紫外線は一年中降り注いでいますが、日差しが強いと特に赤ちゃんの事が気になってしまいますよね。
WHOも紫外線対策を推進している事もあり、赤ちゃんに紫外線対策を行っているママさんも多いです。
最近では紫外線カット加工が施されたベビー服が販売されており、服を着用するだけで簡単に紫外線対策をする事が可能です。
そこで今回はベビー服で紫外線対策が出来るのか、色や素材は何が良いのか、ベビー服の種類について考察していきたいと思います。
Contents
ベビー服で紫外線対策はできる?
紫外線は年々強さを増しており、昨今では赤ちゃんの身体に悪影響を与えるまでになってしまっています。
WHO(世界保健機構)も紫外線対策を推進しています。
全ての年齢層の方々が紫外線対策を行う必要があり、特に赤ちゃんの紫外線対策が重要であるとされています。
赤ちゃんや子どもの時に紫外線を浴びてしまったら、その影響が出るのは大人になってからとされておりますので、小さいうちから紫外線対策を行ってあげる必要があります。
肌が弱い赤ちゃんの紫外線対策はいつからしたほうがいいの?
赤ちゃんの紫外線対策方法とは
赤ちゃんにしてあげられる紫外線対策方法は、赤ちゃん用の日焼け止めを直接肌に塗る方法と衣類などで紫外線から保護する方法の2つがあります。
日焼け止めの場合、日差しが気になる時に塗るだけで簡単に紫外線対策が出来る事がメリットです。
しかし、日焼け止めは時間が経つと共に効果が薄れてしまいますので、塗り直してあげる必要があります。
紫外線カット加工が施された服であれば着用しているだけで簡単に、そして確実に一日中紫外線対策を行う事が出来ます。
その為、紫外線カット加工が施された服を着用する事は、子どもの紫外線対策として効果的であると言えます。
紫外線カット加工が施された服
紫外線を服で防ぐ為に大切な事は、紫外線カット加工の施された素材を選ぶ事です。
普通の衣類ではしっかりと紫外線を防ぐ事は出来ません。
紫外線カット加工の素材には、練り込みタイプとコーティングタイプの2種類があります。
練り込みタイプは布地に紫外線カット加工のものを練り込んでおり、効果は半永久的に持続するとされています。
コーティング素材は紫外線をカットするコーティング剤を表面に塗布したものであり、効果は洗濯によって少しずつ薄れてしまいます。
また、紫外線カット率も素材によって変わってきます。
出来るだけ紫外線カット率の高い服を選んであげる事がおススメです。
ベビー服の色は何色が良い?
紫外線を防ぐ為には、紫外線の通しやすさを示す紫外線透過率が深く関係してきます。
それでは、何色が紫外線をカットするのに効果的なのでしょうか?
黒などの濃い色は紫外線を吸収してくれるので、肌まで到達する紫外線量は少ないです。
しかし、白は紫外線を肌まで通してしまうとされています。
ですので、紫外線カット効果を考えると濃い色の服を選ぶと紫外線対策には効果があると言えます。
暑い時期に全身黒づくめではおしゃれではありませんし、子どもも嫌がる可能性があります。
そこでおススメしたい色は黄色です。
黄色は染料の青紫が紫外線を吸収するとされています。
ですので、黄色の服は紫外線をカットしつつ涼しく着用する事が出来る為、夏場にはおススメなのです。
紫外線を通しにくい色 | ||
順位 | 色 | カット率 |
1位 | 黒 | 98パーセント |
2位 | 青 | 97パーセント |
3位 | 黄色 | 95パーセント |
4位 | 赤 | 94パーセント |
5位 | オレンジ | 92パーセント |
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ベビー服の素材はどの様なものがある?
ここでは季節別におススメなベビー服の素材を見ていきたいと思います。
春(3~5月)
日中と夜の温度差が激しい春は、体温調節をしやすい服を選ぶ事がポイントとなります。
赤ちゃんが体調を崩さない為にも、快適に過ごす事が出来る素材と服装を選んであげましょう。
基本的にベビー服は綿をベースとすると良いでしょう。
肌触りが良くて通気性や放湿性・吸湿性に優れており、洗濯に対するダメージも少ないのでベビー服には最適であると言えます。
綿と一言で言っても、織り方や編み方によって特徴は変わってきてしまいます。
また、糸の太さや密度によって厚さや触り心地も変わってきますので、その時期の気温に合った種類を選びましょう。
春に適した綿素材の主な種類は下記の通りです。
肌着の定番素材として通年利用されていますが、特に汗をかく季節におススメです。
薄手で柔らかな肌触りの為、主に肌着の素材として用いられています。
Tシャツなど、主に春夏ウェアの素材として使用されています。
羽毛状(表面をカットしたタイプ)とループ状があります。
服は綿100パーセントを基本としながら、気温によって薄手のもの・厚手のもので調節してあげましょう。
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夏(6~8月)
まだ体温調節機能が発達していない赤ちゃんには、服装で上手に体温調節をしてあげる必要があります。
暑い季節を乗り切るベビー服の素材を見ていきましょう。
夏におススメな素材も綿です。
通気性や放湿性に優れた綿素材は、汗を沢山かく夏にピッタリの素材です。
特に、通気性と吸汗性に優れたガーゼ、通気性と伸縮性に優れた薄手素材のフライスが最適です。
ウェアの綿素材としては、一般的に天竺(Tシャツに代表される素材)が用いられますが、夏のベビー服ではより薄手のガーゼやフライスを使用したものも多いので、気温に合わせて選んであげましょう。
秋(9~11月)
まだまだ暑いかと思えば急に寒くなる秋の季節。
特に、季節の変わり目は体調を崩しやすいので、服選びにも一層の注意が必要です。
秋口から冬の初めにかけておススメのベビー服の素材を見ていきたいと思います。
通年を通してベビー服の基本素材となるのが綿です。
肌触り・通気性・放湿性・吸湿性どれをとってもベストと言えますし、洗濯に強いのも嬉しいポイントです。
涼しくなってきたら暖かい綿素材へ衣替えをしていきましょう。
秋冬におススメの生地は下記の通りです。
保湿性に優れた少し厚めの生地で、裏表共に滑らかな肌触りが特徴です。
保湿性だけではなく通気性にも優れており、暖かく柔らかな肌触りが特徴です。
ひと際保湿性に優れているので、秋の終わりから冬の寒い時期に適しています。
夏が終わったからといって油断は禁物、秋の紫外線にも注意が必要!
冬(12~2月)
冬は保湿性の高い素材を選ぶのはもちろんの事、外出時には防寒対策をする事も重要です。
冬におススメのベビー服の素材を見ていきたいと思います。
冬も基本的には暖かい綿素材をベースに選び、特に肌着は綿100パーセントで揃えましょう。
おススメの種類は秋と同じですが、暖かい素材を使用したアウターを組み合わせて保湿性を高めましょう。
保湿性の高い素材は下記の通りです。
保湿性に優れており、ふっくらと柔らかい肌触りが特徴です。
ふっくらと柔らかい風合いで保湿性に優れているだけではなく、耐久性が有り、虫食いにも強いです。
乾きが早いと言う特徴がありますが、ウールに比べると吸汗性に劣り、毛玉と静電気が起きやすいと言うデメリットもあります。
ベビー服の種類にはどの様なものがある?
ベビー服には大きく分けると3種類あります。
- 肌着 → 直接肌に身に着けるシャツ
- ウェア → 肌着の上に着用する服
- その他の小物 → おくるみや帽子など
赤ちゃんも同じ様に「肌着」と「ウェア」をそれぞれ着用します。
一口に肌着とウェアと言っても様々な種類がありますのでご紹介していきたいと思います。
肌着の種類
肌着は赤ちゃんが直接身に着ける基本アイテムです。
大人で言う下着に当たり、機能によって様々なタイプがあります。
短肌着
どのシーズンの出産でも出番がある定番の肌着です。
股下があいているのでおむつ替えがしやすいのが特徴です。
おなかを覆う位の丈なので足を動かしてもはだけにくいです。
おむつ替えの頻繁な新生児の時期から足が動くようになる0ヶ月から3ヶ月まで使用します。
長肌着
短肌着と同じ様におむつ替えがしやすいタイプです。
短肌着よりも袖が長い為、寒い時期に使用します。
足を動かすとはだけやすい0ヶ月から1ヶ月ほどの新生児期の間しか使用しません。
コンビ肌着
股が分かれており、裾の内側はスナップ留めしてズボンの様になり、足を動かしてもはだけません。
足をバタつかせる1、2ヶ月から半年頃まで使用出来ます。
ボディタイプ肌着
股がスナップ留めしてあるので、お腹が出ない肌着です。
足が出て身体にもフィットしているので、どんなに動いてもずれません。
足をバタつかせる1ヶ月以降から歩く様になる2才頃までかなり長く使用するタイプの肌着です。
ウェアの種類
肌着と同様に幾つかタイプがあります。
メーカーによってやや名称が異なる事もありますが、基本の種類と役割を覚えておけば直ぐに分かる様になります。
ツーウェイオール
股下にスナップがあり、留め方を変える事で2通りで使用できるウェアです。
新生児の時はおむつ替えが頻繁なのでスカート型で使用し、足を動かす様になったらズボン型にします。
この様に切り替えて使用する事が出来ますので、0ヶ月から1才頃まで長く使用する事が出来ます。
ベビードレス
股下が開いており、おむつ替えが簡単なウェアです。
新生児期には男女両方に使用する事が出来ます。
足を動かす様になるまでの0ヶ月から1か月ほどの新生児期だけしか使用しません。
ロンパース
トップスとボトムスが繋がっているつなぎタイプのウェアであり、ピッタリと上半身から足を包み込み、動き回ってもお腹が出る事はありません。
パジャマとしてもおススメであり、長袖は冬から春に、半袖は春から夏に長く使用出来る基本ウェアです。
足をバタつかせる12ヶ月以降に活躍し、1才頃まで長く使用出来ます。
おススメ紫外線対策ベビー服三選!
ここでは、紫外線対策が出来るベビー服をご紹介していきたいと思います。
SOULEIADO UVカット ベビーマント
- メーカー名:有限会社フィセ
- 商 品 名:SOULEIADO UVカット ベビーマント
- 価 格:¥4,428(税込)
フードが取り外しする事が可能なベビーマントです。
紫外線カット率が93.7パーセントであり、接触冷感で触った時にひんやりした使用感があり、吸収性に優れています。
赤ちゃんの肌に優しく、真夏でも蒸れにくく快適に使用する事ができ、夏の冷房対策や赤ちゃんの体温調節にピッタリです。
プッチー&うさこ タック天竺パーカー
- メーカー名:miki HOUSE
- 商 品 名:プッチー&うさこ タック天竺パーカー
- 価 格:¥16,200~¥17,280(税込)
小さな刺繍が施されていたりジッパーのチャームの形がかわいいなど、細部までこだわっています。
紫外線遮蔽率は80パーセント以上の素材が使用されています。
暑い季節の紫外線対策や冷房対策にも便利な薄手で通気性の良い素材であり、また軽量なのでおでかけにも持っていきやすいです。
女の子はピンクにうさぎの刺繍、男の子は白地にくまの刺繍と、女の子用と男の子用のデザインがあります。
Biquette Club (ビケットクラブ ) カーディガン
- メーカー名:キムラタン
- 商 品 名: Biquette Club (ビケットクラブ ) カーディガン
- 価 格:¥2,629(税込)
花柄編み地の天竺はさりげなくかわいい素材です。
後身頃(うしろみごろ)の切替が涼しげであり、紫外線カット加工が施されているのが嬉しいポイントです。
ベビー服で赤ちゃんを紫外線から守ろう!
今回はベビー服が紫外線対策に有効なのかなどについて考察していきました。
赤ちゃんを紫外線から守る方法は2つあります。
1つは赤ちゃん用の日焼け止めを塗ってあげる事、もう1つは紫外線カット加工が施された服を着用する事です。
日焼け止めは日差しが気になる場合に直ぐに塗ってあげる事が出来ます。
しかし、日焼け止めは流れ落ちてしまいますので何度も塗り直してあげないといけないですし、肌にダメージを与えかねない点が欠点として挙げられます。
その点を考えると、紫外線カット加工が施された服を着用させてあげる事は、服を着用するだけで紫外線対策になりますので赤ちゃんの肌に負担を掛ける事はありません。
次に、何色が紫外線対策として効果があるのか見ていきました。
黒色などの濃い色は、紫外線を吸収して紫外線はあまり肌まで到達しませんが、逆に白色などの明るい色は紫外線のほとんどが肌まで到達してしまいます。
また、黄色は染料に青紫が含まれており、青紫が紫外線を吸収してくれますので紫外線カットの効果は高いと言えます。
紫外線を通しにくい色 | ||
順位 | 色 | カット率 |
1位 | 黒 | 98パーセント |
2位 | 青 | 97パーセント |
3位 | 黄色 | 95パーセント |
4位 | 赤 | 94パーセント |
5位 | オレンジ | 92パーセント |
次に服の素材は何が良いのか見ていきました。
通年を通して綿素材が良い事が分かりましたが、季節によって綿素材の種類を変えてあげる事が大切です。
- ガーゼ
- フライス
- 天竺
- パイル
- スムース
- 接結天竺(せっけつてんじく)
- ニットキルト
- ウール
- アクリル
赤ちゃんの時に浴びてしまった紫外線の影響を受けてしまうのは大人になってからです。
皮膚ガンや目の病気、肌トラブルなどの影響が出てしまいますが、場合によっては取り返しがつかない事に繋がる事もあります。
ベビー服も最近は紫外線カット加工が施された商品が販売されておりますので、紫外線カット加工が施された服を積極的に着用させてあげ、赤ちゃんが大人になった時に大変な事にならない様に紫外線対策を行ってあげて下さい。
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