考え方や生活習慣は国によって驚くほど違います。
日焼けに関しても欧米では「小麦色の肌」がまだステータスとされ、アジア圏では「白い肌」が当たり前の様になっています。
今回はサプリメント先進国であるアメリカの美白意識とサプリメントについて、スポットを当ててみました。
Contents
アメリカ人の美白意識とは
一昔以上前には日本でも日焼けした肌がもてはやされ、有名化粧品メーカーのポスターでも小麦色のモデル一辺倒でしたが、現在の日本では美白肌が当たり前の様になっていますし、お隣の韓国や中国では日本以上に日焼けに対して気を使います。
しかし、欧米人は真逆の考え方で、その要因の1つに地理的違いにあります。
特に北欧は日照時間が少ない関係でくる病、うつ病、骨粗しょう症の予防として日光浴が尊(とうと)ばれています。
アメリカの場合は面積が日本の約25倍と広大であり、気候も5つの区分に分けられています。
そのため、単に「アメリカの気候とは」と一括りに出来ませんが、日焼けの元となる紫外線量が極端に強い地域が多くあります。
北欧のように病気予防として日光浴(日焼け)という意識は低いと思われますが、移民の国なのでどこかに「日光浴=健康」という意識は流れているのかもしれません。
アメリカにおいては日焼けはステータスという見方があります。
封建的な時代には日焼けをしているのは外で働く労働者の証で、上流階級たる者は肌が白いと言う認識は国の如何に関わらずある様です。

近代になってからの欧米の場合、バカンスの使い方のウエイトが重くなってきており、日焼けしているのはリゾート地や別荘で優雅に過ごしていた証と見られる様です。
この辺は休暇の取り方が日本と違う事もあるのでしょう。
そして、色白は病弱、栄養不足と見られる様であり、逆に小麦色の肌は健康的と認識されます。
肌質の違い、日焼け、美白の意識に影響しています。
白色人種の方と比べると日本人の肌は表皮の角質層が薄く真皮と皮下組織は厚いとされ、日に焼けると肌は褐色になりやすい体質です。
逆に色素沈着が少なく日焼けしにくい白人は日に焼けると肌が赤くなり、時間が経つと元の白い肌に戻る事が殆どです。
この事からも、日焼けするには時間とお金がかかるため、「キレイな小麦肌=セレブ」と言う図式が成り立つのかもしれません。
しかし、肌が褐色になるのは紫外線から肌を守るメラニンの生成が良いと言う事ですので、焼けにくい白人の肌は紫外線の影響を受けやすく、日本人と比べると皮膚癌の発症率は高くなります。
以上の理由からアメリカ人が日焼け止めを塗るのは肌を焼きたくないと言うより、皮膚癌予防が主たる目的の様です。
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日本と違うアメリカのサプリ事情
サプリメントに求める要素が日本人とアメリカ人では違います。
日本ではサプリメントは栄養補助食品とされ、足りない栄養素を補給する役割を果たし、食品の延長線上にあります。
そのため、薬の様に「~が治る」と言う様な表記は認められていません。
また、健康保険制度が根付き、病気をしたら安価で病院に行ける土壌にあります。
一方アメリカではオバマ大統領が2014年1月から医療保険制度改革法により公的保険の加入を義務づけましたが、正直機能していない印象です。
2018年12月現在でもトランプ大統領が廃止すると言っていました。
アメリカでは自身の健康は自分自身で守るものと言う考えが建国当時よりあるため、保険会社による医療保険に加入している人々が多いのです。
しかし、民間の医療保険は高額なために加入していない方も多くいらっしゃるのも現状です。

その事から病気なる前に「病気の予防目的」でサプリメントを摂取する考えがあり、サプリメントの専門医までいるそうです。
もちろん、サプリメントを購入する事が出来ない方もいらっしゃるのが現実ですが、病気予防と健康でいたい気持ちがサプリメントに繋がっています。
このような実情でアメリカAmazonではサプリメントもお手頃価格かつ扱い量も多いのですが、美白サプリとなると購入する事が出来る方々は富裕層や中間層と言えます。
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アメリカのサプリメントの安全性とは

アメリカでは病気の予防のためにサプリメントを服用すると先に記載しましたが、成人の6割以上がサプリメントを使用しているとされています。
この様にサプリメントは生活に溶け込んでいるため、アメリカのサプリメントの安全性は日本より厳しいと言えるでしょう。
この背景には1994年に制定された「ダイエタリーサプリメント(栄養補助食品)健康教育法」と言う法律の存在があります。
この中でアメリカ国民の健康状態改善が国としての最優先課題として、ダイエタリーサプリメントがもたらす効果がアメリカの経済発展の基礎であるとしています。
そして、米国連邦政府は安全性を欠いた品質不良製品には迅速な処置をし、メーカーには消費者に正確な情報の開示を義務付けています。
また、アメリカではサプリメントは医薬品と食品の中間の位置づけで、古くからFDA(アメリカ食品医薬品局)とGMPと言う機関と制度で品質を厳しく義務化しています。
- FDA:医療品や化粧品の認可や取り締まりを行う機関
- GMP:医薬品の製造と品質管理に関する国際基準
このような法律と制度の下、さらに訴訟とリコールのお国柄ですから、アメリカの市場に流れるサプリメントは厳しい基準をクリアした安全なものと言えるでしょう。
しかし、日本ではサプリメントは食品としての扱いですので、この様な厳しい管理下にはありません。
サプリメントとしての品質や規格はメーカー任せの状態であり、全成分表示は義務付けされていません。
日本にも企業努力としてアメリカ製品に準拠したメーカーは存在していますが、現状としては以上の様な違いがあります。
ただし、商品として安全だから全ての服用者に何の問題も与えないかと言えばそうとは言い切れません。
次に、アメリカ製サプリメントの使用時の注意点を挙げていきます。
美白サプリの基本と効果とは?美白サプリの上手な服用と注意点とは
アメリカ製のサプリの使用の注意点
アメリカのサプリメントは日本と違い、食品と医薬品の中間に位置するため含有量が多くなっています。
そのため、日本の薬の様に成人1回につき何錠と言った飲み方をすると、自分が必要としている量より成分の摂取量が多くなってしまいます。
サプリメント先進国のアメリカと違い、私たち日本人は必要な成分を摂取量で把握すると言う習慣がありません。
アメリカ製のサプリメントはしっかりと成分の表示がされていますので、今の自分がどの成分がどの位必要なのかを把握して服用して下さい。
また、アメリカ人の体格に合わせているため含有量も多く、錠剤サイズが大きいものがあります。
錠剤であれば割って服用しても大丈夫ですので飲みやすい形で服用して下さい。

アメリカ製であれば当然全ての表記は英語で書かれています。
英語が理解する事が出来る方ならともかく、英語が理解する事が出来ない方は翻訳サイトを頼りにするしかありませんが、大抵は意味の誤った日本語に訳されてしまいます。
口に入れるものでもありますし、特にアメリカ製サプリメントは医薬品に近いものですので、サイトで購入するのであれば正しく日本語で説明された信用する事が出来るショップで購入して下さい。
サプリメントには賞味期限があります。
賞味期限の日付表示は日本の場合と違いますので注意が必要です。
日本の場合は(年/月/日)ですが、米国の場合は(月/日/年)となり、例えば2019年1月24日の場合は「1/24/19」という表記になります。
サプリメントの場合は日にちまで指定されない場合が殆どですので、「1/19」という表記は1月19日ではなく2019年1月と言う事になります。
その他の表記方法として月が英語と言う事もあります。
例えば2019年3月の場合は「MAR2019」となります。
表記されている賞味期限は未開封の状態を指しますから、開封後は表示の日付は当てにならなくなります。
サプリメントの期限の目安は開封後2ヶ月程とされていますが、保存状態にも左右されますので容量を守った上で早めに消費した方が良いでしょう。
ただし、商品によって開封後の期限の指定がある場合はそちらを守って下さい。
保存方法ですが、殆どは薬と同じ扱いなので直射日光を避け、風通しの良い乾燥した場所で保管して下さい。
また、サプリによって冷蔵庫の保存が推奨されている場合は、結露には十分注意してください。
美白サプリを使うと白髪になるって本当?その真実をお話しします
日本で購入する事が出来るアメリカの美白サプリとは
元々肌が白いアメリカ人は美白に対しての意識が低いので、ビタミン系のサプリに人気があるようです。
ビオチン 5000mcg

- メーカー名:Now Foods
- 商 品 名:ビチオン 5,000mcg
- 価 格:¥1,764(参考価格)
ビタミンB群に属する身体の正常な成長と機能に必要な水溶性のビタミンです。
糖質、脂質、たんぱく質の代謝を助けながら皮膚や髪の健康を保つのに必要な栄養素です。
また、免疫機能を促進し、お肌の健康になくてはならない存在です。
ビオチンを摂取する事で肌が生まれ変わる周期が整えば、くすみや大人ニキビ・吹き出物などを薄くする事が出来ます。
美しい髪づくりに必要な成分であるアミノ酸の代謝やコラーゲンの生成に関係し、白髪を予防して健康な髪と頭皮の維持に役立ちます。
グルタチオン500mg 60植物性カプセル

- メーカー名:Now Foods
- 商 品 名:グルタチオン500mg 60植物性カプセル
- 価 格:2,954円(参考価格:為替による変動あり)
グルタチオンはシステイン、グルタミン酸、グリシンという3つのアミノ酸で構成された小ペプチド分子であり、肝臓を始めとした身体のあらゆる細胞で生成されています。
グルタチオンは健康な免疫系機能と適切な解毒過程に不可欠です。
フリーラジカルを直接中和したり、ビタミンCとビタミンEの働きを維持する事によって酸化ストレスから身体を守るために重要な役割を果たします。
また、補完成分としてオオアザミのエキスとアルファリポ酸が配合されています。
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アメリカのサプリを日本でも
いかがでしたでしょうか?
欧米では日焼けをして小麦色の肌の方が健康的だと言う事で、日本とは美白に関する意識は異なります。
肌を白くする理由も焼けにくい白人の肌は紫外線の影響を受けやすいため、皮膚癌のリスクを下げると言う目的の様です。
サプリに関する事情も日本とは異なり、日本では栄養補助食品の扱いなのに対し、アメリカではサプリメントの専門医までいるそうです。
アメリカのサプリメントの安全性については日本より厳しく、FDAとGMPという機関と制度で品質を厳しく義務化しています。

アメリカのサプリメントは食品と医薬品の中間に位置するため、含有量が多くなっています。
アメリカ製のサプリを使用する際は日本の薬の様な飲み方をすると、自分が必要としている量より成分の摂取量が多くなってしまいますので注意が必要です。
他にも、賞味期限の日付表示の違いや保存方法などにも注意してください。
医療保険制度が日本のように充実していないアメリカでは国民の予防の意識が高く、政府のサプリメントに対するバックアップもしっかりとしています。
また、中国や韓国や近隣のアジア諸国でも、法律でGMPが義務付けられる様になりました。
日本ではサプリメントに関して先進国アメリカより20年遅れているという説もあります。
口に入れるものですから、日本人の体質に合わせた表示内容もしっかりと理解出来るものが望まれます。
日本も中国や韓国に負けぬよう、早く制度の充実を目指してほしいものですね。
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