一度日焼けしてしまったらなかなか元には戻らない肌にお悩みの方。
日頃のフェイスケアは実行していても、ボディケアは忘れがちになっている方。
日焼けをなかったことにするためには、直後即効で72時間リカバリーケアというものが存在します。
今回は日焼けケアの基本に戻り、日焼けの仕組みってどうなっているのか、焼けたばかりのお肌には化粧水ケアで良いのか、日焼け肌から美白なお肌を取り戻す方法を知りたいといった疑問について調べてみました。
Contents
日焼けのメカニズム
何事も基礎が大事ですので日焼けのメカニズムについて少し説明します。
日焼けとは太陽光による火傷(日光皮膚炎)のことで、表皮が日光により火傷した状態のことです。
表皮といわれる一番外側の皮膚層は、角質、顆粒層、有蕀層(ゆうきょくそう)、基底層の4つの順で並んでいます。
日焼けで肌が黒くなるのは黒や黒褐色(または橙赤色)のメラニンという色素が肌に溜まることが原因です。
しかし、何かと肌トラブルの原因とされるメラニンは、人体を紫外線から守るという大切な役割を担っているのです。
表皮で働くメラニンがなかった場合、紫外線は肌の奥まで届き炎症や水膨れを引き起こしてしまいます。
要は黒くなることで後から来る紫外線を一番外側で吸収(ブロック)し、皮膚の中まで入れないようにして身を守っているのです。
その後、黒くなった肌はどうなるか。
時間が経つごとにお肌は古い角質を剥がし、新しい表皮が生まれ変わるターンオーバー(新陳代謝)を繰り返しています。
このターンオーバーが正しく働かないと、メラニンが悪者へとなってしまうシミなどの肌トラブルへとつながってしまいます。
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ターンオーバーを理解する
ターンオーバーを理解するために、肌の構造と角質層が作られるメカニズムについてまとめてみます。
皮膚は厚さは0.2mmの表皮と1.8mmの真皮で、その下の皮下組織と併せた三層構造となっています。
一番下の基底層が細胞分裂を繰り返して有棘層から顆粒層へと押し上げられて、最終的に角質層へと変化し硬いケラチン状の細胞膜が残ります。
これが角質細胞となり垢になって剥がれ落ちます。
正常なターンオーバー(肌の新陳代謝)のサイクルは、基底層から2週間で角質層に上がり角質層から垢となって剥がれ落ちるまでに2週間かかります。
このようにターンオーバの1サイクルは合計4週間程になります。
はじめの基底層から角質層になるまでの2週間は成長期間にあたり、この間に丈夫なケラチンとアミノ酸からなる天然保湿因子(NMF)と角質細胞をつなぐ役割の細胞間脂質が蓄えられます。
また、角質は無理矢理に剥がされると十分な成長ができず、皮膚の内側からの水分の蒸散を防ぐと共に皮膚の外側からの異物の侵入を防ぐという力が弱まり、敏感肌の傾向が強く出ます。
トラブルによって多く溜まった未熟な角層は不全角化と呼ばれ、剥がれる時にごっそり剥がれ落ちるようになります。
不全角化は悪循環を繰り返して肌トラブルと敏感肌の傾向性を高めるので、そのような名称が付くようになりました。
角化亢進→バリア機能の低下→乾燥→さらなる角化亢進
このように歯止めが効かなくなっています。
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焼けたばかりの肌へのケア
火傷状態でヒリヒリして痛い時の対処方法としては、低刺激で保湿力の高い化粧水を使います。
「低刺激」あるいは「敏感肌用」の表記された化粧水を選んでください。
中でもセラミド入りの化粧水は保水力が高くおすすめです。
アルコールやエタノールの配合、ビタミンCや着色料が入っているものは刺激が強くなるので避けましょう。
化粧水を使用する時は冷蔵庫に保管しておくと、保湿と冷やしの両方を得られますので非常に効果的です。
塗る時はバシャバシャと叩かず、少量ずつ優しくなじませるように塗ります。
はじめは保冷剤をガーゼやハンカチなどにくるんで幹部に当てて冷やしたり、氷水に浸したタオルやコットンを患部に当てます。
注意としては皮膚組織はダメージを受けているので、保冷剤や氷を直接患部に当てるのは止めましょう。
また、冷えピタなどの冷却シートは貼らないでください。
お肌への刺激は厳禁で後々剥がすときに、皮膚も一緒に剥がれ痛みを伴う事態になるからです。
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ターンオーバーを活かす方法
ターンオーバーの正常化において日常生活の中で継続方法を考えてみると、そのキーワードは水にありました。
成人身体は60~65%を水分で占めていますが、この割合は肌細胞も同じで、水分が不足すると肌細胞の構造は崩れてしまいます。
ターンオーバーにおいても外側の角質層が剥がれ落ちた後は、内側の未熟な細胞を保護する上でも水分が必要です。
しかし、この時の水分は化粧水などの外側のケアだけでは補い切れません。
水を飲むという内側からのスキンケアが美肌の基礎だったのです。
水は温度37~40℃と体の内部温度と同じくらいがベストで、できるだけミネラルバランスの良いものを選ぶことで新陳代謝は活発にスムーズになります。
その他にもビタミン類の豊富な野菜やサプリメントなどの栄養摂取はメラニンを抑制し新陳代謝を活性化します。
血行促進のフェイスマッサージやお風呂につかる事で新陳代謝は活発になり、年齢問わずどなたにでもターンオーバーを活かせます。
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化粧品などを使った方法
日焼けや生まれつきの色黒も毎日のケアの継続で白いお肌になることが可能です。
例えばピーリングで古い角質を剥がし、豊富な栄養成分が有効に働くヨーグルトパックは、黒く暗く見えていたお肌を明るくしてくれます。
化粧品では、ホホバオイルが無添加・無着色の天然オイル100%で優しくお肌に作用します。
1つで9役もこなす優れたホホバオイルは多くの美容効果があって、お値段もお手頃なオススメの美容オイルとなっています。
プラセンタ、セラミド、ヒアルロン酸のような美容成分が入っている商品や火傷の時の鎮静作用成分が入っているコスメは最良です。
一度冷蔵庫で冷やしてクーリング効果を高めてから肌に乗せて下さい。
また、トラネキサム酸、コラプラス等の成分は消炎作用や保湿効果あり、アロエ成分も消炎効果が有効とのことです。
ミストローションの中には抗炎保湿がある商品がありますから、外出先でもほてりを感じた時にすぐに使える利便性があって効率的です。
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日焼け対処の即効性を望むなら医療や医薬品の力を借りる
皮膚科では症状に応じてリンデロン軟膏、トプシムスプレーなどのステロイド外用薬、NSAIDs(ノンステロイドの消炎鎮痛剤)外用薬、ロキソニンなどの痛み止めの内服薬が処方されます。
また日光皮膚炎が酷く熱中症併発の場合、脱水症状まで出ているような場合には点滴治療が施される場合もあります。
火傷のレベルに対応した処方薬として出されているものには、ピュアビタミンC・抗酸化成分PQQ(ピロロキノリンキノン)を配合した美容液があります。
日本薬局方オリブ油は日焼け後の肌や火傷、かぶれの時に肌を守る役割をするので、滑らかで生き生きとしたお肌の状態にします。
因みに内側からケアできる飲む日焼け止めというものがありますが、出かける前に飲むだけで光老化を防ぐことができるので皮膚科の先生もおすすめとして紹介されています。
365日紫外線に晒されているお肌、ふと気が付いた時はヒリヒリして痛みとともに水ぶくれができてしまい、肌ケアに迷うことが多々あります。
特に敏感肌や、アレルギー体質、アトピー肌の方は、自分では日焼けレベルの判断は難しいと思います。
皮膚科の先生のお話では一般的にお肌のほてり程度の来院でも適切なスキンケアのアドバイスができるそうです。
自己判断に頼らずに専門家の話を聞くことも良いのではないでしょうか。
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日焼け肌に対する意識を大切に
いかがでしたか。
日焼けは太陽光による火傷のことで、表皮が日光により火傷した状態のことです。
表皮といわれる一番外側の皮膚層は、角質、顆粒層、有蕀層、基底層の順で並んでいます。
そして、日焼けで肌が黒くなるのはメラニン色素が肌に溜まることが原因です。
火傷状態でヒリヒリして痛い時の対処方法としては、低刺激で保湿力の高い化粧水を使います。
中でもセラミド入りの化粧水は保水力が高くおすすめです。
黒くなった肌は、時間が経つごとにターンオーバーを繰り返していますが、これが正しく働かないとシミなどの肌トラブルへとつながってしまいます。
ターンオーバーを活かす方法としては「水」が重要になります。
成人身体の60~65%は水分で占められていますが、この割合は肌細胞も同じですので、水分が不足すると肌細胞の構造は崩れてしまいます。
水は温度37~40℃と体の内部温度と同じくらいがベストで、できるだけミネラルバランスの良いものを選ぶことで新陳代謝は活発にスムーズになります。
化粧品などを使った方法も有効です。
中でもホホバオイルが無添加・無着色の天然オイル100%でお肌に優しく9つの美容効果があっておすすめです。
プラセンタ、セラミド、ヒアルロン酸のような美容成分が入っている商品や火傷の時の鎮静作用成分が入っているものも良いでしょう。
また、トラネキサム酸、コラプラス等の成分は消炎作用や保湿効果あり、アロエ成分も消炎効果が有効です。
そして、即効性を望むなら医療や医薬品の力を借りるのもありでしょう。
皮膚科では症状に応じてリンデロン軟膏、トプシムスプレーなどのステロイド外用薬、NSAIDs外用薬、ロキソニンなどの痛み止めの内服薬が処方されます。
また、日光皮膚炎が酷く熱中症併発の場合、脱水症状まで出ているような場合には点滴治療が施される場合もあります。
日常の生活においてのフェイスケアはできていてもボディケアは忘れがちです。
常に日焼け止めクリームを塗ったり帽子で日差しを遮ったりと、基本的な対策をして健やかなお肌を保たせ日焼け肌に対する意識を大切にしましょう。
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