皆さんは髪の毛も紫外線を浴びるとダメージを受ける事をご存知でしょうか?
肌の紫外線対策はしているけど、髪の毛の紫外線対策をしていると言う方は実は多くはありません。
肌は紫外線の影響で肌トラブルなどを起こしますが、髪の毛は紫外線を浴びるとどの様な事が起こるのでしょうか?
そこで今回は髪が紫外線を浴びるとどうなるのか、紫外線対策スプレーの成分や効果・持続時間はどの位あるのかなどについて、考察していきたいと思います。
Contents
髪に紫外線を浴びてしまったらどうなる?
身体の中で一番近い位置にある頭皮や髪の毛が受ける紫外線量は、顔に紫外線を浴びてしまう事と比べておよそ3~5倍以上の紫外線量を浴びているとされています。
ですが、肌を守る対策にばかり注目されがちであり、髪や頭皮の紫外線対策を行っている方は意外と少ないのが現状です。
顔もすっぴんの状態で紫外線を浴びると、肌の真皮層まで達してしまう紫外線A波の影響でシミやシワ・たるみなどの老化現象を引き起こしてしまったり、肌の表皮に強く作用する紫外線B波の影響で炎症や赤みが起きてしまったりと、様々な肌トラブルの原因となる事は知られています。
では、髪が紫外線を沢山浴びてしまうとどの様な影響が起こるのか見ていきましょう。
- キューティクルが剥がれやすくなる
- 髪が乾燥して髪に艶が無くなってしまい、パサつきが多くなる
- 髪の柔軟性が無くなってしまい、切れ毛や枝毛が増えてしまう
- 紫外線がメラニン色素を分解してしまう為、髪の色が褪せてしまい赤茶けた色になってしまう
- 髪の毛を染めても色が落ちやすくなる
- 髪の老化が進行してしまい、抜け毛や薄毛・白髪が増えやすくなってしまう
キューティクルが剥がれやすくなる
髪の一番外側を覆っているキューティクルが紫外線の影響で捲れたり剥がれたりすると、髪の中のたんぱく質や保湿成分が流出してしまい髪の水分が無くなってしまいます。
これが髪の乾燥やパサつき・艶が無くなってしまうなどの原因の一つになります。
また、強い紫外線は髪内部のシステイン結合も切断してしまいます。
このダメージにより、切れ毛や枝毛・抜け毛が増えてしまうとされています。
※システイン結合とは・・・たんぱく質やアミノ酸がしっかりと結び付き、髪の強度を保っている構造
髪の毛が褪せて赤茶けた色になる
紫外線は髪内部のメラニンを分解してしまいます。
髪内部のメラニン色素が髪の色を保っていますが、そのメラニン色素が紫外線によって分解されてしまうと髪の色が褪せてしまい赤茶けた様な色になってしまいます。
また、髪の毛を染めた場合、染めた髪の色が退色を起こしやすくなりますので特に注意が必要です。
髪内部に存在するメラニン色素は紫外線を吸収して髪を守る大切な働きがあります。
ですが、ヘアカラーはお好みの色を発色させる為にメラニン色素を分解して脱色してしまいます。
ヘアカラー後の髪は紫外線防御力が高いメラニン色素が少なくなっており、紫外線防御力が殆どない染料の色素が混在している為、紫外線の影響を受けやすくなっています。

髪の老化現象が進む
顔のお肌が紫外線を沢山浴びてしまうと、光老化という加齢などは関係のない老化現象が起きてしまう事はご存知でしょうか?
頭皮にも老化現象が起きてしまいます。
髪の毛を作る元になる毛母(もうぼ)細胞がダメージを受けて正常な働きが出来なくなってしまう事によって、抜け毛や薄毛が進行してしまうとされています。
また、毛根にある髪を黒くさせる細胞が破壊されてしまうと、白髪が増える原因の一つになります。
紫外線対策スプレーとはどういう物?
日焼け止めスプレーとは、日焼け止めスプレーの種類とメリット・デメリットを見ていきたいと思います。
日焼け止めスプレーとは
スプレータイプの日焼け止めとは、専用のスプレー缶を使用した霧状の日焼け止めの事を差します。
日焼け止めクリームと違い、塗る手間がない事や手を汚さずに済む事が女性に人気です。
その他にも、メイクの上からサッと吹きかけて使用出来たり、髪の毛の紫外線対策としても使用する事が出来るなど日焼け止めスプレーならではの特性が様々あります。
シーンに合わせた正しい使い方をする事によって、紫外線が原因で生じてしまうシミやシワを予防する事が出来ます。

日焼け止めスプレーの種類
日焼け止めスプレーには主に4種類のタイプがあります。
日頃からドラッグストアなどで見かける機会が多いガスタイプのものや、最近徐々に店頭に置かれる様になったミストタイプ。
また、紫外線吸収剤を使用したケミカルタイプや紫外線吸収剤を使用していないノンケミカルタイプがあります。
これらの日焼け止めスプレーのメリットやデメリットについて、見ていきたいと思います。
ガスを使用するタイプ
ガスタイプの日焼け止めスプレーは、高圧力で圧縮したガスを利用した日焼け止めです。
缶内部の圧力が平常状態になる際にガス化して体積が膨張し、その気化によって勢い良く噴射される仕組みになっています。
- 手が汚れずに済む
- 手が届きにくい部分にも使用する事が出来る
- 髪にも使用できる場合がある
- 短時間で広い範囲に使用する事が出来る
- ムラになる場合がある
- 顔に直接噴射してはいけない商品がある
- 水に弱く、長時間の耐久性はない
ミストを使用するタイプ
ミストタイプの日焼け止めにはガスが含まれておらず、肌に負担がかからない日焼け止めです。
化粧水の様な感覚で使用出来る事がポイントです。
但し、SPF・PA値の高い商品が販売されておらず、日焼け止めとしては補助的に使用する事をおススメします。
- メイクの上から使用する事が可能
- ガスタイプより肌への負担が少ない
- 保湿成分が配合されている為、化粧水感覚で使用する事が出来る商品が多い
- ミストタイプはSPF・PA値の高いものはあまり期待する事が出来ない
ケミカルタイプ
ケミカルタイプとは、紫外線吸収剤を使用した日焼け止めです。
色は無色透明なので白浮きする事がなく塗り心地が滑らかであり、使い心地が良いのが特徴です。
紫外線吸収剤は紫外線の防御力は高いのですが、有機化合物であるため肌に負担をかけます。
人によっては刺激を感じる事がありますので注意が必要です。
- 紫外線防御力が高い
- 無色透明で白浮きしない
- 滑らかなテクスチャーでベタつきが少ない
- 肌に負担をかける為、敏感肌の方や子どもには向かない
- 人によっては肌トラブルを引き起こす事がある
- 時間が経過すると紫外線を防ぐ効果が弱まる為、小まめな塗り直しが必要
ノンケミカルタイプ
ノンケミカルタイプとは、紫外線吸収剤不使用の日焼け止めです。
敏感肌の方や子どもにおススメであり、肌に負担を与えずに紫外線対策を行う事が可能です。
注意点として、噴射し過ぎてしまうとストッキングそのものがベタついてしまう可能性があります。
日焼け止めスプレーとストッキングは一定の距離を保ち、適度な量を使用する事がおススメです。
- 敏感肌の方や子どもでも使用する事が可能
- 肌への負担が少ないので、曇りの日や室内でも日常的に使用する事が出来る
- 白浮きする場合がある
- 使用後のベタつきがある
- 粒子が肌の上で水や脂を吸着して肌の乾燥を感じる事がある
紫外線対策スプレーの成分と効果とは
紫外線対策スプレーに含まれている成分とその効果について、見ていきたいと思います。
缶内部の圧力が平常状態になる時にガス化して体積が膨張する為、その時の気化によって勢い良く噴射されるスプレーが完成され、一般的なスプレーは大抵この様な仕様になってます。
LPGは噴射剤で直ぐに肌から揮発してしまうので、肌に全く問題がありません。
他の噴射剤では均一に勢いよく噴射しにくいので、散乱剤がムラになり綺麗に噴射されません。
ですので、エアゾール製品の日焼け止めや、お薬の噴射剤はLPGが選択されています。
エタノールはアルコールの1種であり、「エチルアルコール」とも呼ばれています。
一般的にアルコールと言うとエタノールの事を指します。
様々なオイルを溶かし、表面処理粉体を分解するのでファンデーション・メイク品・日焼け止めなどに含まれています。
紫外線対策スプレーはどの位持続する?
皆さんは肌の紫外線対策として日焼け止めクリームを塗っていると思います。
しかし、日焼け止めクリームは長時間の持続効果が無いため、2~3時間おきに塗り直してあげないと日焼け止めクリームの効果を十分に発揮する事は出来ません。
では、髪の紫外線対策スプレーは塗り直さないといけないのか、それとも長時間持続できるのか一体どちらなのでしょうか?
気温が高い時間に外出すると汗をかきますし、雨が降っている中で傘を差さずにいたら当然髪に塗ったスプレーも流れてしまい、スプレーの効果が無くなってしまいます。
と言う事は、必然的にスプレーの持続時間が短くなります。
では、汗や水でも流されにくく、長時間効果が持続する髪の紫外線対策スプレーはないのでしょうか?
色々と調べた結果、汗や水に強く長時間効果が持続する髪の紫外線対策スプレーを見つけました。
それは、後ほどご紹介するアネッサのパーフェクトUVスプレー アクアブースターです。
紫外線のダメージを減らし、耐水性テストでも80分間と言う時間に耐えられた髪の紫外線対策スプレーなのです。
この時間を見ると、スプレーの持続時間はおよそ80分は大丈夫だと言えます。
しかし、日焼け止めクリームと同様に塗り直しが必要となります。
大切な髪ですので面倒くさいと思わずにしっかりとケアをして髪の毛をいたわってあげて下さい。
おすすめの紫外線対策スプレー四選!
ここでは紫外線対策スプレーをご紹介していきたいと思います。
Le ment fragrance UV spray

- メーカー名:Cosme College
- 商 品 名:Le ment fragrance UV spray
- 価 格:¥2,310(税込)
- SPF50/PA++++
大人気の炭酸ヘッドスパシャンプー・ルメントのフレグランスUVスプレーです。
国内最高基準の日焼け止め効果があり、パラベン・エタノール・鉱物油・合成着色料は配合されていません。
白浮きせず髪や身体まで使用する事ができ、紫外線により乾燥しがちな髪やお肌を守りながら美容成分が潤いを与えます。
海藻 UVスプレー【ジャスミン&ペアの香り】

- メーカー名:La Sana
- 商 品 名:海藻 UVスプレー【ジャスミン&ペアの香り】
- 価 格:¥1,620(税込)
- SPF20/PA++
洗い流しがいらないトリートメントで売上No.1のラサーナから販売されているUVカットスプレーです。
ラサーナらしい豊富なトリートメント成分と、肌に優しい低刺激性が大きな特徴です。
紫外線吸収剤が肌に直接当たらないカプセル型UVカット成分を採用し、さらに天然由来のシアバターで紫外線ブロック力をアップしており、高透明度処方ならではの白浮きしない仕上がりです。
ANESSA パーフェクトUVスプレー アクアブースター

- メーカー名:資生堂
- 商 品 名:ANESSA パーフェクトUVスプレー アクアブースター
- 価 格:¥1,598(税込)
- SPF50+/PA++++
汗や水に触れると紫外線をブロックする膜が強くなる「アクアブースター技術」を備え、80分間にわたる水浴テストで耐水性を確認済みのスーパーウォータープルーフタイプです。
強力でありながら、美肌エッセンスを配合しているので、スキンケアしながら紫外線ダメージをしっかりケアする事が出来ます。
ママラボUVマルチスプレーM

- メーカー名:MAMA-LABO
- 商 品 名:ママラボUVマルチスプレーM
- 価 格:¥1,400(税込)
- SPF50+/PA++++
ママと子どもが一緒に使えるコスメをテーマに、安心安全なものづくりをしているママラボブランドから販売されているUVカットスプレーです。
無鉱物油・無着色・パラベンフリー・アルコールフリー・紫外線散乱剤フリーです。
日本人の肌でパッチテスト済みで、お肌に優しい商品でありながら白くなりにくい透明タイプでサラサラとした質感です。
※お子様は3歳以上の使用が推奨です。
髪も紫外線対策をしましょう

今回は髪の毛が紫外線を浴びるとどうなってしまうのかなどについて見ていきました。
肌の紫外線対策はしているのに、髪の紫外線対策をしていると言う方は多くありません。
髪の毛に紫外線を浴びてしまうと、どの様な事が起こってしまうのでしょうか?
- キューティクルが剥がれやすくなる
- 髪の内部の保湿成分が逃げてしまう事で髪が乾燥しやすくなったり、髪に艶が無くなってしまいパサつきが多くなってしまう
- 髪の柔軟性が無くなってしまい、切れ毛や枝毛が増えてしまう
- 紫外線がメラニン色素を分解してしまう為、髪の色が褪せて赤茶けた色になってしまい、髪の毛を染めても色が退色しやすくなってしまう
- 髪も老化現象が起こってしまい、抜け毛や薄毛・白髪が増えやすくなってしまう
髪のキューティクルが傷んでしまう事で保湿成分が逃げてしまい、乾燥やパサつき、艶が無くなってしまうなどの原因とされています。
また、メラニン色素を分解してしまい髪の毛が赤茶けてしまったり、髪の毛を染めても色が退色しやすくなってしまいます。
他にも髪の老化現象によって抜け毛や薄毛・白髪が増えてしまいます。
次に紫外線対策スプレーを見ていきました。
紫外線対策スプレーには次の種類があります。
- ガスを使用するタイプ
- ミストタイプ
- ケミカルタイプ
- ノンケミカルタイプ
紫外線対策スプレーは主にガスを使用するタイプの日焼け止めを差す事が多いです。
日焼け止めスプレーは日焼け止めクリームと違い、塗る手間がない事や手を汚さずに済む事が人気をよんでいます。
メイクの上から使用する事が出来たり、髪の毛の紫外線対策としても使用する事が出来るなどが日焼け止めスプレーならではのメリットです。
しかし、デメリットとしてムラになる場合がある、水に弱い、長時間の耐久性はない事などが挙げられます。
日焼け止めスプレーの持続時間は、日焼け止めクリームよりは持続時間は短めとされています。
髪の毛に紫外線を受けるとキューティクルが剥がれてしまい、髪の内部にある保湿成分が逃げ出してしまうなどの影響がある事が分かりました。
現在では日焼け止めスプレーが販売されていますので、髪にも紫外線対策を行う事が可能となりました。
肌だけではなく髪も紫外線対策をして、絹の様な美しい髪の毛と褒められると良いですね。
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