今回は中々治らないニキビの原因はアレルギーなのと言う事で解説していきたいと思います。
中々治ってくれないこのニキビは何なのか、肌荒れが治らない方やアレルギーを持っている方は必見かもしれません。
Contents
そもそも何故ニキビは出来るのか?
どうしてニキビが出来るのでしょうか?
多くの女性を悩ますニキビについて解説していきたいと思います。
ニキビができる原因
ニキビは毛穴に皮脂が詰まるために起きます。
その他にニキビの原因にはこんな事も言えます。
- 体質的に皮脂分泌が多い方
- 精神的にストレスと感じる時
- 不規則な食生活、睡眠不足な時
以上の3つがニキビの原因とされています。
ニキビは元々の体質や肌質にも関係してきます。
梅雨から夏にかけては暑い季節になって湿度が高くなり汗をいっぱいかくなど、皮脂の分泌が盛んになります。

そして、何か精神的ストレスを抱えている時期などもニキビが出来やすいと言えるので注意が必要です。
ニキビは自律神経に作用されやすく、自律神経が生活習慣などによって乱れるとお肌のターンオーバーも乱れてニキビが出やすくなります。
また、ホルモン分泌にも影響してくるため、ホルモンによって出てくるニキビもあります。
ニキビが出来る仕組みを知ろう
ニキビの始まりから炎症を起こすまでは以下の表の様になります。
ニキビを引き起こすアクネ菌は普段は悪い事はしませんが、空気のない状態だと増殖する性質があります。
肌が健康な時には皮脂は毛穴を通って、ベールの様に潤いを守る働きをしてくれます。
ところが、様々な原因により毛穴に皮脂が詰まり密閉された状態になるとアクネ菌が毛穴の中でどんどん増殖していき、ニキビの初期段階である白ニキビが出来てしまいます。
ニキビ初期 | 白ニキビ | 皮脂が溜まり毛穴が詰まってしまい、白い盛り上がりがある状態 |
ニキビ中期 | 赤ニキビ | 白ニキビが悪化し赤く腫れて痛みがあり、炎症を起こした状態 |
黒ニキビ | 毛穴が開いて白ニキビの皮脂が酸化して黒ずんでしまった状態 | |
ニキビ末期 | 膿ニキビ | 膿が溜まって、赤ニキビが更に悪化して炎症が激しくなり黄色い膿が見える。 炎症による毛包壁の破壊や炎症拡大も。 |
アレルギーとアレルゲン
アレルギーとアレルゲンは似た言葉ですが、大きく異なります。
アレルゲンとアレルギーの関係
アレルゲンとはアレルギーの原因となる物質です。
- 花粉、ダニ、動物の毛などの吸入性の物
- 蕎麦(そば)、鶏卵、牛乳など食物性の物
- うるし、ゴム、金属など接触性の物 など
それらの物質を摂取したり、接触した時などに起こる異常な免疫反応や拒絶反応を私達はアレルギーと呼んでいます。
アレルギーについて
アレルギーとは一言で言いますと免疫の過剰反応と言えます。
私達の身体の中にはバリア機能と呼んでいる仕組みがあります。
主に皮膚や粘膜にあり、やたらに外から身体の中に物質が入ってこない様にする働きを持っています。
このバリア機能が何らかの原因で破綻するとそこから身体の中にウイルス、細菌、或いはアレルギーの原因(アレルゲン)になるダニや埃、花粉、食物などが入り込んできます。
侵入してきた物質は攻撃するためにIgE抗体と呼ばれるたんぱく質が作られ、マスト細胞の表面にくっつく様になります。
そして、再びアレルゲンが侵入してくるとくっついたIgE抗体と結合して化学物質が放出されて痒みやじんましんなどのアレルギー症状を発生します。

アレルギー反応を引き起こしてしまう細胞や物質は実は沢山いるのです。
抗原提示細胞、リンパ球、好酸球、マスト細胞などの細胞やIgE抗体、ヒスタミン、ロイコトリエン、インターロイキンなどのたんぱく質や化学物質です。
こうした物質達が連携して様々な種類のアレルギー反応を引き起こしているのです。
抗原(アレルゲン)が体内に侵入すると血中IgEがマスト細胞と結合します。
マスト細胞(アレルギーを起こす細胞)からヒスタミンなどの化学伝達物質が放出され(脱顆粒)、粘膜や皮膚に作用して様々な症状を引き起こします。
アレルゲンの種類
アレルゲンとはアレルギー反応のうち、IgE抗体が関与する物の原因になるものの事を言います。
アレルゲンの種類にはどんな物がある?
アレルゲンの種類には様々な物質があります。
一覧にすると以下の様になります。
- 室内塵(ハウスダスト)
- ダニ
- 樹木花粉(スギ、ヒノキ、ブナなど)
- イネ科植物花粉(コムギ、カモガヤ、アシなど)
- 雑草花粉(ブタクサ、ヨモギなど)
- 真菌・細菌
- 動物
- 昆虫
- 寄生虫
- 職業性アレルゲン
- 食品
- 薬物
アレルゲンを詳しく説明すると
上記の一覧表で大まかなアレルゲンの種類を挙げました。
具体的にどの様な物を指しているのか、いくつか詳しく取り上げてみます。
室内塵(ハウスダスト)

ハウスダストには衣服などの繊維クズ、ダニの死骸、ペットの毛、花粉、タバコの煙、カビ、細菌など様々なものがあります。
その発生源の3分の1は外から入ってきます。
風に乗って窓から入って来たり、人の衣類、バッグ、持ち物に付着して入って来ます。
土砂などは靴底について来たりとその経路は実に様々です。
ダニ
先程のハウスダストの中にはダニの死骸も含まれる事を表記しました。
ダニは花粉などの季節性ではなく、通年アレルゲンとなり得ます。
ダニはヤケヒョウヒダニやコナヒョウヒダニといった物が存在しており、アレルギーが起きています。
樹木花粉
樹木花粉の大部分が国民病とも言われる2月~4月に流行する一般的な花粉症と呼ばれるタイプのアレルゲンです。
大部分はスギやヒノキですが、その他にもネズ(ヒノキ科)、シラカンバ(カバノキ科)、ハンノキ(カバノキ科)、オオバヤシャブシ(カバノキ科)、コナラ(ブナ科)などがあります。
イネ科植物花粉
イネ科の植物は上に伸びていき、背が高い植物が多いです。
その葉は細長く、その根元が茎に巻きつく様に出ています。
イネ科の植物は花粉を風で飛ばして受粉する植物のため、それがアレルゲンの方は花粉症として症状が出てしまいます。

雑草花粉
先程樹木花粉についてお伝えしました。
樹木花粉のピークが春だとしたら、雑草による花粉は主に夏や秋によく飛びます。
ですが、雑草花粉は草丈が短いですから花粉の飛散が限定的です。
代表的なのがブタクサ、ヨモギなどが挙げられます。
動物
動物アレルギーは犬や猫などの動物の毛、羽毛、フケ、唾液、糞尿(ふんにょう)などを原因とするアレルギーです。
鼻炎、結膜炎、ぜんそうなどのアトピー性疾患は動物のフケなどの抗原に対するⅠ型アレルギー反応によって起こります。
昆虫
昆虫アレルギーとは蜂や蛾(が)、ゴキブリなどの昆虫を原因として生じるアレルギーです。
昆虫に刺されたり毛虫に触れたりする事が発症するきっかけと言えます。
昆虫にアレルギーがあるとアナフィラキシーショックと呼ばれる重篤症状が引き起こされる場合があります。
アレルギー検査で原因を知る
自分の身体にどんなアレルギーがあるか、今の社会ではアレルギー検査で分かります。
現在、最も一般的に用いられているアレルギー検査は血液中のIgEを調べるものです。
IgEは採血をするだけで結果が分かる簡便な検査方法だと言えます。
アレルギー検査にはこの他にパッチテスト、スクラッチテスト、吸入試験、負荷試験などがあります。
これらにはそれぞれ目的が異なり、IgEの結果だけでアレルギーの全てが分かる訳ではないからです。
一般的には血中IgE値が高い程、アレルギーが強いと判断出来ます。
検査では血液中の総IgE値と特定の抗原に対する特異的IgEを測定します。
検査の項目は年齢や症状、問診などにより決定します。
例えば、猫を飼っていたら猫皮屑(ねこかわくず)を、3月にクシャミが酷い方にはスギ花粉を、卵を食べてじんましんが出たら卵白に対するIgEを調べる事になります。
ニキビに関係する遅延型アレルギーとは?
聞きなれない言葉だと思いますので、先ずは遅延型アレルギーについてご説明致します。
遅延型アレルギーの症状とは?
遅延型アレルギーとは、原因の食べ物を摂取した後直ぐに身体に異変をきたす即時型アレルギーに対して、遅延型アレルギーは原因の食べ物を摂取してから反応するまでに時間がかかるアレルギー反応です。
遅延型アレルギーの身体反応としては次の様な症状が表れるそうです。
- ニキビなどの肌荒れ
- アトピー
- 頭痛
- 肩こり
- 便秘
- 下痢
- うつ など
遅延型アレルギーの原因とは?
それでは、何故遅延型アレルギーになってしまうのでしょうか?
それは同じ食品ばかり食べて、身体がその食品を異物とみなすからです。
アレルギーの原因は特定の食べ物の過剰摂取です。
同じ食品ばかり食べ続けてしまうと身体がその食品を異物とみなして抗体が出来てしまう事があります。

週に3回以上食べている物や美容や健康のために毎日欠かさず食べているもの、或いはヨーグルト、ナッツ、果物と言った身体に良かれと思って食べているものがアレルギー反応を引き起こす物質(アレルゲン)である可能性もあります。
- 乳製品
- 卵
- 小麦粉
- 砂糖
上記に挙げた材料はパンやパスタ、お好み焼き粉やおやつでのケーキなどと言った現代の私達の食事に沢山使用されています。
しかし、小麦製品に偏った食生活をしている方は気を付けた方が良いかも知れません。
摂り過ぎてしまうとそのアレルギーの一つの症状として、ニキビなどの肌荒れが関係して発症してきます。
アレルギー症状の一つにニキビがあります

いかがでしたか?
ニキビとアレルギーについてご紹介致しましたが、もしニキビで悩まれている女性がいたら先ずはお医者さんへ行ってみて下さい。
その際に、アレルギーの検査も一緒にする事をおすすめします。
今回は中々治らないニキビをアレルギーを中心に書いてみました。
ニキビで悩んでいる方に向けてこの記事を書いたのですが、少しでも悩みが軽くなりましたか?
ニキビで悩んでいる全ての方とは中々言えないですが、そんな方々が自信を持ってお化粧を楽しんだり、人に羨ましがられる様な美しい素肌になってくれたらいいなと思います。
もしかしたらそのニキビはアレルギーが原因かも知れません。
そうだとしたら先ずは一人で悩まずにお医者さんに相談してみて下さい。
きっとお医者さんなら貴方の悩みに合わせて良く効く薬を処方してくれると思いますよ。
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