洗顔後やお風呂上りに保湿のために使用するものといえば化粧水です。
乾燥やシミ、肌のたるみやニキビを予防するためにも日頃のケアはとても大切ですね。
昨今では天然由来の成分が配合されたオーガニック化粧水も人気です。
さて、化粧水には多くの成分が含まれていますが、「お肌や身体に危険な成分が配合されていないかな?」とふと不安に思う事はないでしょうか?
そこで今回は化粧水に含まれる気を付けたい成分や、オーガニック化粧水とは何かを中心に説明していきたいと思います。
Contents
化粧水に含まれている気を付けたい成分とは
化粧水に配合されている成分の中には注意したい成分が幾つかありますので、詳しく見ていきましょう。
合成香料(人工香料)
お肌に危険を及ぼす場合があるのが合成香料(人工香料)です。
代表的なものとしてはフタル酸エステルがあります。
成分を十分にチェックする方は成分表示を厳しい目で判断してから購入されていると思いますが、フタル酸エステルなどはフレグランスとしか表示されず、気付きづらいため注意が必要です。
合成香料の代表的な危険性は、
- アレルギー体質になる可能性がある
- 喘息になる可能性がある
- 発がん性がある
- (妊娠中の場合)赤ちゃんが奇形化・機能低下する可能性がある
フタル酸エステルなどの合成香料が配合されているかは成分表記を見ても分かりづらいですが、香料を明記せずにフレグランスとしか表示されていない化粧水は避けるのがベターです。
妊娠している方が避けたい成分
妊娠時はお肌が敏感になるため普段使用している化粧水ではお肌がピリピリする事が生じてしまうため、違う化粧水に変更される妊婦さんもいらっしゃいます。
妊娠中の場合の化粧水選びは敏感肌への使い心地に加え、赤ちゃんに及ぼす影響も考えて慎重になる必要があります。
以下の成分は避けたいものの例です。
成分名 | 悪影響とは |
合成香料 | 先に挙げた合成香料は人の身体に危険な環境ホルモンを含有しています。 生殖器官系に悪影響を与え、生まれてくる赤ちゃんが奇形化・機能低下する可能性があります。 |
ビタミンA誘導体 | ビタミンA誘導体はニキビやシワ、炎症性のくすみ対策などに効果があるため化粧水にはよく配合されているものですが、過剰な摂取は赤ちゃんの奇形化のリスクを伴います。 |
パラベン | パラベンは刺激性が強いため妊婦さんの敏感肌にダメージを与える可能性が高いです。 また、女性ホルモンの一つでもあるエストロゲンと似た働きをして胎児や母体に悪い影響を及ぼす事もありますので避ける様にしましょう。 |
アロマ成分で避けたいもの | 次のアロマ成分には子宮を収縮させる作用があります。
これらにより流産のリスクが高まってしまいますので避ける様にしましょう。 |
妊娠中に化粧水を購入する際は上記の様な成分が配合されていないかをしっかりとチェックしましょう。
美白化粧水について知ろう!化粧水による美白の効果はどんな物がある?
乾燥肌・敏感肌の方が使用する化粧水はどの様に選べば良い?
乾燥肌や敏感肌でお悩みの方の中には、今の化粧水では効果が表れないと言う不満を持たれている方もいらっしゃいます。
そんな方のためにどんな成分を配合した化粧水が適しているのか、ご説明したいと思います。
ぜひこれを参考にして今後の化粧水選びに役立ててみて下さい。
乾燥肌
乾燥肌とはドライスキンとも呼ばれている皮脂や肌の水分が不足しているお肌の状態をさし、洗顔や入浴後に肌につっぱる感じがしたり身体がカサカサしたりするものです。
乾燥しやすい箇所は皮脂の分泌が少ない肘・膝・すね・足の裏が多く、顔では目・頬・口回りが乾燥するケースが多く見受けられます。
乾燥肌を良くするためには保湿を行わなければ改善はしません。
お肌に水分をを与えるためには水溶性の保湿成分が配合されている化粧水を使用するのがベストでしょう。
水分を吸着して抱え込む高い保湿効果があり、様々な化粧水に配合されています。
- コラーゲン
- ヒアルロン酸
- エラスチン
次にご紹介する成分は無色無臭の保湿成分であり、刺激が少ないため多くの化粧水に配合されています。
- グリセリン
- ブチレングリコール(BG)
- プロピレングリコール(PG)
NMF(天然保湿因子)と言う成分が配合されている化粧水にも保湿効果を期待する事が出来ます。
アミノ酸やミネラル、尿素や乳酸などで構成されています。
年を重ねるに伴い減少していきますので、化粧水や美容液などで補う事が大切です。
敏感肌
敏感肌は洗顔料、化粧品、紫外線と言った外部刺激に対してお肌が弱くなってしまっている状態です。
普通の方が使用している化粧品でもかぶれ・かゆみ・ほてり・痛みなどの症状が生じる事があります。
敏感肌の原因は乾燥によるお肌のバリア機能の低下です。
お肌にはバリア機能という外部刺激からお肌を守る機能がありますが、様々な原因でお肌から水分を失われてしまうとこのバリア機能が低下してしまい敏感肌になってしまいます。
敏感肌の方に合う化粧水の成分にはどの様なものがあるのかをご紹介します。
セラミド
セラミドには水分を多く蓄えると言う特徴があります。
人のお肌にも存在している成分ですが年を重ねるに伴い減ってしまうため、乾燥しやすくなってしまうため外側からのケアを行う必要が出てきます。
種類が幾つかある中でもヒト型セラミドと動物性セラミドは強い保湿効果があります。
また、比較的安価な合成セラミドや植物性セラミドから試してみるのもオススメです。
セラミドが多い食品とは?不足している肌の状態から増やす方法と一日の摂取量まで!!
グリセリン
グリセリンはお肌に潤いを与えるものの中でも刺激が少なく、ヒアルロン酸やコラーゲンと一緒に使用する事によって高い保湿効果が期待する事が出来ます。
他にも肌を柔らかくしたり、肌の表面に残った古い角質を剥がれやすくしてターンオーバーを正常化したりする作用があります。
乾燥肌の原因から肌にいい食べ物まで!!男性でもできる保湿ケア!!
手作りで化粧水は作る事が出来る?
市販の化粧水選びは成分を細かく見なくてはならずに非常に労力を使います。
ですが、化粧水は誰でも簡単に作る事が出来ます。
ここでは保湿力が抜群で、誰にでもお手軽・簡単に作る事が出来るグリセリン化粧水の作り方をお教えしたいと思います。
- 精製水 90ml
- グリセリン 10ml
超シンプルな作り方!
- 化粧水を入れる容器を洗浄・熱湯消毒をする(容器の口には触れない事)
- 材料を容器に移して蓋をしてよく振って混ぜる
- 完成!
使用する際もよく振ってから使用する様にしましょう。
精製水は製造過程で殺菌されていますが防腐処理はされていませんので、冷蔵庫で保管して10日程で使い切るのが良いでしょう。
興味のある方は更に詳しく調べてみて、自分に合ったお好みの化粧水作りに挑戦してみるのも楽しいかもしれませんね。
ビタミンC配合の化粧水で美白効果は得られるの?ビタミンの働きまで徹底調査!
オーガニック化粧水とは何?オーガニック化粧水を使用するメリットとは
オーガニック化粧水は農薬や肥料を一切使用せずに植物成分だけで作られた化粧水の事です。
化学成分を含んだ化粧品を使用し続ける事で乾燥肌や敏感肌などの肌トラブルに悩まされる方が多くいらっしゃるため、現在では天然由来成分を使用したオーガニック化粧水が人気を集めています。
では、オーガニック化粧水にはどの様なメリットがあるのかを見ていきましょう。
石油由来成分を配合していないため低刺激でお肌に優しい
オーガニック化粧水のメリットはお肌への刺激が少ない事です。
敏感肌の場合は刺激を受けると症状が悪化してしまいますので、特に刺激を避けたスキンケアをしなければなりません。
刺激が少ない植物由来の成分はお肌に優しく安心して使用する事が出来ます。
お肌を改善!肌本来の美しさに
オーガニックの植物成分は、通常の栽培方法で育てられた植物成分と比べて160%以上も活性作用や抗酸化作用がある事が分かっています。
天然由来成分が配合されているオーガニック化粧水はお肌の改善に大いに役立つのです。
活性作用
活性作用によりお肌のターンオーバーが正常化されて活発になります。
すると、皮脂の分泌や古い角質の剥がれが改善され、ニキビが出来にくくなったりニキビ跡の修復が早まったりします。
抗酸化作用
抗酸化作用により細胞内の活性酸素が除去されます。
活性酸素が除去される事によりシワやシミなどの予防や改善が期待する事ができ、更にアンチエイジングも望めます。
身体の内側から効く精油の香り成分
香り成分である精油(エッセンシャルオイル)には副交感神経を優位にしてリラックスさせる効果があり、自然治癒力や疲労回復を高める効果や女性ホルモンを整える効果などがあります。
認知症やうつ病治療に効果が期待されており、アロマテラピーとスキンケアが同時に出来るのがオーガニック化粧水のメリットの一つです。
代表的な精油の効果を3つご紹介します。
優しい香りが長く愛され、古くからスキンケアにも使用されてきました。
清涼感がありスッキリとした香りが特徴で、鼻やのどなどの調子を整える事も出来ます。
また、明るく前向きな気持ちになれる作用もあり、馴染みのある香りですので広い世代の方に人気があります。
知っておきたい美白の本来の意味!美白の定義と美白ケアの基礎をお教えします!!
気になるオーガニック美白化粧水とは?
ここまでオーガニック化粧水などをご紹介してきましたが、更に美白成分に着目して見ていきたいと思います。
美白成分とはシミやそばかす、くすみなどを防いで白く透き通ったお肌を保つための成分です。
ここでは、美白成分を含んだオーガニック化粧水をご紹介していきたいと思います。
オーガニック薬用美白化粧液
- メーカー名:無印良品
- 商 品 名:オーガニック薬用美容化粧液
- 価 格: ¥2,990(税込)
8種類のオーガニック植物エキスとアロエベラ液汁を天然潤い成分として配合した商品です。
ビタミンC誘導体・ビタミンE誘導体が紫外線によるシミやそばかすを防ぎ、透明感あるしっとりとしたお肌に仕上げます。
手軽に入手する事が出来るのが大きなポイントですね。
シークワーサー ブライトニングローション(ふきとり化粧水)
- メーカー名:琉白(ルハク)
- 商 品 名:シークワーサー ブライトニングローション(ふきとり化粧水)
- 価 格:¥3,960(税込)
商品名にあるシークワーサーの他にオレンジや甘草と言ったオーガニック素材を使用しています。
たるんだ毛穴、古い角質、肌のザラつきをケアして透明感のあるお肌に仕上げます。
パラベンや合成香料などは一切使用していませんので、妊婦さんでも安心して使用する事が出来ます。
エクストラクト ローション モイスト
- メーカー名:do organic
- 商 品 名:エクストラクト ローション モイスト
- 価 格:¥4,104(税込)
高い保湿力を持つ玄米・黒大豆のエキスやお米由来のセラミド、梅果実エキスを配合しています。
更に柔らかいダマスクローズの香りが女性ホルモンを整え、お肌のコシやハリをアップさせます。
乾燥肌・敏感肌に悩む方におすすめのオーガニック化粧水です。
プチプラ化粧水は美白に効果はあるの?おすすめのプチプラ化粧水もご紹介!
お肌に優しい成分で安心の美白ケアを!
化粧水に含まれる注意したい成分を見てきました。
合成香料の他に妊娠中の方が使用を控えるべき成分が多くあります。
普段使用している化粧水に危険性がないかを確かめておきましょう。
乾燥肌や敏感肌の方に適した化粧水の成分も見てみました。
主に保湿ケアをしてお肌のバリア機能を整える事で改善する事が出来ますので、お困りの方はこの事を意識して化粧水の成分を選び、根気よくケアを行っていきましょう!
また、化粧水は手作りする事が出来ます。
綺麗なお肌を目指しつつ様々な成分を調合するのは趣味としても楽しめそうですね。
調べて作っていく過程でこの様な化粧水が手作りできるんだと新たな発見も出来ますね!
オーガニック化粧水のメリットもご説明しました。
天然由来の優しい成分はお肌にも身体にも様々な効果を発揮します。
現在使用している化粧水では今一つと言う場合には、オーガニック化粧水を使用するのもいいかと思います。
化粧水ランキングも気になるとは思いますが、成分を理解してお肌に優しい成分や貴女のお肌の状態に合ったものを選ぶ事が大切です。
これを読んだ機に貴女に合う化粧水を探求してみるのはいかがでしょうか?
ハトムギ化粧水を使用すると美白になる?ハトムギ化粧水の効果とハトムギ化粧水の使い方をご紹介します!
プラセンタ配合美容液はどうして美白に効くの?プラセンタの効果やプラセンタの安全性とは
ビタミンCの進化型、ビタミンC誘導体!ビタミンC誘導体配合美容液で美肌に!
おすすめの美白アイテムはこちら
保湿・潤い・白肌の3つのケアが同時にできる、魔法のパッククリーム「王妃の白珠」