秋や冬になると私たちのお肌は乾燥しやすくなります。
乾燥を防ぐためには保湿が必要になります。
肌に潤いを与える化粧水とはどんな物があるのでしょうか?
また、肌の保湿にはどうやら美白と関係が深いようです。
詳しく見てみましょう。
肌が乾燥する原因
肌の乾燥に悩んで様々な対策を試しているものの、なかなか改善されないという方に押さえてほしいのが肌が乾燥する原因です。
肌の乾燥する原因はいくつかありそれに合った対策を行なっていくことが大切です。
ここでは肌が乾燥する原因や保湿についてご紹介します。
間違ったスキンケア
私たちは多くの化粧品と美容情報に囲まれてスキンケアをしています。
しかし、そのスキンケアが間違っていると自ら肌の保湿能力を弱めてしまい、乾燥肌に陥ってしまいます。
皮膚科を受診する人のほとんどは皮膚疾患が原因ではなく、スキンケアが間違っていることによって乾燥肌になっているそうです。
間違ったスキンケアの中でも特に乾燥肌の最大の原因になるのがこすりすぎです。
乾燥肌でお悩みの方は以下のようなことをしていないかスキンケアの方法を見直しましょう。
こすりすぎの刺激は角質層を傷つけて肌の保水能力を低下させてしまいます。
そして、炎症を引き起こしてしまいシミ(特に肝斑・かんぱん)を発生させてしまうこともあります。
肌にとって摩擦は大敵です。
スキンケアを行う際はとにかく優しく力を入れずなるべく肌に指を触れさせないように行いましょう。
クレンジングや洗顔の回数が多すぎる
クレンジングや洗顔をすると肌の汚れや余分な皮脂だけでなく、皮脂膜や角質層のセラミドやMF(天然保湿因子)も洗い流してしまいます。
肌の水分を保持する力は細胞間脂質が80%・NMF(天然保湿因子)が18%・皮脂が2%を担っているので、これらが流出すると肌の水分保持力は激減してしまいます。
肌には回復する力があるので睡眠を取っている間にバリア機能が回復してくれます。
ですが、朝に洗顔をしてしまうと肌はせっかくの回復したバリア機能を再び失ってしまいます。
当然ながら肌にとっては大きな負担となってしまいます。
ピーリング系石鹸や化粧水の使用によっても角質が傷ついてしまい、保湿成分が流出しやすくなるので気をつけましょう。
乾燥肌は洗いすぎ厳禁
肌が乾燥しているのであれば、以下のようなことはすぐに中止するのがおすすめです。
- 朝、洗顔剤や石鹸を使ってしっかり洗顔する
- 顔を洗う時のお湯の温度が高い
- 顔を洗った後、タオルで顔をぬぐう(タオルで顔を押さえるのではなく拭いてしまう)
- 夜のクレンジングや洗顔で徹底的に汚れやメイクを落としている
普段から乾燥がひどく皮脂の分泌が少ない人は、朝はぬるま湯で軽くすすぐ程度で過ごしても良いと思います。
皮脂分泌が多い場合は酸化した皮脂のために、毛穴などのトラブルを発生させてしまう可能性があります。
Tゾーンなど皮脂分泌が多い箇所は、石鹸や洗顔剤を泡立てて全体を軽くやさしく洗顔すると良いでしょう。
美白ケアと保湿の関係性は
保湿ケアは美白ケアのカギといっても過言ではないほど深い関係があります。
保湿ケアをしないと美白ケアはできなくなってしまいます。
肌を保湿しキメが整うと潤いを保持しやすくなります。
肌にはキメと呼ばれる凹凸があって外部の影響から守ってくれる役割や水分を保つ役割を持っています。
乾燥しキメが乱れてしまうと柔軟性を失って水分保持できなくなってしまいます。
肌がうるおっていると日焼けしにくくなる
肌が潤っていると太陽の紫外線による日焼けを防いでくれます。
紫外線などの外部の影響から守ってくれる役割があり、乾燥していると肌を守ってくれる役割が弱くなってしまいます。
弱っているところに紫外線を浴びると日焼けしてしまいます。
美白化粧品を使ってスキンケアをしていても、乾燥しているとなかなか結果を得られない場合があります。
肌荒れ中は美白化粧品が負担になることもある
肌が乾燥してかゆみやかさつきなどの肌荒れの状態だった時は、美白化粧品を控えた方が良い場合もあります。
肌荒れしている状態は肌が敏感に傾いている状態です。
そのような健やかではない状態の肌に美白化粧品を使用すると、場合によってはさらなる肌荒れを招くことも考えられます。
肌荒れを防ぐ紫外線対策とは?紫外線による肌荒れを防ぐ効果的なスキンケアとおすすめグッズとは?
美白と保湿を両立するには
美白のために保湿を犠牲にするということはあまり良いことではありません。
保湿が行き届いた潤った肌という土台があるから美白ケアの意味があります。
肌が乾燥するような美白化粧品の使い方をしては良くありません。
- 化粧水
- 美容液(美白)
- 美容液(保湿)
- 乳液・クリーム(保湿)
保湿をメインにしたスキンケアのステップに美白ものを1点加える感じになります。
この順番を逆にすると油分のせいで有効成分が浸透しずらくなってしまいます。
美容液を重ねてつけるのが面倒な場合は美容液(美白)→乳液・クリーム(保湿)
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美白と保湿に必要な成分
美白と保湿に必要な成分にはどのような物があるのでしょうか?
成分名 | 効果 |
アルブチン | メラニンの生成を抑え、シミやソバカスを防ぐメラニンをつくるチロシナーゼという酵素の働きを阻害する作用によって過剰なメラニンの生成を抑制します。 シミやソバカスを防ぐ効果がある成分です。 |
コウジ酸 | 麹(こうじ)が作り出す美白有効成分であり、醤油などの発酵過程で作られる成分です。 コウジ酸はシミの予防に効果が高い美白有効成分です。 メラニンをつくる酵素チロシナーゼの活性を抑えてメラニンの生成を防ぎます。 チロシナーゼが働くのに必要な銅原子を奪って効かなくします。 |
トラネキサム酸 | シミ部位特有の現象に着目して開発した美白有効成分です。 シミの炎症状態を鎮めてシミを改善します。 美白効果やうるおい・保湿効果が期待できさまざまな化粧品に配合されています。 |
m-トラネキサム酸 | |
ニコチン酸アミド | 血行促進や美白効果を発揮するビタミンです。 ニコチン酸アミドはビタミンBの一種です。 血行を良くしたり肌荒れを改善したりする効果を発揮します。 また、メラニンの生成を抑えシミやソバカスを防ぐ美白効果も知られています。 |
ビタミンC (アスコルビン酸、 L-アスコルビン酸) |
美白効果のある生命活動に不可欠な栄養素です。 ビタミンCは強い抗酸化作用を持つ水溶性ビタミンです。 ビタミンCは身体がコラーゲンを作るときに必ず必要な成分です。 食品の他にも酸化防止剤や美白作用を生かして化粧品に使用されています。 |
ビタミンCエチル | メラニンに対して効果を発揮する、画期的な美白成分です。 ビタミンCの誘導体で壊れやすいビタミンCに工夫を施して、長持ちさせるように改良した成分です。 UVAによるメラニンの黒化を抑えます。 |
ビタミンC誘導体 | 壊れやすいビタミンCを安定に肌に行き届きやすくした成分です。 水中での安定性が非常に高く、皮膚に吸収されてからビタミンCを放出して美白効果を発揮します。 |
4MSK | メラニンの生成を抑制します。 これは溜まってしまったメラニンの排出をする効果を持っています。 |
美白有効成分 | メラニンの生成を抑えシミやソバカスを防いだり、あるいはこれに類似した効能を表示することが認められた成分です。 安全性と有効性の観点から配合する量が決められています。 |
乾燥性脂性肌とは何が原因なの?改善方法は化粧水のあの成分がポイント!!
美白と保湿にオススメの化粧水
美白化粧水を選ぶポイントとして長い期間使用できるものを見つけましょう。
持続して使うからこそ効果が実感できます。
美白化粧水を選ぶポイント | |
肌に合っているか | 肌に合わなくて肌荒れを繰り返してしまうと炎症後色素沈着の原因になってしまいます。 敏感肌の場合はパッチテストが必須です。 |
使用感で選ぶ | 毎日使うものなので使ってみた感じや香りなど気持ちが良いと思えるものを使うようにしましょう。 |
成分で選ぶ | 美白有効成分のビタミンC誘導体はマイルドで肌への刺激も少なく敏感肌でも安心です。 |
ただし高濃度な物は皮脂分泌を抑制する作用もあるので注意が必要です。
サエル ホワイトニングローションコンセントレート
- メーカー名:ディセンシア
- 商 品 名:サエル ホワイトニングローションコンセントレート
- 価 格:¥5,400(税込)
美白有効成分アルブチンを配合しています。
抗炎症作用の高いグリチルリチン酸2K配合で肌荒れも予防してくれます。
浸透力の高いヒト型セラミド配合でみなさんの肌を潤します。
ホワイトニング化粧液
- メーカー名:FANCL
- 商 品 名:ホワイトニング化粧液
- 価 格:¥1,836(税込)
肌本来の白くなろうとする力に着目して開発された美白化粧液です。
メラニンの発生を始めの段階から抑えてくれます。
さっぱりタイプとしっとりタイプの2つがあり季節や肌の質感に合わせて選べます。
お求めやすい価格で続けやすいのもポイントです。
ホワイティシモ薬用ローションホワイト
- メーカー名:POLA
- 商 品 名:ホワイティシモ薬用ローションホワイト
- 価 格:¥4,860(税込)
年齢の肌のターンオーバーの乱れてくる肌は乾燥したりごわごわしてしまい、角層が乱れたり肌のくすみも出てきてしまいます。
大人のくすんだ肌の改善と保湿のケアをしてくれるシリーズです。
肌の透明感の妨げとなる角層を潤いで満たしてくれる透明アクアプール処方を採用しています。
これにより肌に化粧品がなじみやすくなり角層の状態が整います。
美白化粧水を使って美白と保湿の両立を!
敏感肌の人は肌のバリア機能が弱くなってしまいシミやくすみができやすくなっています。
美白化粧水を選ぶときは保湿力に注目して選ぶことが大切です。
保湿力の効果が高い美白化粧水を使い続けると、肌のバリア機能が整って外部の刺激に負けにくい美しい肌を目指せます。
皆様の肌がピチピチに美しく保ち続けるように今回ご紹介しました。
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