太陽が強烈に降り注ぐ季節がやってきました。
太陽光線の中で紫外線はお肌にとって有害な物質です。
紫外線の影響は日光を浴びなければ受けないので、直接日光を受けない車の中ならば紫外線を浴びることはないだろうと思ってませんか?
実は紫外線は車内にも入り込むんです。
今回は車内における紫外線対策に有効な紫外線カットフィルムについて見てみましょう。
Contents
車の内はどれだけ紫外線があるの?
紫外線は車内にも入り込んできます。
紫外線には、A波、B波、C波の3種類があります。
C波はオゾン層によって遮断されるので、私達に関係するのはA波とB波です。
この2つの紫外線が肌や体に悪影響を及ぼします。
では車内ではどうでしょう?
B波はガラスが遮断してくれるのであまり影響はありませが、A波はガラスを透過してしまいます。このA波が車中に入り込みお肌に悪影響を及ぼしているのです。
A波は太陽から届く紫外線の約9割を占め「生活紫外線」とも呼ばれます。
波長が長い為、肌の奥の真皮にまで侵入して肌に蓄積的なダメージを与えます。
肌のハリや弾力を失わせて光老化を引き起こしたり、すでにできているメラニン色素を酸化させ、肌を黒くさせる作用があります。
・メラニン色素・・・紫外線が体内に侵入するのを防ぎ、肌細胞を守るために一時的に生成されるものです。
運転席にも紫外線は降り注ぐ!?車用の対策をして紫外線から身を守りましょう
体の半分だけ紫外線を浴び続けると?
これは、トラックの運転手としてずっと勤めていた69才のアメリカ人男性のお話です。
彼は28年もの間、顔の左側により多くの紫外線をずっと受け続けてきました。
その結果、顔の左半分だけがシミとシワだらけの醜く崩れた状態になっていました。
左側だけ老化現象が早く進行してしまったのです。
彼のこの症状は、ノースウエスタン大学の皮膚科学者ジャクイーン.C.ブレイバ氏とジェニファー.R.S.ゴードン氏によって見つけられ、新聞紙面に掲載されることになりました。
この男性は一度も日焼け止めを使用したことがなかったということです。
幸い皮膚がんの心配はなかったのですが、肌が受けた負担が余りに大きい為、以降はSPF30以上の日焼け止めクリームを常用するように指導されました。
紫外線A波はこのようにガラスを透過し、私たちの肌に悪影響を及ぼすものなのです。
車に紫外線対策フィルムを貼るとどのくらい効果がある?
UVカットカーフィルムというものがあります。
窓に貼る事で窓からの紫外線をカットし、日焼けの防止や室内のインテリアの色あせなどを防ぐフィルムです。
透明なものから色つきのものまであり、車内のプライバシーを守る効果も期待できます。
また、紫外線だけでなく赤外線を防ぐタイプのフィルムもあり、高い断熱効果で日焼けだけでなく熱さも防いでくれます。
市販されているフィルムのほとんどが90%以上の紫外線をカットしてくれます。
さらにカット率が高いものだと、99%カットというものもあります。
もし事故などでガラスが割れた時などに飛散を防いでくれるという効果もあります。
他にも、スポンジで塗るだけのワックスタイプや、スプレータイプなど手軽なものも販売されていますが、効果が短く1~2ヶ月位の間隔で塗り直す必要があります。
では、UVカットカーフィルムはどうやって貼ればいいのでしょう?
ディーラーで貼ってもらう
最も簡単なのは、紫外線カットフィルムをディーラーに持ち込んで貼って貰うことです。
お値段は高くついてしまいますが、新車を購入した際にオプションとして貼ってもらうという方法もあります。
コストはフィルムの種類や車種、貼る枚数などによって違ってきます。
あるディーラーでは、リヤサイド、リヤドア、バックドアの5面でおおよそ4万円程で行って貰えます。
専門業者に依頼する
ディーラーよりもコストを安く抑えることが可能です。
軽自動車だと2万円程で、普通車やワゴン車でも3万円程です。
ただし、外車などの場合はかなり高額になると思われます。
自分で貼る
コストを一番安く抑えるには自分で貼ることです。
紫外線カットフィルムはネットやカー用品店で運転席と助手席2枚で8,000円~12,000円くらいです。
自分で貼ってしまえば工賃も必要ありませんし、紫外線カットフィルム代とヘラなどの小物をそろえるだけなのでコストは最も安く抑えられます。ただし、仕上がりはあなたの腕次第です。
車に紫外線対策フィルムを貼るとどんなデメリットがある?
カーフィルムの最大のデメリットは「視界が悪化しやすい」という事です。
フィルムの色合いが濃ければ濃いほど視界が悪くなりますので、夜の運転には気をつけましょう。バックモニターが装備されていない車は特に注意が必要です。
また、フィルムの色合いが極端に濃いと車検をパスできない場合もあるので覚えておいて下さい。
車検の条件としては、運転席・助手席・フロントガラスの可視光線透過率が70%以上あれば、後部座席にはどんなフィルムを貼っても大丈夫です。
あなたの車の中にも紫外線は降り注いでいます
いかがでしたでしょうか?
車の中なら紫外線対策は必要ないと思われがちですが、実際には80%もの紫外線が車内にも入り込んでいます。
紫外線は日焼けを起こすだけでなく、しみ、しわ、たるみなど多くの肌トラブルの原因になります。夏の時期だけでなく年間を通した対策が必要です。
日本車の場合、運転席では右側だけが強烈に紫外線を浴びてしまうことになります。仕事などで長時間運転をされる方は、特に気をつけて下さい。
車内の紫外線を防ぐには色々な手段がありますが、最も有効なのは今回ご紹介した窓ガラスに紫外線をカットするフィルムを貼ってしまうことです。
しかし、紫外線カットフィルムでも100%カットできるわけではありません。
日焼けを防ぐ意味でも、日焼け止めや手袋・アームカバーを併用すればさらに良いと思われます。
チャイルドシートに肌の弱い赤ちゃんを乗せている時は、紫外線カットフィルムが必須です。赤ちゃんにとって紫外線を浴びることは肌に大きなダメージを与えることになります。
最近の車(上位クラス)には、たいていUVカットガラスが使われているようになりました。
もし新車を買うなら、すべての窓ガラスに99%UVカットガラス(紫外線カット)が使われているものがいいですね。
車の紫外線対策は?車の窓やボディはどの様な紫外線対策をすればいいの?
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紫外線は車内にも容赦なく入り込んできます。
将来の肌トラブルを予防するためにも、紫外線カットフィルムの取り付けを考えてみてはいかがでしょうか。