやシミが一気に薄くなることがあります。
これは、赤みや黒ずみが皮、角質と一緒に剥がれて、副作用と思っていた炎症が治まったりして、肌が綺麗になるということもあるのです。
状況は目で確かめつつでないと分かりにくく、使い始めは毎日のチェックが欠かせないことになります。
使用を続けても症状が治まらない場合は使用を中止し医師に相談しましょう。
また、ハイドロキノンをつけた状態で、肌が紫外線に当たると副作用が強く出てしまうことが確認されています。
日焼け止めクリームを併用すれば、昼間もつけてもいいというクリームもありますが、日焼け止めクリームの効果も時間経過や汗で低下したりして、その時に副作用が出ることがあり得ます。
副作用について心配するならば、夜間だけの使用にし、朝にしっかりと洗顔で落としておいた方が安心ですね。
朝の洗顔で手を抜いてしまうと、肌に残っていたハイドロキノンが肌に悪影響を起こすことも考慮しましょう。
ハイドロキノンは副作用の可能性があるので、使用には細心の注意を払う必要があり、肌の状態はその都度チェックしておかなければいけません。
しかし、注意して使用すれば高い漂白、美白の効果を期待できます。
ハイドロキノンを毎日の肌ケアに取り入れたい時は、正しい使用方法を確認し、安全な美白ケアを行いましょう。
肌の漂白剤はどこで手に入る?その他注意点
肌の漂白剤と呼ばれるハイドロキノンはどこに行けば手に入るのか、そんな成分のどんなところを気を付ければ良いか見てみましょう。
ハイドロキノンを手に入れるには、2つ方法があります。
- 病院で処方してもらう。
- 自分でハイドロキノン配合の化粧品を購入する。
ただ、全く同じものが手に入るわけではありません。
病院では濃度の高いハイドロキノンが使用できるのに対して、処方せんなしで購入できるのは数%以下の濃度のものだけ。
ただし、濃度が高くなれば高くなるほど効果がある代わりに副作用も強くなりますので、やはり医師の指導のもとで使用するのが安心です。
ハイドロキノン配合化粧品の使い方
二の腕の内側など皮膚の柔らかい部分にハイドロキノンを塗って、24時間放置します。
放置している間は濡らしたりしないように注意します。24時間たっても痒みや赤みが出なければOKです。
パッチテストの際に痒みや赤みが出たら、皮膚科の診察を受けてください。
- まず洗顔しましょう。
- 洗顔したあと、化粧水、乳液、ハイドロキノン配合の美容液やクリームの順番でを重ね塗りをします。
紫外線対策
ハイドロキノンを使用する際に最も注意が必要なのが外出です。
ハイドロキノンを塗った上から紫外線が当たってしまうと、かえってシミが濃くなってしまうことが報告されています。
紫外線防御指数、SPFが20以上の日焼け止めを用いたり、長袖を着たり、日傘をさしたり、対策を怠らないようにしてください。
お肌に異常が出たら
効果の強い成分ですが、反面副作用の出てしまう人も一部います。
もし、お肌に異常が出たら皮膚科等の医師に相談しましょう。
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